サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2016/07/14 08:39『移動平均線』で相場のトレンドを掴む!【第15回】

今日もよろしくお願いします。
早速ですが、1つ質問をしてもいいですか?
よろしくお願いします!
もちろん、質問は大歓迎ですよ!
最近少しでも投資に慣れようと、時間のある時に日経225のチャートを見るのですが、株価の動きも激しくて難しいなぁ、と思ってしまいます。
ここから上昇する、ここから下落をするというタイミングがわかる便利な方法なんて・・・ないですよね?
このタイミングで売買しなさい、と的確に示してくれるツールは残念ながらありません。あったら、僕も教えてほしいです。でも、今の質問は良い質問ですよ!
本当ですか!いい質問でしたか!
はい、そう思います。では、今日はトレンドの話をしたいと思います。
ところで、価格の動きには大きく分けて2つのパターンがあります。
2つのパターンですか?それは、上昇と下落の2つですか?
確かにそれも2パターンですが、ここで紹介したいのは、トレンドが出ている状態とトレンドが出ていない状態です。
トレンドが出ている状態と出ていない状態・・・
もう少し具体的に教えていただけますか?
相場には、上昇ないしは下落といったトレンドが出ている状態と、上昇も下落もトレンドが認められない状態の2つに分けることができるのです。
なるほど・・・トレンドが出ている状態はなんとなくわかるのですが・・・
トレンドが出ていない状態というのをもう少し詳しく教えてください。
トレンドというのは、未来永劫、上昇トレンド、下落トレンドが続くわけではありません。どこかで、上昇や下落は止まります。
そして、その後に現在のトレンドとは逆の方向に動き始めたり、トレンドが終了した水準でしばらくひと休みをするような形で横這いに推移したりします。よく相場では『レンジ相場』、『もち合い』などと言います。
つまり、ある程度の範囲内で価格が動いている状態、ということですか?
その通りです。
ということで、トレンドとレンジの2つのパターンというわけです。
そうか!よくわかりました。

そして、まずはトレンドを掴むことが重要になってきます。やはり、相場がどちらの方向に動いているのかの把握は大事ですからね。
トレンドを掴む、というのはビジネスをする上でも大事なのはわかります。でも、相場の世界でトレンドを掴む、というのは言葉では簡単ですが、難しい印象を受けます・・・
安心してください!
まずは、簡単にトレンドを把握できる方法を紹介します。
それはありがたいです!
相場の世界でトレンドを掴む1つの方法に『移動平均』という考え方があります。例えば、10日間であれば10日間の終値を合計してデータ数の10で割ることで求めることができます。
20日間であれば20日間の終値を合計して20で割り、50日間であれば50日間の終値を合計して50で割る。つまりは平均値を求めるのですね。
その通りです。そして、その移動平均を線で結んだ『移動平均線』を使ってビジュアル的にもトレンドを確認していきます。
平均値の推移を観察することで、調子が良いのか悪いのかを判断するということですね。ビジネスと同じです。
おっしゃる通りです。移動平均線を描くことで、流れ、すなわちトレンドがわかるのです。
会社の業績や商品の売上でも平均値を使ったりするのと同じだから、よくわかります!
では、ここで移動平均線の特徴を解説しましょう。まずは移動平均線が描かれたチャートを見てください。これは10日間の移動平均線です。
はい!よろしくお願いします。

移動平均線の特徴は3つあります。まず1番目は『移動平均線が向いている方向にトレンドが出ている』ということです。
それは移動平均線が右肩上がりの上昇をしていれば『上昇トレンド』、逆に右肩下がりに推移していたら『下落トレンド』ということですね。
その通りです。そして、横這いになっている時はトレンドが現れていない、と判断することができます。
確かに、移動平均線を見ると向かっている方向に株価が動いているのがわかります。わかりやすくて便利です。
でしょ!
2番目は『トレンドと逆の動きが出ても吸収してくれる』という特徴です。
ん?どういうことでしょうか?
例えば、下落トレンドが続いているとしましょう。下落トレンドだからと言って、トレンド終了時まで毎日下落しているわけではありません。下落トレンド最中でも上昇する日はあります。その時『下落トレンドは終了したのかな?』と考えてしまうことがあります。1つ1つの動きを見ると迷う、ということです。でも、平均値であれば上昇した日も全体的な計算の中で取り込まれて、下落トレンドを維持してくれるのです。
慌てないで済むということですね。便利だな!
こうなると3つ目の特徴も気になります。
3つ目は大変役に立つ内容だと思いますよ。
まず、『もし投資家が売買できる価格というのがその日の終値だけ』と仮定したとしたら、移動平均は何を意味することになると思いますか?
うっ、何だろう・・・取引値段の推移ということですよね?
はい、実は取引の平均コストを表すことになります。
そっか!終値でしか取引できないですからね。
そうなると、移動平均線というのは取引コストを表す線になりますので、その移動平均線よりも現在値が上方にいる時は多くの投資家が利食える状態、すなわち相場が良い状態、逆に移動平均線よりも現在値が下方にいる時には相場が良くない状態、と判断することができます。
いやぁ!なるほどね!わかります、わかります!
これは便利な見方ですね!

実際には、終値ではなく高値付近や安値付近といったいろんな価格で取引が行われているのですが、移動平均線というのはおよそ投資家の取引コストを表す線に近いと考えても良いと思います。ということは、ローソク足が移動平均線を超えてくると「良い相場に転換」、逆にローソク足が移動平均線を割り込むと「悪い相場に転換」と考えることができるのです。
こんなふうにポイントを押さえてチャートを眺めると、確かにトレンド、株価の動きがわかりやすいです。
今日もありがとうございました。
是非、活用してみてください!ありがとうございました。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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