サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/03/29 11:09実践のペナント型【第102回】

いやぁ、ビックリしました。2月に入ってからのNYダウの大暴落騒ぎも落ち着いてきて、いよいよ4月から新年度で期待が持てそうだと思っていた矢先に、NYダウが先週末の2日間で1,000ドル以上も下落だなんて。
僕もちょっと驚きました。NYダウはだいぶエネルギーが溜まっていたので、そろそろどちらかに放れるかなと注意をしていたのですが、まさかのいきなり大きな下落でしたよね。
すみません、ちょっと訊いてもいいですか。なぜ、エネルギーが溜まっているというのがわかったのですか?
K太さんもだいぶ勉強しているようですが、NYダウの値動きに気が付きませんでしたか?
えっ、私はNYダウはだいぶ落ち着いた動きをしていたので、ここで大きく動くなどとは思いませんでした。
実は、NYダウが大きく下落する前日に僕は自身のSNS上で『NYダウにエネルギーが溜まった。そろそろ大きく放れるであろう』と書き込みました。それにはどのような根拠があったのかというと、NYダウの日足のチャートです。
そうなのですか、ヒントがNYダウの日足にあるのですか?
はい、目を凝らして良く見てください。
いや、わかりません。教えてください。
ヒントは上値抵抗線と下値支持線を書いてみることです。
上値抵抗線と下値支持線ですが・・・あれ、これって何て言いましたっけ?
おっ、気が付きましたね。はい、ペナント型の三角もち合いです。昔、観光地で売られていたペナントに似ているので、ペナント型と言います。

挿絵

たしか、このパターンは三角形の先端に向けてエネルギーが溜まっていくというイメージでしたよね。
はい、その通りです。教科書では簡単に説明されていますが、今回のように実践を通じてちゃんと見つけられるようにしないといけません。
わかりました。知識と実践をつなげられないとダメですよね。ところで、この場合、どちらに放れるのかという方向性は事前にわかったりはしないのでしょうか?
残念ながら、どちらの方向に放れて行くのかはわかりません。ペナント型の三角形の先端に近づくにつれて同事線のような実体部分の小さいローソク足が出現します。こうした動きが『そろそろ放れるぞ』のサインとなります。そして、放れたのを確認し、放れた方向に付いていくのが基本です。
なるほど。では今回もそうですが、放れた際、どれくらいの水準まで上昇ないしは下落するのかはわかりますか?
これはある程度の予測はできます。図を見てもわかるように、ペナント型は上値抵抗線と下値支持線を描くことでわかるのですが、パターンの起点となっている高値ないし安値の水準こそが目標になってくるのです。
ということは、もう少し下落する可能性はあるということですね。
そうですね。先日の安値の23,000ドル前後は意識されると思います。
じゃあ、当分は先日の最高値を更新するのは難しいでしょうか?
上値は更に重たくなった、と言えるでしょう。上放れたのであれば、先日の最高値の水準を目指した動きが期待できたのですが、逆に振れましたからね。
この後の値動きの中で、気を付けるポイントはどういうところにありますか?
まずは先日のザラバ中、つまり取引時間中の安値水準23,000ドル前後で下げ止まるのか否かがポイントになります。しかも、この23,000ドル台の水準は昨年の11月の下値としても確認することもできます。そうなれば、ダブルボトムを形成することが考えられます。
そっか、ダブルボトムの可能性があるのですね。そうなると、ネックラインの水準の25,800ドル前後が上値のメドになるということになるでしょうか。
K太さん、値動きの分析に慣れてきましたね。その通りです。ネックライン水準を超えることが出来ない限り、基本的には上値の重たい展開になるということです。でも、その前にペナント型の三角形の上値抵抗線に気を付けなくてはなりません。
この上値抵抗線を伸ばしていくとダブルボトムの水準が底辺となって、三角形になりますよね。だから、その上値抵抗線を超えていかないとネックライン云々の議論にもならないということですね。
その通りです。
逆に、安値水準を割り込んでしまったら、どのようなポイントがあるのでしょうか?
この場合はいくつかの価格の予測方法がありますが、僕がよく用いる一目均衡表のE計算値だと20,000ドル前後の水準が考えられます。ただ、これは大きく下落した場合のパターンです。
今の水準からまだ3,000ドル近くも下がるとなると、これは大変ですよね。
ですから、これは大きく下落した場合のケースです。まずは2月の最高値から下落した値幅を戻り高値の25,800ドルから引く、つまりN計算値を取ると22,500ドル前後になります。まずはこの水準に注目したいと思います。

挿絵

よくわかりました。解説を聞いていると、本当に価格のポイントがよくわかります。ところで、やっぱり動く要因の一つはトランプ大統領ですか。
そうですね。『米中の貿易戦争』とまで言われていますが、どのあたりで落ち着くのか否かなどに注目する必要がありますね。
働き方改革で『ブラック企業』という言葉が出てきますが、トランプ大統領は大統領の立場でさえあのような行動を取るのですから、個人的にはトランプ大統領が経営している会社には、ちょっと勤めたくないです。
なるほど、そういう意見が出てしまうかもしれませんね。
これからも本当に彼の行動からは目が離せないですよね。今日もありがとうございました。
お疲れさまでした。

感想

筆者プロフィール

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川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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