サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/12/28 11:19来年はどんな年?相場格言「戌笑う」【第90回】

今年ももうじき終わりますね。今年もいろいろお世話になりました。
こちらこそお世話になりました。K太さんも投資にだいぶ慣れてきましたよね。時々、僕の方が勉強になるような鋭い指摘も出てくるようになりましたし。
いやいや川口先生のおかげです。ところで、来年は今年以上にもっと良い相場になっていくのでしょうか?この時期になると、いろいろな人が来年の予想について語っていますよね。中でも耳にするのが『戌年は笑う』という言葉です。
なるほど、戌年は笑うというのは株式相場で言われている干支の格言ですね。この格言は干支ごとにいろいろあります。例えば、今年は酉年です。酉年は『騒ぐ』と言われています。その通り、いろいろな意味で騒ぎました。前半はトランプ大統領や北朝鮮問題でしたが、後半は日経平均株価の高値更新で騒ぎましたよね。
酉年だけを振り返ると、当たっていますね。ということは、来年も干支の格言通りとなると『笑う』ほどの良い年になるのでしょうか?
確かに『来年も良い年になる』と予想している専門家は多いですね。では、今回は戌年をテーマに株式市場の良い材料に焦点を当てて考えてみましょうか。もちろん、気を付けるべきポイントも押さえないといけませんが、それは次回以降にしましょう。
はい、よろしくお願いします。

挿絵1

まず戌年ですが、東京証券取引所が戦後再開してから戌年は来年で6回目となります。過去5回では4勝1敗という成績です。
つまり、年間を通じて上昇をした年が4回で、逆に下落をした年がたった1回ということですよね。成績いいじゃないですか。
確かに8割の勝率を誇っています。前回の戌年である2006年の日経平均株価は6.9%、そしてその前々回の戌年である1994年は13.2%といずれも上昇しています。
2006年と言えば、小泉内閣から第1次安倍内閣へとバトンタッチされた年ですね。当時の私はまだ投資をしていませんでしたが、ホリエモンや村上ファンドなどが注目された投資ブームのようなものがあった頃ですよね。
よく覚えていますね。FX投資が盛んになってきた頃でもあります。
なるほど、FX投資もその頃から広がり始めたのですね。そして1994年と言えば、1990年代に入ってバブル崩壊が始まった直後の頃ですよね。そうした時に10%以上株式市場が上昇をした年があったのは驚きです。
そうなのです。1994年というのはクリントン大統領の時代にゴア副大統領が『情報スーパーハイウェイ構想』を立ち上げ、現在のインターネット時代の先駆けとなった頃です。僕も投信会社でファンドマネージャーをしており、当時流行ったマルチメディアファンドを担当した年でもあります。
なんか過去の戌年の年の株式市場の上昇率を聞いていると、来年も期待できるような気がしてきました。

挿絵1

そうですね。GDPを見ると堅調なのがわかります。
たしか、プラスが続いているのでしたよね。
その通りです。四半期ごとに発表されるGDPは2017年の7月から9月の四半期もプラスであったことから、7四半期連続のプラスを記録しています。この数字を見ていると景気は底堅く推移していると判断できますね。
7四半期と言えば、ほぼ2年近くも堅調ということですよね。他にも雇用関係で良い統計数字が出ていますよね。
直近に発表された2017年11月の完全失業率は2.7%で、24年ぶりの低さとなりました。それこそ、24年前といえば1993年でまだバブル時代の雇用環境が残っている頃の数字です。
それってバブル時代の数字に近いということですよね。
それよりも凄いのは、有効求人倍率です。
有効求人倍率というのは失業率といつもセットに発表される指標ですよね。
はい。有効求人倍率というのは、全国のハローワークで仕事を探す人一人に何件の求人があるかを示すものです。2017年11月の倍率は1.56倍でした。
つまり、一人に対して1.56倍の会社が募集していたということですね。この1.56倍という数字は凄いのですか?
実は、この1.56倍という水準は43年10か月ぶりの水準なのです。
ちょ、ちょっと待ってください。43年ぶりというのは1974年ということですか?それって、高度成長期の頃ですよね。
その1974年の前年は、かの有名な第1次オイルショックがあった年です。いずれにしても半世紀近い昔ということになります。
いやぁ、それだけの長い年月の中でも現在の数字が高いというのは凄いことですね。GDPも堅調、雇用環境も悪くない。あとは私たちのお給料が上がってくれば、来年も経済環境は悪くないですよね。となると、株式相場も期待できるのではありませんか。
今日のテーマである、良いところに焦点を当てるとそうなりますね。
では、ズバリ訊いていいですか。もし、良い相場環境が続いたのであれば、日経平均株価はどれくらいまで上昇するとお考えですか?
これはまた、ズバリと訊いてきましたね。今回は『良い環境が続く』を前提に考えていますので、上昇した場合の数字を予想してみましょう。来年なのか再来年なのかはわかりませんが、上昇した場合には26,000円前後の数字の可能性はあると思います。
結構、高い数字ですね。
1980年代後半のバブル期の日経平均株価の月足のチャートを基本にその後の1990年代のチャートを見ると26,000円前後の水準に大きな節目があると考えられるからです。
なるほど、そういうことですか。でも、この数字は上昇した場合ですよね。ということは、川口先生は別のシナリオも考えているということですか。
別のシナリオというか、気を付けないといけないポイントもある、ということです。
気になりますね。戌が笑えなくなるシナリオですよね。
はい、それについては次回以降に説明したいと思います。
ありがとうございます。来年もよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。

感想

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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