サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/05/31 10:06流れが変わるか【第110回】

ニュースを観ていると、世界情勢が目まぐるしく変化していますね。
そうですね。兎にも角にもアメリカのトランプ大統領を中心に動いています。それまでの決定も一転二転とするので、振り回されないようにしなくてはなりませんね。
ところで、先日、日経225も久しぶりに23,000円台を回復しましたよね。しかし、その後、下げてきました。NYダウも少し勢いがなくなっているような気がしますし、どことなく流れが変わったかのような気もするのですが。
K太さんが言うように、23,000円台に乗せた後の日経225の動きは鈍いですよね。では、K太さんが『流れが変わったかもしれない』と思う根拠を教えてください。
『流れが変わる』といのは、『トレンドが変わる』ということと同じだと考えています。ですので、テクニカル分析のうちトレンドを分析するのに長けているツールを見ていて感じたのです。
具体的に言うと、どのテクニカル分析ですか?
まず、10日の移動平均線を見ています。移動平均線というのは、向いている方向にトレンドが出ていて、しかも現在値が移動平均線の上方に位置している時にはマーケットが好調な時である、と教えてくれましたよね?
はい。それは移動平均線の特徴ですからね。
日経225は3月に安値を記録した後に反発していますよね。この間、10日の移動平均線を下回ることなく推移していたのですが、直近割り込んできてしまいました。
ちゃんと移動平均線を上手に活用していますね。
ありがとうございます。1月の高値の時にも同じように10日の移動平均線を割り込んでから下落していましたよね?
はい、たしかに下落をしています。でも、せっかく良いところに着眼しているのに申し訳ありませんが、3月や4月にも10日の移動平均線を割り込む場面はありましたよ。
でも、今回は10日移動平均線の上方を比較的長い期間に亘って推移していましたし…。
それは、今、5月末までのチャートを見ているから、そのように判断できるのかもしれませんよ。私たちは常に『今』という時間で判断をしないとなりません。では、僕の方からヒントを差し上げましょう。同じトレンド分析をするMACDを見てみてください。どうですか?
あっ、MACDとシグナルがクロスをして『売りシグナル』が出ています。しかも、1月と直近の売りシグナルは、MACDの値がプラスの時のシグナルですので、上昇トレンドが終わった可能性がある、ということになりませんか?

挿絵

その通りです。今回のMACDの売りシグナルは比較的きれいに出現していますね。では、せっかくの機会ですから、他のテクニカル分析にはどのように表れているかについても、確認してみましょう。
よろしくお願いします。
RCIを見てください。これは計算期間を20日間にしています。
RCIというのはRSIと違いましたよね。たしか、-100から100までの数値で表されるテクニカル分析だったような気がします。
はい、その通りです。順位相関指数とも言い、買われ過ぎ・売られ過ぎを分析するテクニカル分析です。特に、上昇が続くと100に接近したまま横這いになります。その横這い状態から下落に転じたのが鮮明になる時が『売りシグナル』になると言われています。
確かに、このところ100近い水準で横ばいに推移していたのが、ここにきて下落が強くなっていますね。これも、流れが変わっている可能性があるわけですね?
はい。そして、もう一つ、RSIを見てください。
今度はRSIですね。
細かいのですが、日経225の値動きとRSIの推移を見てください。日経225は上昇が続き23,000円台に乗せてきましたよね。これは高値を更新し買われ過ぎ状態が続いているということになります。
たしかに23,000円台まで上昇が続いている。
ところが、RSIのグラフを見ると、日経225が23,000円台に乗せる前にRSIの高値があり、やや右肩下がりに推移しています。
あっ、本当ですね。株価とRSIの方向が逆になっています。
そうなのです。これを『ダイバージェンス』または『逆行現象』と言います。
このダイバージェンスというのは、どういうことを示唆しているのですか?
はい、この場合、テクニカル分析が向かっている方向に動く確率が高い、と言われています。つまり、価格は上昇しているにも拘わらずRSIが右肩下がりであれば、価格も下落に転じる可能性があるということなのです。

挿絵

なるほど、ダイバージェンスは面白いですね。あれ?1月の高値を付けた時のRSIですが、この時も株価は上昇し24,000円台に乗せてきたにも拘わらず、RSIは右肩下がりになっています。これもダイバージェンスですよね?
はい、その通りです。この1月の方が鮮明に表れていますよね。マーケットが大きく上昇したり、下落したりした時にはRSIなどのダイバージェンスが生じやすいので注意して観察した方が良いですよ。
これは日経225ではなくても、個別株やFXなどにも通用する話ですか?
もちろんです。
これは良いことを教えてもらいました。このダイバージェンスが生じている銘柄などを探してみるというのも一つの方法ですよね。
たしかに、一つの方法だと思いますが、先ほども説明した通り、常に高値付近、安値付近でそのような状況を必ず形成するということではありません。
わかりました。見つけることが出来たら、ということですね。ありがとうございました。
頑張ってください。

感想

筆者プロフィール

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川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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