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2017/07/20 16:24日銀は現状維持。本日はドラギECB総裁の会見に注目

(レビュー)

19日のNY市場では、米長期金利の低下を受けてハイテク関連などのグロース株が上昇。NYダウは21640.75ドルまで上昇し過去最高値を更新しました。S&P500とナスダックも続伸。18日に続き過去最高値を更新しました。

20日の日経平均は続伸。主要な3つの米株価指数がそろって過去最高値を更新したことが好感されました。午後に日銀は金融政策の現状維持を決定しました。同時に公表された「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」では、前回2018年度頃とされていた2%の物価達成時期は2019年度頃へ先送りされました。日銀の結果を受けて、米ドル/円が112円台を回復。日経平均は一時前日終値比136.25円高の20157.11円まで上昇し、20144.59円で取引を終えました。

(今後の見通し)

日本時間17時30分に6月の英小売売上高が発表されます。5月は前月比-1.2%と大きく落ち込みましたが、昨年1月以来の大幅な伸びとなった4月(同+2.5%)の反動とも受け取れそうです。ロイターによれば、6月は前月比+0.4%と予想されています。小売売上高が市場予想を下回った場合、英FTSE100には下押し圧力が加わるかもしれません。

英景気はブレグジット(英国のEU離脱)決定後も堅調な個人消費に支えられて比較的堅調でした。しかし、英ポンド安の影響もあり、インフレが加速。インフレ率を考慮した実質所得が前年比マイナスとなり、足元では景気に鈍化傾向が見られます。

実際に、今年の第1四半期GDPは前期比+0.3%と昨年の第4四半期の同+0.6%から伸びが鈍化。景況感指数であるPMI(マークイット公表)は景気拡大局面の50を上回っていますが、足元で低下しており、一段と鈍化する可能性もありそうです。英景気への警戒感が高まればFTSE100は上値の重い展開となるかもしれません。

本日はECB理事会があります。ECBはQE(量的緩和)の縮小にシフトしつつあります。金融政策は現状維持が見込まれていますが、ドラギ総裁の記者会見でQE縮小に関するヒントが示されるのか注目です。仮に何らかのヒントが示された場合、日銀との金融政策の方向性の違いから、円安要因となり得ます。その場合、明日の日経平均にとってプラスとなりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。
 

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