株価指数デイリー・レポート

株価指数の市況や分析・展望を配信。

2017/07/26 16:30米FOMCや英第2四半期GDPに注目

(レビュー)

25日のNYダウは前日(24日)終値比+100.26ドル高い21613.43ドルで取引を終えました。S&P500とナスダックはそろって過去最高値を更新。マクドナルドやキャタピラーなどの好決算銘柄の上昇が指数を押し上げました。また、WTI原油先物が続伸し、エネルギー関連株の支援材料となりました。

25日に発表された7月の米消費者信頼感指数が121.1と市場予想の116.5を上回ったことや、米上院で、オバマケア改廃法案の審議開始が決定されたことも市場心理にプラスとなりました。

26日の日経平均は、前日の米株高、米ドル高(円安)を好感し、寄り付きから2万円を回復し、20098.14円で始まりました。ただし、米FOMCの結果発表(日本時間27日午前3時ごろ)を控えた様子見の地合いから徐々に上げ幅を縮小。前日終値比+94.96円高い20050.16円で取引を終えました。

(今後の見通し)

日本時間26日17時30分に英第2四半期GDPが発表されます。英GDPは2016年第3四半期の前期比年率+2.3%から2四半期連続で伸びが鈍化しています。第2四半期GDPの市場予想は同+1.7%と伸びが一段と鈍化する見込みです。

ブレグジット(英国のEU離脱)に関する英国とEUとの交渉の方針がいまだ示されていないこともあり、英経済への影響が懸念されます。実際に、金融機関などが欧州の拠点をロンドンから英国外へ移す動きも見られます。ブレグジットによる経済への悪影響が懸念される中で、成長率が一段と鈍化すれば、英FTSE100の重石となるかもしれません。

米FOMCの結果について、市場では金融政策の現状維持が決定されると見込まれています。声明文で、今後の利上げペースやB/S(バランスシート)縮小に関するアナウンスメントなどがあるか注目です。仮に、B/S(バランスシート)縮小に関するアナウンスメントがあれば、米ドル/円の上昇要因となりそうです。FOMCの結果はNYダウにも影響しそうです。そして、それらの動向は、明日の日経平均の動意となる可能性があります。

米上院では、オバマケア改廃法案で進展が見られました。ただし、審議の開始決定は僅差で、米民主党は依然として改廃に反対の姿勢を示しています。共和党内も、オバマケアの完全撤廃を主張する強硬派と無保険者の増加を懸念する穏健派との間で意見が分かれており、意見の調整は難航しそうです。オバマケア改廃法案の行方は前途多難です。


経済指標では、原油の週間在庫統計に注目です。24日、石油・天然ガス大手のアナダルコ・ペトロリアムは第2四半期決算での赤字を受けて、設備投資を縮小する意向を示しました。また、サウジアラビアが8月の原油輸出量の削減を表明したことで、供給過剰懸念がやや後退し、足元のWTI原油先物は堅調に推移しています。

EIA(米エネルギー情報局)によれば、米原油在庫は3週連続、ガソリン在庫は5週連続で低下しています。在庫の減少傾向が続いていると確認され、原油価格が堅調に推移すれば市場心理にプラスで、NYダウの支援材料となりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

※当レポートは現物株を対象としています。

バックナンバー

  • 2018/08/15 16:02市場の関心は米経済指標へ!? NYダウの上値メドは?(本日のレビュー)15日の日経平均は反落。終値は前日比151.86円安(-0.68%)の22,204.22円でした。中国株や上海株の下落のほか、日本のゲーム関連…
  • 2018/08/14 15:25日経平均は引き続き、レンジ内で上下動(本日のレビュー)14日の日経平均は大幅に反発。終値は前日(13日)比498.65円高(+2.28%)の22,356.08円でした。トルコリラの下落が一服したこ…
  • 2018/08/13 16:47金融市場の関心はトルコリラの動向へ!?(本日のレビュー)13日の日経平均は大幅安。前営業日(10日)終値比440.65円安の21,857.43円で取引を終えました。トルコリラをめぐる懸念から10日の…
  • 2018/08/10 16:34日経平均の上昇余地は!?【相場材料】企業収益とバリュエーション【ポイント1】日経平均の予想EPSは、他の主要国株価指数のそれと比較しても底堅い【ポイント2】予想PERによれば、バリュエ…
  • 2018/08/09 15:27米英政治の不透明感は株価の重石となる可能性も(本日のレビュー)9日の日経平均は前日比-45.92円と続落し、22598.39円で取引を終えました。米ドル/円が一時110.70円まで下落したことが日経平均の…

「株価指数デイリー・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

株価指数CFDをご検討の方へ マネースクエアはあなたの資産運用のパートナーとして、革新的なアイデアを提供し続けます。
各種取引ツール M2J株価指数CFDでご利用いただく取引ツールについてご案内します。 各種トレードツール
ページトップへ