サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/11/30 11:50ローソク足と平均足はどう違う?【第86回】

今日もよろしくお願いします。今回は教えていただきたいテクニカル分析があるのですが・・・。
よろしくお願いします。おっ、どのようなテクニカル分析ですか?
先日、チャートの画面をいじっていたら、どことなくローソク足に似たチャートが表示されたのですが、どうもローソク足とは違うし・・・。
何という名前のテクニカル分析ですか?
はい『平均足』というテクニカル分析です。
マネースクウェアのチャートの画面の『テクニカル・デザイン設定』のボタン「株テクニカル」の一番下に位置しているものですね。

挿絵1

そうです。試しに表示したところ、ローソク足と同じようにヒゲはあるのですが、陽線と陰線が入り混じって表示されるというよりも、陽線ないしは陰線が連続して表示されているのです。
平均足はほぼローソク足と同じなのですが、その描き方が違います。言い方を換えると、描き方を工夫したことによってトレンドを分析しやすくなっている、と言った方が良いのかもしれません。
トレンドの分析に役立つのですか。なるほど、だから陽線ないしは陰線が連続して表示されるのですね。
では、その描き方から説明していきましょう。この説明を聞くと、どうして陽線ないしは陰線が連続するのかがイメージできると思います。
はい、よろしくお願いします。
平均足の描き方ですが、まず、ローソク足と同じように始値を決めないとなりません。始値は前日の平均足の始値と終値と中間の値、つまり始値と終値の合計を2で割って求めます。平均足の実体部分の中間値ということです。

挿絵2

実体部分というのは始値と終値で作る四角の部分ですよね。では、終値はどのように決めるのですか?
平均足の終値は当日の実際の値動き、すなわち始値、高値、安値そして終値の平均を採用します。
4本値の平均が終値になるのですね。
そうです。
平均足にもヒゲがありますが、これはどのように描かれているのですか?
当日の高値と安値をそのまま採用して描けばよいのです。
なるほど・・・ということは、平均足の実体部分の描き方だけが通常のローソク足と違うということなのですね。
その通りです。
この実体部分の違いによって、どのような特徴が出るのでしょうか?
“平均足の始値が前日の平均足の実体部分の中間値を取る”ということは、上昇トレンドの時には当日の価格水準よりもやや低い水準、逆に下落トレンドの時であれば当日の水準よりもやや高い水準から当日の平均足の始値はスタートする傾向がある、ということになります。
どういうことでしょうか?
平均足の終値は当日のローソク足の4本値の平均ですよね。仮に4本値が同じ価格であれば、平均足の終値は当日の終値と一致することになります。
また、上昇トレンドで大きく終値が値上がりしていた場合でも、平均足の終値は4本値の平均をとるので、その終値は当日の実際の値上がりしている終値よりも低くなる可能性が高いです。
ということはさらに、翌日の平均足の始値は前日の平均足の始値と終値の平均を取る(前日の実体部分の中間を取る)ので、ローソク足の終値よりも更に下がることになります。つまり、上昇トレンド時の平均足の始値は、実際よりも安い水準で始まる傾向が強くなるというわけです。
なるほど、平均を取っているというところがポイントですね。
逆に、下落トレンドの時には、実際の終値よりも高い水準から平均足の始値がスタートする傾向が強くなります。ですから、上昇トレンドの時には陽線が続くことになるし、下落トレンドの時には陰線が続くことになるのです。
そういうことなのですね。通常のローソク足であれば、上昇トレンドでも陰線が出現することがあるし、下落トレンドでも陽線が出現することがあって、その度に『トレンドは終わったのかな』と迷ってしまっていました。だから、平均足の“トレンドが続いている時には同じローソク足が続く”というのは大変わかりやすいです。
ほかにも、上昇トレンドの時には平均足の終値が実際の終値よりも低くなる傾向があるので、平均足の上ヒゲが長く現れることが多くなります。平均足のヒゲは当日のローソク足の高安値をそのまま採用していますから、上ヒゲが多少長く表示されてるからと言って通常のローソク足のように流れが変わりやすいという判断には直結しません。
それは下落トレンドの時でも同じことが言えますよね。下落トレンドでは終値が実際の終値よりも高くなることが多いので、必然下ヒゲが長くなりますから。
その通りです。そして、陽線から陰線に変わる、逆に陰線から陽線に変わる時がトレンドに変化があったと判断するわけです。
すごくわかりやすいテクニカル分析ですね。
平均足での陽線から陰線、陰線から陽線への転換は当日の4本値の水準に大きな変化が現れたことを意味します。
それは、当日の始値が前日の実際の終値水準と離れているからですよね。
そういうことです。
陽線から陰線への変化や逆のケースの前兆というのはあるのでしょうか?
上昇トレンドの時には上ヒゲが出やすいですが、逆に始値が先日の終値よりも低い水準で始まる傾向があるので下ヒゲが出にくくなります。

挿絵3

あっ、本当だ。陽線が続いている時には下ヒゲが出ませんね。逆に、陰線が続くときには上ヒゲも出ていません。
でも、陽線が続いている時に下ヒゲが現れるということは、どういう状況が考えられますか。
そうですね・・・高値水準で大きく下落した時などには現れますよね。
あとは値動きが小さくなり平均足の実体部分も小さくなっている時、つまり値幅があまりでなくなり上値が重たくなってきた状態で下がり始めると陽線なのに下ヒゲが出やすくなります。
ということは、上昇トレンドであれば、陽線が続いた後に下ヒゲが出現したり、同事線のような平均足が出現した時が変化の兆しを表しているということですね。
そうです。下落トレンドの時には上ヒゲの出現に注意をすることになります。
わかりやすいですね。使用上の注意点はありますか。
平均足は実際の値動きをそのまま表したものではないので、この図のように通常のローソク足と同時に出力して観察をした方が良いと思っています。
なるほど平均足だけを見て判断するのではなく、実際の価格の動き、つまり通常のローソク足と併せて見るのが大事ですね。今日はありがとうございました。

感想

筆者プロフィール

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川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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