サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/01/24 09:40最高値の計算【第93回】

今年も早や1ヵ月が経ちましたが、株式市場の好調は続いていますね。
そうですね。NYダウでは連日のように最高値更新を記録しています。
毎朝ニュースを観る度に『最高値更新』という言葉が飛び込んでくるような気がします。チャートを眺めても、長期間に亘って上昇しているのがわかりますよね。
はい。NYダウはこの1月も月足で陽線になると、昨年の4月から10ヵ月連続の陽線となり、その上昇率も30%近くになります。
10ヵ月連続ですか。それは長いですね。一体どれぐらいまで上昇するのでしょうか。以前、教えていただいたチャートの見方で『過去の高値や安値の水準の影響を受ける』というのは確かに株価を予想するのに役に立ったのですが、最高値更新というのは参考にする株価がないことから予想するのが難しいです。
なるほど、確かに最高値は過去の高値や安値という参考になる株価のない水準ですからね。では、今回は最高値更新などに役に立つ株価の予想の話を紹介しましょう。
ぜひ、教えてください。これは株価指数だけでなく個別銘柄などにも応用できる考え方ですよね。
もちろんです。早速ですが、一目均衡表を覚えていますか。
はい、覚えています。一目山人が作ったと言われるテクニカル分析ですよね。5本の線が使われ、雲などが表示されます。
たしかに一目均衡表というと、多くの人はK太さんと同じように5本の線を思い浮かべると思います。でも、ここで大事なのは一目均衡表の理論の部分です。
理論の部分ですか?
そうです。覚えていませんか?
うーん、すみません、覚えていません。
理論には3つありました。『時間論』『波動論』そして『水準論』です。
あっ、時間論というのは思い出しました。日数などを計算しましたよね。
思い出しましたか。対等数値などの日柄分析をするのが時間論です。でも、株価を計算するのに役に立つのが水準論です。E計算値、N計算値というのを覚えていませんか。
あっ、その言葉は覚えています。
簡単に復習をしておきましょう。ある株価が高値10,000円でもち合っていたとしましょう。つまり、株価のスタートが10,000円とします。その後、12,000円まで上昇した後に11,000円まで下落します。そして、反発に転じたとしましょう。

挿絵

こうした形から説明してもらったこと、覚えがあります。
ちゃんと思い出してくださいね。さて、この場合、11,000円からの反発はいくらぐらいまで上昇するでしょうか、ということです。
ここで、E計算値などを使うのですよね。たしか、E計算値はアルファベットの『E』の形がポイントでしたよね。ただ、どこを計算の出発点にすればいいのかが・・・すみません、教えてください。
では、E計算値から計算してみましょう。まず、スタートの10,000円から12,000円まで上昇した分の2,000円を12,000円に加えます。つまり、10,000円から計算すると、2,000円、そして2,000円と同じ値幅、Eの形になるのでE計算値と言います。
14,000円になるということですね。この場合、14,000円が目標値となると考えてよいのですか?
その通りです。これまでの最高値が12,000円だとしても14,000円という株価を予想することが出来ますよね。
本当だ。
次に、N計算値です。10,000円から12,000円まで上昇した2,000円分を下げ止まった11,000円に加えます。この形がアルファベットのNの形に似ているのでN計算値と言われます。
だんだん思い出してきました。N計算値だと13,000円になります。もう一つは『V計算値』と言いましたよね。たしか『倍返し』という考え方ではありませんでしたか。
やっと思い出してくれましたね。そうです、倍返しです。
12,000円から11,000円まで下落した1,000円の倍返しで、11,000円に2,000円を加えますので、13,000円となるのではありませんか。
正解です。この水準論を使うことで、最高値であっても株価の水準を予想することができるのです。では、さっそく、NYダウを使って考えてみましょう。
はい、わかりました。ところで、実際の株価ではどの地点をスタートとしたら良いでしょうか。
そうですね。安値水準で同事線が出現している2017年9月8日の終値、21,800ドルをスタートとしたいと思います。そして、最初の高値が11月8日の25,011ドル、押し目が11月15日の23,321ドルとしましょう。
わかりました。ちょっと、計算してみますね。
お願いします。
まず、E計算値は・・・最初の上昇幅3,211ドルを最初の高値25,011ドルに加えると、なんと28,222ドルになります。これは今の水準よりもかなり高いですよね。
かなり水準が高い場合には、このまま上昇が続いた時には28,000ドルを超えていく可能性があると考えることになります。
なるほど、すぐにそこまでの水準に上昇するとは思えませんからね。
ということは、他の計算値を見てみる必要がありますよね。
はい、N計算値をしてみます。3,211ドルを押し目の23,321ドルに加えると、26,532ドルになります。これだと今の水準より200ドルぐらい高い水準になります。
いいですね。つまり、今の上昇相場は26,500ドル前後が一つのポイントになると考えることができるのです。
なるほど。では、V計算値を見てみます。押した値幅1,690ドルの倍ですので、3,380ドルを23,321ドルに加えると26,701ドルになります。

挿絵

ということは、どういうことが考えられると思いますか。
たぶん、現在の上昇相場はN計算値の26,500ドルから26,700ドル前後が上値の目安になるのではないか、ということではないでしょうか。
ナイスですね、K太さん。今のような計算をすることによって、最高値を更新中の銘柄でも、高値の予想ができるようになるのです。
一目均衡表の考え方は便利ですね。ほかでも、計算をしてみます。ありがとうございました。
お疲れ様でした。

感想

筆者プロフィール

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川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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