サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/03/08 14:25正念場を迎えている【第99回】

前回はNYダウの半値戻しの話を教えていただきました。『半値戻しは全値戻しにつながる』という格言があることから、NYダウの底堅い動きについて解説してもらいました。でも、その途端、NYダウは大きく下落してしまいましたね。
そうですね。先週、トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す方針を表明したことを受けて、新たな貿易摩擦やアメリカの企業業績の悪化などを懸念してマーケットは下落しました。

挿絵

なんでまた、急にそういうことを言い出したのでしょうか?
トランプ大統領は安全保障上の脅威になっているというのが理由だと言っています。これを受けて日本の株式市場でも鉄鋼株などが下落をしていますので、その影響度合いがわかります。
トランプ大統領も相変わらず強引ですよね。しかしその強引さが相場にプラスになることであれば良いのですが、逆にマイナスになることをされると迷惑ですよね。。
たしかに、折角NYダウが良い水準まで戻してきたところに水を差されたりすると、僕でもガッカリします。
でも、NYダウに比べて日経平均株価の動きは良くないですよね。3月に入って2月の安値を下回りましたし。
日経平均株価は正念場を迎えていると言えるかもしれません。
えっ、そうなのですか?
では、日経225の日足のチャートを見てください。ここからどんな印象を持ちますか。

挿絵

そうですね。私なら2つの事が気になります。一つは21,000円付近でダブルボトムのようなパターンになっているのかなと考えます。もう一つは、そのダブルボトムのような2つの安値の水準でそれぞれ下ヒゲの長いローソク足が出現しています。ということは、下げ止まるのではないかな、と期待してしまいます。
K太さん、だいぶチャートの見方に慣れてきましたね。少なくとも今K太さんが指摘した2つの点は気が付いて欲しいポイントです。
おっ、及第点はもらえたようですね。
及第点ギリギリというところでしょうか。
そうですか・・・ギリギリですか。
せっかく前回、半値戻しなどの勉強をしたのですから、それを活かしてもらいたかったです。
そっか。ちょっと待ってください。あっ、終値水準で計算すると・・・1月の高値の24,079円から2月8日の終値21,224円まで下落した値幅の半値は22,637円になります。そして、2月末の高値をもってしても半値を戻せていません。だから、正念場になるということですか。
たしかに、今回の下落幅に対して半値を戻せてはいません。でも、正念場というのはそのポイントだけではありません。どれ位反発したのかなということと同時にどれくらい下落をしたのかということも大事です。
それは下落した値幅も考える、ということですか?
その通りです。下落していた相場が反発に転じた場合に『3分の1戻し』、『半値戻し』の2分の1そして『3分の2戻し』というのがあるのと同様に、上昇していた相場が下落に転じた場合の調整の幅も同じように考えます。
上昇の時も下落の時にも使える目安なのですね。となると、まずはどこから上昇トレンドが始まったのかを考える必要がありますね。
そうですよ。K太さんはどこだと判断しますか。
終値で判断するとなると・・・9月8日の19,281円だと思います。
そうですね。そして高値はもちろん・・・。
はい、1月17日の24,079円です。
僕も直近の上昇トレンドはこの期間と考えていいと思っています。
おっ、意見が一致して良かったです。ということは、この期間の上昇幅が4,798円になります。ですので、2分の1の下落水準は21,680円の水準になります。あれ、もう下回っていますね。
そうなのです。2分の1押しというのですが、もう既に下回っているのです。
ちょっと待ってください。それであれば、4,798円の3分の1は1,599円ですので、19,281円に1599円を加えると20,880円。つまり、上昇値幅の3分の2下落した水準というのは20,880円となります。
はい。3分の2押しの水準というのは20,880円となりますが、これはザラバ、つまり取引時間中としては下回る日がありましたが、終値としてはまだ下回っていません。故にこの水準を終値として維持できるのか否かがポイントになってくるのです。
これを維持できないとどうなるのでしょうか。
2分の1押しとか3分の2押しという『押し目』という言葉を使っている以上、その上昇トレンドの『調整』という認識です。ですので、3分の2押しの水準を下回ると、それまでの上昇トレンドが否定されることになります。
それじゃ、その水準を下回るともっと下落する可能性があるということですか?
今までの経験則からだと、そういうことになりますね。しかも、日経225の今回の戻り高値の水準はいくらになっていますか。
終値としては2月27日の22,284円です。
3分の1押しの水準を計算してみてください。
22,480円になります。ほぼ3分の1押しの水準で止まっています。
つまり、今回の調整も現在のところ3分の2押し、3分の1押しの水準が効いているということが言えるのではないでしょうか。その水準に線を引いて見るとよくわかりますよ。
本当ですね。
ということは、この3分の2の水準を維持できるのか否かの正念場を迎えていると判断することができます。
なるほど、この水準を割り込むと振り出しに戻ってしまう、というイメージになるのですね?
はい、その通りです。そういう意味で僕は日経225が正念場を迎えている、と言ったのです。
よくわかりました。
このように大きくマーケットが動いている時にしっかりと価格の水準を勉強すると相場の力が付くと思いますので頑張ってください。
ありがとうございます。いろいろ計算して勉強します。

感想

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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