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2017/07/27 16:30本日、米耐久財受注が発表。米議会の行方にも注目か

(レビュー)

26日(日本時間27日午前3時頃)の米FOMCでは、事前予想通り金融政策の現状維持が決定されました。声明文では、「比較的早期」にB/S(バランスシート)縮小に着手するとの意向が示されました。一方で、インフレに関して、「総合物価並びに食料とエネルギーを除く物価は2%を下回っている」と記され、利上げに慎重な姿勢を示しました。

利上げが緩やかになるとの見方から米金利が低下。NYダウ採用銘柄のボーイングの好決算なども支援材料となり、NYダウは一時21742.70ドルまで上昇。米国の主要な3つの株価指数はそろって過去最高値を更新しました。

27日の日経平均は小幅に下げて始まりました。FOMCの声明文を受け、米ドル/円が下落したことが日経平均の重石となりました。ただし、下値は限定的。欧米株が全面高となったことに加え、任天堂などの好決算銘柄に買いが入ったことが支援材料となり、日経平均は一時20176.39円まで反発し、前日終値比+29.48円の20079.64円で取引を終えました。

(今後の見通し)

米FOMCでは、B/S(バランスシート)縮小の時期を「比較的早期」としました。一方で、インフレ率が目標を下回っている点を指摘し、利上げには慎重と取れる姿勢が示されました。穏やかな利上げはNYダウの支援材料となり得ますが、米ドル/円にとってはマイナス要因といえそうです。そのため、日経平均は米株と米ドル/円を睨んで、方向感の出にくい地合いが続くかもしれません。

また、米ドル/円のマイナス要因として米政治の不透明感もあげられます。米上院では25日、オバマケア改廃法案の審議再開が決定されましたが、直後に共和党の代替案が否決されました。26日には、2年後にオバマケアの大部分を廃止し、その間に代替案を策定する案が否決されました。

上院は27-28日にオーバーナイト・セッションで審議を継続する予定です。上院では各議員が修正事項を提案できるため、審議が長引く可能性があります。仮に、オバマケア改廃法案が可決されても、下院で可決されている法案とのすり合わせに数か月を要するとの見方もあります。

オバマケア改廃法案のゆくえは、9月のデットシーリングや米予算へ影響する可能性があります。審議が長引くことで、今後の米政局が一段と懸念されるようなら、市場心理にとってマイナスとなりそうです。


日本時間27日、21時30分に6月の米耐久財受注が発表されます。同指標は5月が前月比-1.1%と2カ月連続で減少しました。ただし、変動率の大きい輸送機器を除く耐久財受注は5月に同+0.1%とわずかながら改善しました。耐久財受注は設備投資の先行指標とされており、今後の米景気を見るうえで注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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