サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/03/01 08:43雨のち晴れか【第98回】

今日もよろしくお願いします。日本株はそうでもないのですが、アメリカのNYダウやナスダックはだいぶ戻ってきましたね。
よろしくお願いします。たしかに、アメリカの株式市場は大きく戻しましたね。終値に注目してNYダウを見ると、今回の下落の半値戻しの水準にあたる25,238ドルを今週末に超えてきました。
半値戻りというのは、高値から下落をした値幅の半分を戻す、ということですよね?
はい、その通りです。
よく『半値戻し』という言葉は新聞などでアナリストのコメントとしても出てきますが、やっぱり要注目なことなのですか?
そうですね。『半値戻しは全値戻しに通じる』という格言があり、下落した値幅の半分を終値で戻したのであれば、いずれは全部、つまり下げ始めの高値の水準に戻っていく、と言われています。

挿絵

そうなんですか。それは期待できますね。
しかも、ナスダック株価指数(以下、『ナスダック』)はNYダウ以上に戻っています。ナスダックは終値ベースで見ると、下落幅の4分の3を戻してきています。
軽々と半値を超えているのですね。
はい。ナスダックは時として、NYダウよりも先行した動きを見せることがありますので、ナスダックの動きも注意して見ておく必要があると思います。また、ナスダック株価指数はナスダックという市場に上場している5500以上の銘柄の株価指数です。
5500社以上も上場しているのですか。それはすごい数ですね。
しかも、そこで上場している銘柄にはベンチャー企業やIT企業が多く含まれています。ですので、これらのIT企業の動向が日本などにも影響を与えると考えられているため、NYダウよりもナスダック株価指数の動きの方が日経平均株価との連動性が高いと指摘されたりもしています。
そうなんですね。これからはナスダック株価指数の動きにも注意をしたいと思います。ところで、NYダウはこれで安心していいのですか?
動きとしては『良い動き』と思いますが、まさしく正念場を迎えているのかな、と思います。
それはどうしてですか。油断してはいけない、ということですか?
はい。先ほどの半値の話ですが、今週末に半値の水準である25,238ドルを終値で超えてきました。次の段階として、来週以降もしっかりと半値の水準を維持していけるのかがポイントになるのです。そして、もう一つ。一目均衡表の雲を観察すると、雲の上限、すなわち先行スパン1の水準が25,480ドル前後になっています。できれば、この水準を超えて雲の上方にローソク足が出てくることが望ましいです。
一目均衡表の雲と言えば、雲の上にローソク足があると相場は良い状態、下にあると悪い状態ですよね。今はちょうど雲の中にいる状態なのですね。
そうです。雲の中にいると雲の上限が上値抵抗線になりますので、今の水準から雲の上限を超えていけるのか否かがポイントになってきます。しかも、現在のNYダウの一目均衡表の雲は先行スパン1が上、つまり上昇トレンドを表している雲が続いていることから、その雲の上方にローソク足が出てくるのか否かは要注目と思います。
なるほど、ということは25,500ドル前後の水準を超えていけるのか否かということですね。それにしても、NYダウの動きに比べると日経平均株価の戻りは鈍いですよね。
そうですね。同じく終値で計算をすると、ちょうど2月19日の終値が3分の1戻りの水準になります。
あっ、『3分の1戻し』という言葉もよく聞きます。
マーケットでは、戻りの目安として『3分の1』『半値』そして『3分の2』と言っています。
3分の1戻しも期待できるのですか?
僕の経験では『半値戻し』が重要だと思います。3分の1戻しという言葉を聞きますが、3分の1の水準を戻したとしてもその後、半値に戻らないことも多いですし、また3分の2戻しの水準を達成した後に全値を戻すことが出来ずに値を下げてくることもあるのです。つまり、3分の1と3分の2の間に位置している半値という水準こそが3分の1戻し、3分の2戻しを考える上でも役に立つと考えています。
そっか。3分の1を超えられなければ弱いまま。超えることが出来れば半値戻しが目標となる。半値達成でその後下落しても3分の1の水準がその後の下値のメドになるし、半値を超えていけば3分の2の水準が次の株価の目安になる。つまり、半値が岬の灯台のような働きになるのですね。
表現が冴えていますね、K太さん。その通りです。
ありがとうございます。最後に、週明けにアメリカの株式市場がよりしっかりした動きになっていくポイントはどこにあるのか教えていただけますか?
現在、マーケットが注目しているのが、FRBの新しい議長、パウエル議長の議会証言です。2月28日にあるのですが、ここでの話の内容がポイントになるでしょう。今回の暴落を受けて利上げのペースに変更があるのか否かに要注目ということです。

挿絵

アメリカでは今年は3回の利上げを予定していると言われていますよね。そうした金融政策に関わる発言に注目なんですね。
そのとおりです。今から5年前の2013年に当時のバーナンキFRB議長が議会証言で金融緩和の出口戦略に触れたことでマーケットは大きく反応し、日経平均株価も1日で1,000円以上の下落を記録したこともありますので、今回も目が離せないと思います。
今日もありがとうございました。勉強になりました。

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筆者プロフィール

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川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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