サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/03/22 09:36テクニカル分析の種類【第101回】

よろしくお願いします。前回、国内政治の問題で『マーケットは森友問題をあまり意識していない』という話でしたが、改ざんが明らかになりその後の政府の対応も含めて泥沼状態に入ってきましたよね。と同時に、相場も反応しているような気がするのですが。
はい。先週段階の相場では意識した動きは見られなかったのですが、与党の中からも政府に対する異論が出てくるあたりから、雲行きが怪しくなってきましたね。
以前に教わりました相場に影響を与えるモノの一つに『政権の不安定』がありましたよね。まさに、そのような状況に近づいているのではありませんか。
そうですね。政権が不安定になると政策遂行力が落ちてくることによって、経済、景気に影響が出てくることが考えられますからね。特に、安倍政権は5年以上に亘ってアベノミクスそして日銀の黒田総裁と連携しながら量的緩和を行ってきました。この前提が揺らいでくるとマーケットには影響が出てきます。
なるほど・・・森友問題や加計問題は昨年もかなり議論をしましたけれども、その段階でも与党の自民党の中から安倍総理批判は出てきませんでした。しかし、今回『けじめをつけるべきだ』といった意見も出てきましたからね。与党の中でも揺れ始めていることからも今までとは少し違うという素人感覚でいます。
直近の安倍内閣支持率を見ても、大きく下落してきましたからね。取り敢えず、マーケットの波乱要因の可能性があるということで気を付けておく必要がありますね。つまり、前回より警戒段階が2段階ぐらい上がったというイメージです。
はい、わかりました。ニュースにも気を付けるようにします。
ところで、前回は移動平均線のパラメーター話をしましたね。
移動平均線の特徴を活かして分析をするには、長い期間のパラメーターよりも比較的短めの期間を使用するのが良いのと、観測するパラメーターをその都度その都度で変更しない方が良い、というのを教わりました。
今日はパラメーターではなく、テクニカル分析の種類の話をしていきましょう。
種類ですか。
はい。テクニカル分析にはどれくらいの種類があると思いますか。
えっ、どれくらいでしょう・・・20種類ぐらいですか・・・いや、もっとあるかな。
僕がアメリカで買ってきた『テクニカル分析百科事典』によると、ざっと100種類のテクニカル分析が掲載されています。
まさしく100個ですね。でも、それだけたくさんの種類のテクニカル分析を使いこなすというのは大変ではありませんか。
K太さんの言う通りです。そんなに全部を使いこなす、いや、極端に言えば全部を知らなくてもいいのです。
良かった。『勉強しろ』と言われたらどうしようかと思いました。
例えばインターネットでテクニカル分析ツールを提供しているサイトなどを見ていても、その数は10種類から20種類です。
そうなんですね。
マネースクウェアのテクニカル分析の画面にはご覧のようにおよそ10数種類のテクニカル分析が用意されています。

挿絵

なるほど、絞ってあるわけですね。
はい。さらに僕自身は、3種類前後のテクニカル分析をしっかりマスターすることが大事だと考えています。
3種類ぐらいのマスターですか。
あっ、僕の言うマスターは『知っている』『勉強したから理解している』という意味ではありませんよ。『使いこなせている』という意味でのマスターです。
いやあ、耳が痛い。
全体の動きを理解するためのテクニカル分析を1つか2つ。そして、トレンドを確認するためと買われ過ぎ売られ過ぎを確認するために、2つか3つのテクニカ分析を用意すれば良いと思います。
川口先生も普段から使っているテクニカル分析というのがあるのですよね。
もちろんです。僕は先ほども言いましたが、運用の仕事をしていたこともありテクニカル分析の百科事典を購入して研究もしました。でも、普段からしっかりと観測しているテクニカル分析は数種類です。
でも、投資家としては『数種類だけで良い』と言われると、ちょっと安心するのですが、逆にこれだけでいいのという気持ちで不安にもなります。
K太さん、それは大変良い質問だと思います。
そうですか。投資家だと皆そう思うのではないかと思いますが。
まず、自分の軸になるテクニカル分析を持つべきなのです。常にその軸を出発点として考える。そして、上手く行った時、上手く行かなかった時、いずれにしても自分の軸に戻り反省をするということが大事です。軸がなかったら反省も出来ないじゃありませんか。反省のないところに成長はありません。
今日は耳が痛いです。でも、そのテクニカル分析で上手くというか、きちんと分析出来ない時もありませんか?
いやぁ、K太さんの今日の質問は冴えていますね。その通りです。完璧なテクニカル分析など世の中にありません。僕が普段使っているテクニカル分析でも『あれ、これは』と思うときがありますよ。また、そうした時にもその悩みを投資家には伝えないといけない、と僕は思っています。
でも、解説者の人はいつも迷いなく説明していますよね。
それは解説しやすいテクニカル分析を見つけてきている人も多くいるのです。でも、本来これは止めた方が良いと思います。
それは何故ですか。
観ている投資家側からすると、一昨日はMACD、昨日はRSI、今日はボリンジャーバンドといった具合に分析されると『明日は何がいいの』になってしまいます。解説者にもそれぞれ得手不得手のテクニカル分析があるのですから、得意なテクニカル分析だけを使って解説した方がいいのです。そして、使用しているテクニカル分析での分析が難しい局面であれば『難しい』と言ってもらった方が、投資家も『なるほど、こうなると分析も難しくなるんだ』と勉強になるのです。

挿絵

つまり、良かれと思って解説していることが、逆に投資家を惑わしていることになるのですね。
その通りです。ですから、僕が相場観を語る際に使うテクニカル分析はせいぜい、2,3種類なのです。
なるほど、私もしっかり自分に合ったテクニカル分析を絞らないとダメですね。いやぁ、何か投資家の悩んでいるところをズバッと解説していただきました。ありがとうございます。

感想

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

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