サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/10/26 10:31ADXを使うテクニカル分析、DMIとは?【第81回】

すごいですね!日経平均株価(現物)が史上初の16連騰を記録しましたね。
21,000円台に乗せた後も、休むことなく堅調な展開になっていますね。ただ、これまで最長連騰記録だった57年前の14連騰は高度成長時代の株価上昇ですから、14日間で約9%を記録しています。しかし記録更新となった今回は経済成長率1%時代の16連騰ですので、16日間でも上昇率は約7%程度となっています。
そうですよね。16連騰という記録は凄いなと思いますが、その割に力強さを感じなかったものですから、つい日経225を売ってしまいました。
エッ、売りポジションを取ったのですか。
はい。19日の株式相場は、昼間の東京時間では好調で21,000円台を維持していたのですが、会社から帰ってみると日経225が下落に転じていたのです。そして、先日、教わったADXも下落に転じていたので、これでトレンドも変わった可能性があると思って売ったのです。
たしかに、今まで続いていた上昇からADXは横這いそして下落に変わってきましたからね。
そうですよね。だから売ってみたのです。あと、10月と11月の配当カレンダーを見て、しばらく配当金相当額を払うことがないのを確認しています。
なるほど、一つのトレードの中に自分なりの理由を確認していることは感心です。
でも、思惑とは逆に上昇しているので、ちょっとドキドキしています。そこで、先日教わったADXについてもう少し詳しく教えていただけないでしょうか。
わかりました。ADXを使うテクニカル分析、DMIの説明をしましょう。
よろしくお願いします。

挿絵1

このDMIは解説が複雑になる可能性がありますが、極力、易しく解説したいと思います。まずDMIには重要な指数が3つあります。『+DI』、『-DI』そして『ADX』です。
はい、プラスDI、マイナスDIとADXですね。
そうです。+DIは上昇力を表します。-DIは下落力を表します。そして、ADXはトレンドの強さを表します。ただし、この3つを求めるのには、少々作業が必要になります。
そこが難しい部分なのですか。
しっかり聞いていただければ大丈夫です。まず、上昇力と下落力を求めるために、上昇幅と下落幅を計算します。
+DIと-DIを求める前に上昇幅と下落幅を求めるのですね。
その通りです。まず上昇幅は『本日の高値-前日の高値』という計算式で求めます。下落幅は『前日の安値-本日の安値』という計算式になります。
今日の価格と前日の価格でそれぞれ求めるのですね。
そうです。前日の高値よりも本日の高値の方が高ければ上昇幅はプラスとなり上昇力が強いことになりますよね。また、前日の安値よりも本日の安値の方が安いと下落幅もプラスとなり下落力が強いことになります。
はい、そこは前日との比較の問題で理解できます。
そこで、この上昇幅と下落幅は毎日計算をするのですが、この2つを比較してプラスの値幅の大きい方を採用し、採用されなかった数値は『0(ゼロ)』とします。
上昇幅の方が大きければ、そちらの数字を採用するということですか。
そういうことになります。ここまでは理解できましたか。
理解できています。上昇幅と下落幅を計算し、その日の数値の大きい方を採用するのですよね。この日は上昇の日とか下落の日という感じに。でも、この数字が同じだったらどうするのですか。
いい質問ですね。同じの場合は引き分けで 両方とも『0』とします。次に真の変動幅を求めます。

挿絵2

真の変動幅ですか。
はい、その日の本当の値幅はどれくらいあったのかを計算します。これには3つの方法があります。一番わかりやすいのは『本日の高値-本日の安値』です。
それはわかりますね。それこそ今日の値幅ですよね。
でも、窓を空けて上昇したり、下落したりする時がありますよね。ですから、『本日の高値-前日の終値』と『前日の終値-本日の安値』も計算します。
ちょっと待ってください。本日の高値から前日の終値を引くということは・・・わかりました、窓を空けて上昇した場合の値幅を計算しているのですね。そして、前日の終値から本日の安値を引くのは窓を空けて下落をした場合のことです。
その通りです。窓を空けた場合にその日の高値と安値だけでなく、実際には前日の終値から価格が飛んでいるのですから、この3つの計算式を使うのです。
この真の変動幅の計算は、なるほどな、と思いますね。
ですよね。僕もこの計算式は良い考え方だなと思います。ところで、ここまで私たちは日々の上昇幅と下落幅そして真の変動幅を求めましたよね。次に、上昇力というのは真の変動幅に占める上昇幅、下落力というのは真の変動幅に占める下落幅と考えるのです。
ということは、日々の上昇幅、下落幅を真の変動幅で割るということですか。
そうです。それが+DIの上昇力、-DIの下落力となるのです。

挿絵3

ここで出てくるのですね。
ただ、日々だと乱高下しますので、教科書では+DIと-DIの14日平均を使います。ただ、この平均日数は10日にしても良いと考えています。14日は長すぎるのと、10日は現在の2週間分の営業日数となるからです。
だから、パラメーターを『10』にすると説明してくれたのですね。
そうなのです。ところで、10日平均した+DI(以下「平均+DI」)と10日平均した-DI(以下「平均-DI」)を比較して数字が大きければ大きいほどその力が強い相場ということになりますよね。例えば、平均+DIの方が平均-DIより大きいと上昇力の強い相場であるということになります。
なるほど・・・逆に、平均-DIの方が平均+DIよりも大きいと下落の強い相場ということですね。
はい。ということは、平均+DIから平均-DIを引いて プラスの数が増えていくのであれば上昇が強く上昇トレンド、マイナスの数字が増えていけば下落トレンドが強いということになりますよね。
そういうことになりますね。
そこで、平均+DIから平均-DIを引いて『DX』を求めます。ただし、ここでは、平均+DIと平均-DIの差の絶対値を求めます。つまり、DXの数値はプラスが大きくなってもマイナスの数値が大きくなっても、絶対値なので正の値になります。これを更に平均したものがADXなのです。
そっか、絶対値の数字が大きいということは上昇力でも下落力でもトレンドが出ていることを示すのですね。だから、ADXの数値が反転した時にトレンドが終焉するという考え方になるのですか。
そういうことになります。
いやぁ、真剣に説明を聞いてなんとかDMIの内容を理解することができました。ありがとうございます。やっぱりADXの変化に注目したいと思います。
よかった、理解していただいてホッとしています。

感想

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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