サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/01/11 10:452018年・マーケットのポイント(その1)【第91回】

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
年末には2018年が戌年ということもあり、干支にまつわる格言『戌が笑う』という話を教えていただきました。その格言通りなのでしょうか、年明けの株式市場は好調さが続いていますね。
そうですね。NYダウは最高値更新が続き25,000ドル台に乗せてきましたし、日経平均株価も大発会に大幅上昇し23,000円台に乗せから24,000円に迫る勢いとなっています。
本当に驚きました。ニュースを観ていると、今年の日経平均株価は25,000円以上になる、という専門家の意見がほとんどですね。
そのようですね。しかし、以前にも紹介したと思いますが、毎年1月1日付けの日経新聞に掲載される今年の日経平均株価の予想レンジがあります。
あっ、その記事は読みましたよ。社長20名が予想するのですよね。そこでも今年は25,000円以上を予想する意見が大勢を占めていましたよね。一番高い予想は確か・・・28,000円だったと記憶しています。
その通り、28,000円です。逆に、安値で一番低い数字は20,000円でした。
高値と安値では8,000円も開きがあるのですね。
でも、残念ながらこのアンケートのレンジは毎年外れます。昨年も高い方にですが、やはり外れました。21,000円という意見が大半でしたよね。
高い方に外れることもあるのですよね。
そうです。ということは、『戌が笑う』のであれば、28,000円を超えて30,000円に接近する可能性もあるのかもしれません。
でも逆の方向に外れると2万円を割り込むこともあり得る、ということですよね。
そうなりますね。
いや、しかし日本経済を支えている会社員としては、ぜひ笑いたいです。
ただし、そうなるといくつかの不安材料も頭に入れておかないといけませんよね。
その通りです。ですので、今日は押さえておくべきポイントをお話ししたいと思います。
よろしくお願いします。
K太さんはマーケットの不安材料として何を思い浮かべますか。
そうですね。今年も北朝鮮問題やトランプ政権が気になるのかなと思います。
北朝鮮の冬季オリンピック参加など、やや緊張緩和の部分も出てきましたけれども、北朝鮮問題などの地政学的なリスクは引き続き注意をしないといけませんね。他のポイントはいかがですか。
他ですか・・・何があるかな。
実は僕が一番注目したいのは、『インフレが生じるか否か』という点です。今、国内の経済指標は良い数字が揃ってきているという話は昨年もしましたよね。GDPは7四半期連続でプラスを記録。また、失業率は2.7%、有効求人倍率は1.56倍でした。特に、有効求人倍率の1.56倍という水準は、43年ぶりの高水準。1974年以来です。

挿絵1

1974年と言えば、高度成長時代でしたよね。
このように雇用環境がタイトになっていることに加え、安倍総理は年頭に3%の賃上げを経営者に要請していましたよね。これでお給料が上がってくるとなると、インフレになる可能性はある、と思います。
安倍総理や黒田総裁が掲げている『脱デフレ』となっていくのですね。
はい。では、もし思惑通りインフレが生じたとすると、その次に何が起きると思いますか。
そうですね・・・マイナス金利を止めることになりませんか。
そうです。インフレとなれば、今のマイナス金利政策および超低金利政策の転換が求められることが考えられます。
わかりました。つまり、金利が変わることによってお金の流れが変わりますから、マーケットに大きな影響が出てくる、ということですね。
その通りです。よく言われているのは『出口政策』というものですが、この出口政策がどのようなタイミングで、どのように行われていくのか、それによっては株式市場も影響を受けることになるでしょう。
影響というと、金利が上昇することになれば株式市場にはマイナスとなるのでしょうか。
金融の教科書では『金利の上昇は株式市場にとってマイナス要因』となっています。例えば、理論株価を求める『配当割引モデル』を見ても、金利上昇は株価のマイナス要因になっています。ですので、金利の上昇は株式市場にマイナスの影響を与える可能性はあります。
なるほど。
でも、金利というのは、通常、景気拡大が続き、モノの値段が上昇していく中で1度だけでなく段階的に上昇していくことが多いのです。金利が引き上げられた時点では株式市場にマイナスの影響が出るかもしれませんが、景気が堅調に推移していくのであればアメリカのように幾度か金利を上げながらも株価は上昇していくことは期待されます。
金利の上昇は景気が拡大していることの裏付けにもなるということですね。
そういうことになります。でも、これだけの環境が整っていることに加え、金融危機直後に取られるようなマイナス金利政策まで導入しているのにも拘わらず、それでも物価が上昇してこないのであれば、これもこれで問題となります。
どういうことでしょうか。
物価が上昇してこない原因は私たちの考えているところ以外に存在している可能性が高いということです。
ということは、物価に関して言えば、正念場を迎える2018年ということになるのですね。
そういうことになります。金利に大きな影響を与える物価がどのような動きになるのか。このことは引いてはマーケットに影響を与えますので、今年は要注目です。

挿絵2

わかりました。物価の動向には注意をしたいと思います。

感想

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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