サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/02/01 17:24流れが変わるのか【第94回】

今回もよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
前回、一目均衡表の水準論を教えていただき、NYダウのように最高値を更新している銘柄の株価を予想する方法について解説していただきました。それが実践的で大変勉強になり、自分でも興味が湧いたので、いま日経平均株価の分析をしているのですが、慣れないと難しいですね・・・。
どの辺が難しいのですか?
E計算値やN計算値を実践で使う時に、どこを始点として計算をすればいいのかで迷うのです。
なるほど、そこは大事なポイントですね。ただ、一目均衡表を教わっただけで終わらせるのではなく、これはほかのテクニカル分析でも同じことが言えるのですが、多くの銘柄の分析を通じてトレーニングをしないと力がつきません。ですから、悩みながらも練習するしかないですよ。
わかりました。そこで早速なのですが、私が行なった分析を見ていただきたいのですが、よろしいですか?
もちろんいいですよ。K太さんの役に立ち勉強になるのであればと思います。
その前に、現時点で気になっていることがあるのです。
何でしょうか?
日経平均株価の月足のローソク足です。
おっ、K太さんも気が付きましたか。
え?私は良いポイントを指摘できたのでしょうか。E計算値やN計算値の勉強をするために、日足はもちろん週足や月足を見ながら始点などを分析していたのですが、直近の下落を月足のローソク足で見ると、上ヒゲの長いローソク足が高値水準に出現しているではありませんか。これって、流れが変わるのかなと考えているのですが、いかがでしょうか。

挿絵

そうした点に気が付いたことは素晴らしいことだと思います。銘柄を分析する時には、日足だけでなく、週足、月足などもチェックすることで、長期スタンスでのポイントが見えてくるので重要なことだと思いますよ。過去にも同じように高値水準で上ヒゲの長いローソク足が出現したことがあります。2013年5月の月足です。その時にも翌6月は上値の重たい展開となっていますので、今回も同じような月足を形成したとなると来月以降は注意が必要です。
はい。ですので、私も2月以降上値の重たい展開になるのであれば、1月の24,129円はE計算値などでポイントになっているのではないかと考え、日足であれこれ計算をしてみたのですが・・・うまく行かないのです。
例えば、どのような計算をしたのですか?
9月の安値19,239円から11月の高値23,382円までの上昇幅4,143円のE計算値は27,000円台になるので、この上昇幅を11月の安値21,972円に加えるN計算値を出してみました。すると26,115円となります。それでも、今の水準よりは高く、このままその水準まで上昇するのかな、などと考えてしまいました。
V計算値はしてみましたか?
はい。11月の高値と安値のV計算値であれば計算してみました。これだと24,792円となり、今回の高値に近い水準にはなりました。でも、ちょっと乖離が大きいのかなというのが印象です。
週足では計算してみましたか?
いえ、まだ週足では計算していません。
では、2年間の週足を見てみましょう。ここで、どこを起点にして考えた方が良いと思いますか?
まず、2016年の6月の安値、14,864円を始点にしたいと思います。
では、次のポイントになる箇所は?
そうですね、2107年1月の高値、18,615円はいかがでしょうか。この二つの株価を使ったE計算値をみると・・・おっ、24,366円となります。今回の高値水準とほぼ同じになっています。
他にはどうでしょうか?
うーん、2017年4月の安値18,224円から6月の高値20,318円までの上昇幅2,094円を20,318円に加えるE計算値を見ても22,412円にしかならず、既に超えていますよね。
では、22,412円にもう一度2,094円を加えるとどうなりますか?
24,506円という数字になり、24,366円に近い数字となります。でも、なぜE計算値で出した数値にさらに加えるようなことをしたのですか。
実は、一目均衡表を作った一目山人はE計算値について、その値幅を2倍にして加える2E計算値、3倍にして加える3E計算値の存在を紹介しています。
つまり、この場合2,094円を20,318円に加えるE計算値以外に、2,094円を2倍にした4,188円を加える2E計算値もある、ということなのですか。
そういうことです。

挿絵

でも、どういう場合に2E計算値などを求めるのでしょうか?
もちろん、基本はE計算値やN計算値そしてV計算値を使います。でも、相場が強い時には、その上昇トレンドに乗りながらE計算値の数値を超えていくこともあります。その場合には2E計算値、さらには3E計算値が行われる場合があるのです。
そうなのですか。では2N計算値もあるのですか?
いえ、N計算値はN計算値のみで、2N計算値は行いません。ただし、V計算値は2V計算値、3V計算値が存在します。
使いこなすには、やはり練習が必要ですね。
そして、もう一つ重要な要素を加えるとしたら、時間論です。
そう言えば、『時間の分析が大事である』と言われますよね。
その通りです。実は、2016年6月の安値から2017年1月の高値までが29週かかっています。そして1月の高値から先ほどの6月の高値と同水準の7月の高値までが28週。そして7月の高値から今回1月の高値までが28週となっているのです。
へえー。つまり28週前後のサイクルがあるということなのですね。
はい。つまり、一目均衡表でいう水準論つまり価格と、時間論すなわち時間が一致する。言い換えれば、チャート上で 縦軸と横軸が一致したのがこの1月の24,000円台だった、ということになるのです。
一つの角度ではなく、いくつかの角度から分析するのですね。ということは、この1月がポイントになるのかもしれない、ということですね。
そのような見方が出来る、ということです。
いやあ、テクニカル分析って奥が深いですね。勉強になりました。

感想

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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