サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2016/07/07 14:19相場ポイントの見極めとチャート分析【第14回】

イギリスのEU離脱が決定してから1週間が経ちました。マーケットの先行きもどうなるのか心配されましたが、ひとまず落ち着いた動きになりましたね。
そんな感じですね。社内でも大騒ぎになりましたが、今週は少し落ち着いています。日経平均株価を見ると、少し上がりましたよね?
でも正直、投資家としては不安です。
そのように思うのは当然です。なぜならマーケットは『不安定』を嫌います。今のイギリスはEU離脱を決めたものの、次期首相選び、国民投票のやり直しの署名運動などで混迷が続いています。 つまり、不安定さも増しているのです。
まさしくそのような不安定さからくる不安みたいなものはヒシヒシと伝わってきます。こういう時はどういう視点で相場を見ればいいのですか?
良い質問ですね。実は、先週も話しましたが、価格の分析からマーケットのポイントが見えてきます。
まずはこのチャートを見てください。これは日経225証拠金取引の動きを示しています。

以前、勉強したローソク足ですね。これが何本もつながることで『チャート』と呼ばれるのですよね!
はい、その通りです。実際に株価指標として使われている日経平均株価とほぼ同じ動きをしていますが、一つ、大きな違いがあります。それは『窓』がほとんど空いていない、ということです。
窓というのは、たしか、隣同士のローソク足が離れている状態のことですよね。すき間が空いているというか・・・
はい、窓は翌日の始値が前日の値動きとは違う水準からスタートすることから生じます。 しかし日経225証拠金取引はほぼ24時間取引ですので、時間が途切れることなく、その値動きを表してくれるため窓は空きにくいのです。
流れを分析し、傾向を掴むのには便利だと思います。
窓が空いていない分、価格の流れが一本の紐でつながっているような印象を受けます。
面白い表現ですね。でも、そうした感覚で流れを掴むというのは役に立つはずです。ところで、記号を付けているのですが、これは何を意味するのか分かりますか?
気になっていたのですよ、この記号!何だろうなぁ・・・
①と②はほぼ同じ高値ですよね。③と④も同じ水準。aとbは同じ安値水準でcとdも同じ水準です・・・
あれ、何でこんな同じ水準同士の価格が出現するのですか?
良い所に気が付きましたね!
チャートをよく見ると、今、K太さんが見つけたようなポイントが随所に現れます。
良いセンスをしていますか!嬉しいな!
でも、なぜ、他のチャートにもこのような傾向が現れるのですか?
つまり相場というのは、以前の高値や安値を意識して動いている、ということです。もちろん、多くの人がチャートを見ているわけではありませんが、不思議とこのような傾向が見られるのです。
おそらく、以前の高値で買った人、売った人たちが『やっと戻ってきたから売ってしまおう』『以前もこの水準で売却したから、今回も売ってみよう』と考えるため、それらの水準では多くの投資家の思惑が潜んでいるのだ、ということだと思います。
へぇ~!まさしくチャートには投資家の『心理』が現れてくるのですね!
面白い!
でしょ!
でも、この点線で囲んだ部分は何を表しているのですか?
点線で囲んだ部分は少し凸凹していますが、ほぼ同じような水準で流れが変わっているように見えませんか。
見えると言えば見えるのですが、流れが変わらないで、横這いになっている箇所もありますよね。
aから③に上昇している間にある横這いの部分ですね。その水準でしばらくと横這いに推移したということは。その水準でしばらくと横這いに推移したということは、それだけ多くの投資家たちの、例えば『ここから上がる』『もう下がるよね』という思惑が存在しているのです。
ということは、そういう水準も以前の高値や安値と同じような効果がある、ということですか?
その通りです!つまり、相場のポイントになる箇所になるのです。これらのポイントのことを『節目』と呼びます。そして、節目をしっかり見つけていくとマーケットの流れのポイントを知るのに大いに役に立つのです。
不思議なものですね。この節目というのが分かれば、変化点が理解できるわけですね。
はい!そして、この点線で示した部分ですが、これはEU離脱問題が顕在化して下げ始めてきた水準です。ですので、この水準を超えていくまでは安心できません、という判断になります。
なるほど!ただ単に不安に思っていても、このようにチャートでその値動きを見ることで、不安が解消されたり、まだ注意が必要だ、なんていうヒントが見えてくるのですね!

今回のイギリスのEU離脱問題のように、マーケットが大きく変動する時にはテクニカル分析の方が判断しやすいと思います。つまり、日本の経済状態はどうなるのか、 イギリスのEU離脱が世界経済にどのような影響を与えるのかというファンダメンタルズ分析に基づいての投資だと、今は買いなのですか?売りなのですか?買いだとすればいくらで買えばいいのですか?などの判断は難しいですよね。
確かに難しいです。EU離脱問題一つとっても、どのような影響があるのかに関して経済の専門家ですらいろんな意見が出ているので、僕ら一般の投資家はどうしたらいいのかなかなか判断できません。
でも、今回のようにテクニカル分析で価格のポイントを教えていただくとホッとしますし、ヒントになります。
ファンダメンタルズ分析は、『これから経済状態は良くなるであろう。だから、今の水準を買っていれば、将来利益が出るであろう』といった、つまり長期的な視点に立った分析です。
テクニカル分析は、値動きのポイントをヒントに比較的短期から中期的な視点に立った分析です。
それぞれの投資家の目的によって、どちらかの分析を活用すべきということですね。理解できた気がします!
もちろん、テクニカル分析もファンダメンタルズ分析の長期的な視点が必要ですし、ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析の価格の分析が必要です。優劣ではなく、それぞれ補完し合いながら分析することが肝要です。

迷ったときこそ、まず分析。今日教わった『節目』にも今後着目していこうと思います。今回も、ありがとうございました。
ありがとうございました。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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