サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/11/16 09:34外国人投資家の動向に注目!【第84回】

今日もよろしくお願いします。NYダウも日経平均株価も上昇が少し止まったような感じがするのですが、いかがですか?
そうですね。特に日経平均株価は11月9日に朝方23,000円台に乗せたのですが、その後は急落。1日で850円も変動するという動きがありましたよね。その日以降、値を下げてきています。
ようやく落ち着いてきたのかな、と思っているのですが。
前回お話しした信用取引の動向を見ても、売残、つまり信用取引で売っていた株数がかなり減少しています。つまり、ここまでの上昇を見て、買い戻しに動いた個人投資家が多かった、ということになりますね。
なるほど、そういう数字の増減からも投資家の動きが読み取れるのですね。ところで、週末にかけて、気になるニュースがありました。
何でしょうか?

挿絵1

サウジアラビアでムハンマド皇太子が汚職を摘発し、従妹の王子などを含めて多くの人を拘束したというニュースです。一人の王子はその個人の資産が2兆円を超えていて、日本株もかなり保有しているという話ですが、このニュースは株式市場に影響ありますか?
そうですね。サウジアラビアのタダウル全株価指数を見ますと、下落はしているものの暴落と呼べるほどの動きはありませんね。数字としては1%前後の下落です。
タダウル株価指数というのですか・・・なんだか、タダ、ウルと言われると、下落しそうなイメージを持ってしまいます。冗談ですが。
K太さんは妙なところに気が付きますね。真面目な話、ムハンマド皇太子は、やり手の王子でたいへん期待されています。こうした汚職摘発を通じて、国内をまとめ、そして経済政策の実効性が高まるのであれば、マーケットとしてはプラスに評価することが考えられます。
なるほど、期待の方が大きいので、サウジアラビアの株式市場は大きく下落をしていないのですね。
ただ、この動きが広がり、没収金額も相当な金額に上れば影響は出てくると思われます。汚職が広範囲に行われていたということになりますからね。
わかりました。ところで、こうした外国人の投資家の動きというのは日本の株式市場にとっても影響がありますよね。
ありますよ!外国人投資家の売買シェアというのは、およそ60%あり、持ち株比率を見ても30%を超えてきています。この数字だけを見ても外国人投資家の動きが日本の株式市場に大きな影響を与えるというのがわかると思います。
そんなに高いシェアを持っているのですね。ということは外国人投資家の動きをマークしないといけないと思うのですが、どのようにすればいいのでしょうか?
外国人投資家の動向というと2種類あります。まず一つは、毎朝、証券会社には『外人動向』という情報が入ってきます。これは外資系証券会社から出た注文を集計したものです。
なるほど、外国人投資家の売買注文だから、外資系の証券会社から出てきた注文を集計すればいいのですね。
いえいえ、実はこの集計は気を付けないといけません。たしかに、外国人投資家の注文が外資系証券会社から出ていることは考えられますが、日本人、つまり日本の投資家の注文も外資系証券会社から出ています。
どういうことでしょうか。
僕が投資信託の運用をしていた時にもありました。たとえば、A社の株の売買注文を出す際に、『この注文はM証券会社から注文』と外資系証券会社から出すことができるのです。日本の運用会社からの注文なのですが、売買の執行は外資系証券会社となるのです。この注文は外国人からの注文となります。
日本人なのに外国人になってしまうのですね。わかりますが、不思議です。
ですから、この集計は外国人の動向だけではないということです。そして、もう一つ。こちらこそ、外国人投資家の動向となるのですが、東京証券取引所が毎週発表している『投資部門別売買動向』に外国人投資家の動向が出ています。
これは取引所が週一発表しているのですね。
そうです。ただ、少しタイムラグがあります。今週のデータを翌週の第4営業日に発表します。つまり、通常であれば木曜日です。月曜日が祝日だった場合などは金曜日になります。
ということは、ほぼ1週間遅れのデータになるのですね。
そうなります。
ところで、この外国人投資家の情報をどのように、トレードに活かせばいいのでしょうか。

挿絵2

これは僕の経験則も含めてお話しすると、外国人動向の動きがその後のマーケットの動向のヒントになる、ということです。例えば、外国人投資家の買い注文が増えて、買い越しが続くと、その後の株式市場の株価は上昇していくことが多いのです。
本当ですか。それはマーケットを見ていく上で参考になる情報ですね。
はい、売り越しに転じてくると、その後、下落してくることの方が多いのです。
つまり、マーケットの先見性のある動きと言うことになるのですね。
そうなのです。例えば、株式市場で下落が続き弱気が大勢を占めている時に外国人動向で買い越しが増えてくると底打ちから反発上昇に転じ、株式市場で上昇が続き強気が大勢を占めている時に売り越しが増えてくると天井を形成し下落に転じてくることが多いのです。
それだけマーケットシェアを占めているが故に先見性があるのかもしれませんが、私たちのような投資家には有益な情報の一つだと思います。
マーケットの動きも変調の兆しが出てきていますので、こうした情報にも注意をしてみてください。
今日もありがとうございました。

感想

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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