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2017/08/09 17:04北朝鮮問題のゆくえが日経平均の重石となる可能性も

(レビュー)

9日の日経平均は、大幅に続落。下げ幅は一時300円を超え、5/31以来となる19660.22円まで下落し、前日終値比-257.30円の19738.71円で取引を終えました。前日の米国市場で主要な3つの株価指数がそろって下落したことや、北朝鮮問題に絡む地政学リスクの高まりが嫌気されました。

地政学リスクの高まりから、米ドル/円が一時6/15以来となる109.74円まで下落したことも日経平均の下押し材料となりました。

(今後の見通し)

米ワシントン・ポストは8日、米国防総省傘下の国防情報局が、北朝鮮が核弾頭の小型化に成功したと分析していると報じました。トランプ大統領は、「北朝鮮が米国をこれ以上脅かすなら、世界が今まで見たこともないような炎と怒りに直面することになる」と述べ、武力行使の可能性を示唆しました。

他方、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、北朝鮮がグアムへのミサイル攻撃を「慎重に検討」していると伝えました。KCNAによると、朝鮮人民軍の報道官は、金正恩・朝鮮労働党委員長が命令を下せば直ちに攻撃計画が「複数回にわたり、連続的に実行される」と述べました。

北朝鮮は今年に入ってからも数回にわたりミサイルの試射などを実施しています。ただし、7/28(前日終値比-34.66円、深夜の試射のため週明け7/31を参考)、7/4(同-23.45円)、6/8(同-75.36)、5/29(同-4.27円)と、日経平均の反応は限定的でした。

7/31の下げは週末の米上院でオバマケア改廃法案が否決されたことによる、米政局の不透明感が主因でした。今回の日経平均の下げは、今年の北朝鮮問題に絡む下落と比較して大きく、今後の動向によっては日経平均の一段の下押しの可能性もありそうです。

今週末は、11日(金)が祝日のため3連休です。そのため、10日の日経平均はリスクを嫌ったポジション調整の売りが出やすくなるかもしれません。10日には、SQ(特別清算指数)も控えており、日経平均の一段の下落の可能性には注意が必要かもしれません。

(※)先物・オプション取引などの決済に用いられる指数。建玉を決済しなかった場合、SQ値で自動的に決済が行われる。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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