サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/11/01 17:03身近な例でROCを使ってみよう【第82回】

日経平均株価は凄かったですね。記録は途絶えましたが、16連騰というのは改めて凄いなぁ、と思いました。
本当にそうでしたね。しかし前にもお話ししましたが、バブルの頃も運用の仕事をしていましたので、当時の過熱感はよく覚えています。それと比べると、今回の16連騰は記録こそ凄いと思いますが、過熱感から言うとバブルの頃とは比較にならないほど静かだなと思います。
バブルの頃、私も働いていましたが、投資をしていなかったので、そのあたりのことはよくわかりません。
一つの興味深い現象としては、新聞広告です。新聞の下段には本などの広告がありますよね。
ありますね。たまに気になった本などを購入することもありますよ。
株式市場が過熱している時には、その広告が投資関係の本ばかりになるのです。
えっ、あの新聞の広告がですか。
そうです。投資関係の本の広告ばかりで、今、まさに投資ブーム、という感じになることが多いのですが、今回はそんなことありませんよね。
なるほど、ということは、新聞の広告が投資関係の本が多くなったら要注意ですね。
そうかもしれませんね。
ところで、私は評価損を抱えたままで、落ち着きません。
そうでしたね。現在、日経225の売りポジションを持っているのですよね。
はい。今回、トレードは3回目なのですが、前2回も売買した後、しばらく自分の思惑とは逆の方向に動くのです。2度あることは3度ありました。ちょっと慌てているところがあるのかな、と反省もしています。
そうでしたか。前回はDMIの説明をして、トレンドの強さを示すADXなどを改めて勉強したのですね。
そうです。ADXが非常に面白いなというのはわかったのですが、求め方は少し難しかったです。
では今回は今のK太さんが少し笑顔になるかもしれないテクニカル分析を紹介しましょう。
おっ、僕が笑顔になれるのですか。いいですね。お願いします。
マネースクウェアのチャートのシステムの左側にテクニカル分析を選択できるボタンがありますよね。
はい、移動平均線やMACDなどを選択するところですよね。
その中に『ROC』というテクニカル分析があります。
ROCですか・・・前にも教えていただいたような・・・。
それはRSIでしょ。
そうだ、RSIだ。今度はROCというテクニカル分析なのですね。
これも名前にアルファベットが使われて、難しそうに思うかもしれませんが、中身はシンプルだと思います。
いやぁ、わかりやすいのが一番です。
K太さんは、小学校の頃の自分の身長は覚えていますか。
うーん、はっきりとは覚えていませんね。ただ、一番身長が伸びたのは中学から高校に進学した頃でした。この頃は1年間で10センチちかく伸びたと思います。
僕も似たような感じでしたよ。中学時代に毎年10センチ近く伸びていましたが、高校に入ると伸びなくなりました。では、例として130センチから始めてみましょうか。
えっ、何を始めるのですか。
身長の伸び率を考えていくことでROCがわかるのです。いいですか、130センチの身長で、1年間7センチ伸びたとします。現在の身長、137センチを130センチで割ると。1.054となります。もちろん、1.0だと昨年と身長は同じということになるし、1.0よりも大きな数字であれば昨年よりも身長が伸びたということになります。

挿絵1

はい、これは理解できます。変化率というものですね。
では、翌年137センチから145センチまで8センチ身長が伸びたとしましょう。
変化率は145センチを137センチで割りますから、1.058となります。昨年よりも伸び率は良かったことになります。
計算のご協力ありがとうございます。その通りです。次に、145センチから157センチ、更に157センチから167センチ、そして最後、167センチから172センチになったとしたら、それぞれどうなりますか。
ちょっと待ってください。まず、145センチから伸びた時が1.082、次が1.064、最後が1.030となります。
ありがとうございます。このように、身長も途中は勢いよく伸びていきますが、次第にその伸び率が小さくなっていきましたね。これって、マーケットのトレンドに似ていませんか。
はい、電卓で計算をしている時に、これひょっとして、トレンドの話になるのではないかな、と思っていました。
K太さん、ナイスですね。現在の身長を過去の身長で割るとその変化率が求められるように、現在の値を過去の値で割ることで、価格の変化率を出すことが出来ます。
価格の場合は変化率がプラスということは過去に比べて現在値が上昇、マイナスの時は過去に比べて現在値がマイナスになっているということですね。
その通りです。途中は育ちざかり、マーケットもトレンド真っ最中なので、伸び率、変化率は高くなりますが、どこかで流れが変わります。徐々に伸び率が低くなるということです。
その途端、変化率が縮小していくのですね。
そういうことです。
これはシンプルでわかりやすいです。
それは良かったです。ROCというのは、現在値を過去の値で割ることによって、その変化率を見るものです。チャートでは、その変化率に100をかけて、変化なしを「100」としています。つまり、変化率が100よりも上方へ伸びている時は上昇トレンドが続いており、逆に100よりも下方に伸びている時は下落トレンドを表しているのです。

挿絵2

チャートでは100以上か100以下のどちらの方向に伸びているかを見ればいいのですね。
そうです。徐々にトレンドが収束してくると、伸び率が鈍化してきます。なお、何日前の過去の価格と比較すれば良いのかという問題がありますが、まずは、2週間分の10日とか1ヶ月前の20日といった数字から試してみてください。
これは早速使ってみます。ありがとうございました。えーと、日経225のROCは・・・。

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筆者プロフィール

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川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

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