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2017/08/24 16:37独景気は堅調も、ユーロ高が独DAX®の重石に

(レビュー)

24日の日経平均は小幅に反落し、前日終値比-80.87円の19353.77円で取引を終えました。23日のトランプ大統領のメキシコの壁建設やNAFTA(北米自由貿易協定)に関する発言を受けて、NY市場で米株安や円高となったことが嫌気されました。また、24-26日の米カンザスシティの年次シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控え、様子見の地合いとなりました。

(今後の見通し)

23日に発表された8月の独マークイット製造業PMIは59.4と、市場予想の57.7と前回7月の58.1を上回りました。マークイットPMIでは総合PMIが55.7(前回54.7)、サービス業PMIが53.4(前回53.1)と総じて反発し、独景気の堅調さを示す結果でした。

ただし、足元の独DAX®は軟化傾向です。DAXとユーロ/米ドルとの間に常に相関性が見られるわけではありませんが、足元の決定係数R²(※)は0.85と、高い逆相関の関係が見られます。実際にDAXが6月20日に記録した過去最高値12951.54から8月11日安値11934.92まで約7.8%下落した一方で、ユーロ/米ドルは6月/20安値1.1117ドルから8月2日高値1.1909ドルまで約7.1%上昇しています。

(※)決定係数は直近13週間のデータから算出。


 

6月にポルトガルで開催されたECBの年次フォーラム以降、ユーロは堅調に推移しています。同フォーラムにおいてドラギECB総裁が、「金融政策を調整することができる」と発言し、市場がタカ派的と受け止め、ECBのQE(量的緩和)縮小の観測が高まったことがユーロの上昇要因となりました。

そのドラギ総裁は、24-26日の米カンザスシティ連銀の年次シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演する予定です。一部報道では、ドラギ総裁は金融政策について発言しないとの報道もあります。ただし、多くの中央銀行関係者の参加が予定されており、公式・非公式の発言が相場材料になる可能性があります。DAXはユーロの動向に影響を受ける可能性があり、為替動向にも目を向ける必要がありそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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