サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/10/05 13:20配当金の考え方【第78回】

K太さん、今週も配当金相当額が入っていたのではありませんか。
入っていました!未実現益が166円になっていたので、そこから先週の94円を引くと今回は72円でした。こうして、毎週増えると嬉しいですね。
72円ですか。2週間で合計166円か・・・。
はい、わかっています。待ってください、計算をします。えーっと、収益率は0.022%ですね。これに2週間だと26をかけて52週分の年率にすると・・・0.58%になります。
正解です。慣れてきましたね。
でも権利付最終日カレンダーを見ると、水曜日を中心に毎週配当金相当額が発生していますので、毎週お小遣いをもらっているような感覚になり嬉しいですよ。
たしかに、毎週発生するというのは改めて凄いと思いますよね。

挿絵1

でも、9月の日経225の配当金相当額は凄いですね。予想だと13,388円ですよ。これこそ、お小遣いですよね。これは中間決算が9月だからと考えて良いのでしょうか。
その通りです。日本の場合、3月本決算、9月が中間決算という会社が多いですからね。また、食品や百貨店は2月決算が多いので、2月と8月に配当金相当額が発生しています。
なるほど、僕の勤めている会社は3月決算なので、つい3月決算が当たり前という感覚でいますけど、3月以外の会社もたくさんあるということですね。でも、この権利付最終日カレンダーをよくチェックすることは大事ですね。
そう思います。
あっ、今考えたのですが、最終日に保有していれば、配当金相当額が発生するのですよね。
そうなりますね。
ということは、最終日に購入して権利を得て、翌営業日に決済するという戦略もありですよね。
有り無しを訊かれれば、それは有りですね。
ですよね。
個別銘柄でも権利付きの最終日に配当金狙いで売買に参加する投資家は多いですからね。でも、気を付けなくてはいけないのは、権利付き最終日の翌日、これを『配当落ち』と言いますが、他に要因が無い場合、指数は配当金の価格分下がる、ということを覚えておいてください。
えっ、そうなのですか。
よく値動きを見てください。日経225の9月26日の権利付き最終日の終値は20,372円、これで配当金相当額がもらえます。そして翌日、つまり配当落ちの日の始値は理論的には配当分が払われ、実際の始値も下落した20,245円から始まっています。

挿絵2

あっ、確かに安く始まっています。
理論的なピッタリの配当金分ではないにしても、前日の終値から127円、つまり12,700円分(127円×100)下落して始まっています。つまり配当落ちで前日比下落して始まったことが考えられるのです。また、日経225の過去の配当落ち日の始値を見ると前日の終値より安く始まっていますよ。
本当ですね。これは通常の株式も同じことですか。
はい、理論的には同じです。権利付き最終日で1,000円している株価が30円の配当を行なえば、配当落ち日には970円となります。
配当金分の価格が下がるのであれば、配当金があるからと言って喜んでばかりいられませんね。
いいえ、そんなことはありません。先ほど例に出した銘柄で考えてみましょう。1,000円が配当落ちで理論的に970円に・・・。
あの・・・さきほどから『理論的』という言葉を何回か使われていますが、理論的ということは現実的には違うケースがあるということですよね。
その通りです。先ほどの1,000円の銘柄が上昇トレンド中の銘柄だとしましょう。配当があって配当落ち後に970円で始まったのであれば、30円安く買えるので多くの投資家の買い注文が入ることが予想されます。だって、上昇トレンドに乗っていて株価が上がっているのですから。
そうなると、970円から始まってもすぐに1,000円を超えていくことが期待できる、と言うことですね。
そうなのです。つまり、理論的には配当金分安くなるのですが、実際にはその時の相場環境の影響を受けます。ですから、上昇トレンドの時には配当落ち分をすぐに吸収して上昇が続いたりするのです。ということは、あまり目立たないことの方が多いです。
よくわかりました。日経225の場合は3月や9月に決算が集中していることから、配当金が多くなりますよね。でも、FTSE100の場合、毎週のように配当金相当額が発生はしていますが、権利付き最終日が分散されていることから、翌日のFTSE100の価格には大きな影響は与えないのではないでしょうか。
そうですね。例えば、株価10,000円の銘柄が365円の配当金を払うとします。年1回の配当支払いだとすると、配当落ち後には10,000円が理論的には9,635円となります。これは『下がった』という印象を受けます。
そりゃ、3%以上の下落となれば、僕もそう思いますよ。
でも、1日に1円の配当金だと仮定しましょう。1日の1円、年間365円です。 10,000円の株価が翌日9,999円になるのです。この値段であれば翌日の値段としては通常としても十分ありうる株価ですよね。
はい、『1円安く始まった』と何の違和感もなく見ていると思います。
ですから、年間の合計金額では多くの配当金相当額であっても、毎週のように配当金を得られるのであれば、それだけ価格には大きな影響を与えない、ということになると思います。
ということは、FTSE100の権利付き最終日を頻繁に迎えるのは価格に影響を与えていないということになるのですね。今日は配当金相当額のことからいろんな事を教えていただきました。ありがとうございます。
お疲れ様でした。

感想

筆者プロフィール

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川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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