サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/09/07 09:07K太さん、はじめての利食い【第74回】

先日はありがとうございました。
何のことですか?
ほら、北朝鮮のミサイルが北海道の上空を飛んで太平洋に着弾した8月29日、お昼休みにメールさせていただいた件です。北朝鮮のミサイル発射を受けて、朝から大きくマーケットが動いていたので、思わず心配になってメールしてしまいました。
あの日のことですか。確かに、株価は下落し為替も円高に動いたのに加え、先日、K太さんはCFDで初トレードをしてポジションを取ったばかりなので、慌ててしまったというメールの件ですね。
すみません。おっしゃる通りちょっと慌てていました。だって、DAXを12,108円で売った途端に株価は上昇してしまい、本当に冷や冷やしていましたから。でも、あの日は朝から日経225もNYダウも下落していたこともあり、夕方から取引が始まるDAXの動向が気になってしまったのです。ひょっとすると前日までの評価損が評価益に変わるのかもしれないな、と思ったものですから。
K太さんの気持ちはわかります。最近では、北朝鮮問題の緊張感が増すと株価は下落し、比較的安全な円へのシフトが起きるということで円高になりますからね。
はい、でもおかげさまで利食うことが出来たのです。
おっ、そうなんですか。それを先に言ってくださいよ。

乱高下にハラハラ・・・でも大丈夫

あの日の夕方、会社が終わってマーケットをチェックしたら、案の上大きく値下がりをしていました。DAXはなんと12,000円を割り込んでいましたからね。ついつい嬉しくなってしまいました。今まで、評価損が発生している時には『どうしよう。戻ってプラスマイナスゼロ付近で決済出来れば』などと思っていたのですが、いざ評価益になると『もっと下落をするのではないか、もう少し待っていよう』とほんとに自分勝手に考える自分がいました。
ははは、そのような気持ちになるのはわかります。
でも、その時に先生との昼間のメールを思い出し、11,914円で決済することができたのです。19,400円の利益でした。
それは立派ですね。おめでとうございます。20万円の投資資金で約19,000円の利益ということは年率9.5%ということになりますね。

DAXを決済!初取引の結果は

年率だと9.5%になるんですね。しかも1週間で達成できたなんて、嬉しいです。
あれ、今、値動きをチャートで確認しみたら、K太さんは8月29日のほぼ安値の大変良いタイミングで決済をしているのですね。
はい、どうもそのようなのです。決済した後もしばらくは下落が止まらなかったので『もったいないな』とか『早すぎたかな』と思ったのですが、そのうち株価も戻り、結果的には安値に近い水準で決済が出来ていました。
いいですかK太さん!『利食い千人力』とか『魚の頭と尻尾はくれてやれ』という格言があるように、欲張ってはいけません。
そうですよね。しかも、決済した後に『逆に買っていれば良かった』とも思ったのですが、調子に乗ってはいけないなと思い自重しました。
K太さん!賢明な選択です。一つ一つ丁寧な行動を心掛けないとダメですよ。
はい。でも今回一番参考になったのは、例の昼間のメールで教えていただいた、先生のエピソードです。
『理由がわかっている相場の動き』、たしか30年前のブラックマンデーの時の話をしましたね。
はい、そうです。30年前のブラックマンデーの時、日本の株式市場は朝から売り気配で史上最大の下げ幅を記録したのですが、アメリカの金利上昇や海外相場の大暴落など、東京株式市場暴落の理由は分かっていたので、川口先生には皆が抱いていたほどの恐怖感はなかった。むしろ、逆に株価は戻ってくるであろうと考えて株式の組み入れ比率を上げた、というエピソードには『なるほどな』と思いました。
暴落で一番怖いのは理由がわからない場合です。『何故なんだろう』と考えている間にも下落が続く。例えば、1990年から始まったバブル崩壊の下落の時などがそれに当たります。
だから、今回の下落は北朝鮮問題であるというのが分かっていて、何度も同じような動きを繰り返していたので、今すぐに何か重大な事態に陥るというよりも、いつもと同じように落ち着きを取り戻す可能性があるであろうと考えたのです。つまり、理由が分かっているので、下落が続くと期待するよりも値を戻す動きがいずれ出てくるのではないか、ということです。
K太さん、ナイスな読みでした。読み通り、その日のうちに戻ってきましたね。それに、K太さんが決済をしたという夕方の時間帯には為替市場も落ち着きを取り戻し始めていて、特にユーロ円は上昇し、前日の終値よりも高くなっていました。
そこまでは見ていませんでした。
でも、マーケットの大きな上昇や下落には、やはり理由が存在します。特に、それが僕ら投資家の目に明らかな時には一過性なものなのか、それとも長期間に亘って影響を与えるものなのかなどを判断しなければなりません。そして、一過性、つまり元に戻る確率が高い場合には多くの時間はかからないことが多い、ということです。
なるほど、今回のトレードで勉強になりました。投資の勉強をするのと実際にトレードをしてみるのでは、また違う角度でいろいろ学ぶことが出来たと思います。次回も、教わったことを試しながらトレードをしたいと考えています!
いいですね。期待していますよ。

初取引、利益が出てよかったですが、決して調子に乗ってはいけません!相場は甘くありませんよ!

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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