サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/08/03 08:49一目均衡表の兆候【第69回】

今日もよろしくお願いします。
先週までは2週に亘って、DAXとFT100の裁定取引の検証をしましたね。ちょっと難しかったかもしれませんが、理解できましたか?
はい、ゆっくりとかみ砕いて説明して下さったので、理解することが出来たと思います。
それは良かったです。
ところで最近の動きを見ていると、NYダウが最高値を更新してきましたよね。でも、それとは逆でDAXなどは下落をしています。そこで、そのあたりの動きをこれまでに勉強したテクニカル分析を使って教えていただけると嬉しいな、と思うのですが。
なるほど、確かにNYダウは最高値更新をしていますが、DAXは下落をしていますね。わかりました、一目均衡表を使って解説してみましょう。
一目均衡表は、飛行機と雲の関係で分析するモノでしたよね?
そうです。まずはNYダウの一目均衡表を見てみましょう。これを見てどう思いますか?

雲の上にローソク足があって、右肩上がりに推移しているので、堅調であるという印象を持てます。
その通りですね。ひと目見て、堅調というのが分かります。雲の上を推移していますが、この雲は先行スパン1が上になっている雲です。しかも、上昇トレンドの時には先行スパン1が上になるのが理想的ですので、この点も当てはまります。
なるほど、ただ雲の上を推移しているというだけでなく、先行スパン1が上になっているのか、先行スパン2が上になっているのかも重要なのですね。
はい、そうです。そして、日経225も雲の上にローソク足が位置しているのですが、NYダウとは違い、雲の上限、すなわち先行スパン1に接しています。

あっ、本当ですね。ということは、この雲の上限が下値支持線になるのか否かがポイントになっていくのですよね。
その通りです。雲の上限が下値支持線となり下げ止まりから反発することも考えられます。
そうなると、2万円台に戻ってくるということになりますか?
そうですね。でも、雲の中に入ってくる可能性も残っています。
雲の中に入ってくると、今度は雲の上限が上値抵抗線、下限が下値支持線になると考えてよろしいのでしょうか?
はい、教科書としてはそのように考えます。
ということは、日経225は大事な局面になっている、と考えた方がよさそうですね。
そうかもしれません。
雲の中に入ってくると、今までの勢いが止まってくると考えた方がいいですか?
今、K太さん自身が言ったように、雲の上限が上値抵抗線になることが考えられるので、上値は重たくなってくる可能性がありますね。
なるほどね。
ここで、今度はFT100の一目均衡表を見てみましょう。

今日はオンパレードですね。あれ、FT100は雲の中を推移しているのですね。
そうなのです。今話したように、ちゃんと雲の上限が上値抵抗線、そして雲の下限が下値支持線になっているのが分かりますよね。
あっ、本当ですね。教わった通り、FT100は雲の中で推移しています。この場合、雲の上にローソク足が出てきたら上昇が強くなり、逆に雲の下に出てきたら、下落が強くなると考えて観察すればいいのですか?
はい、そのように考えて見ていて良いと思いますよ。では最後に、DAXの一目均衡表を見てみましょう。

あれれ、雲の中で動いていたのですが、直近では雲を割り込んで、雲の下で推移しているのですね。この状況はあまり良くないと判断していいのですよね?
その通りです。6月末から雲の中にローソク足が入ってきたのですが、雲の下限が下値支持線、雲の上限が上値抵抗線となり雲の中を推移していたものの、7月下旬になると雲を割り込んでしまったのです。ということは・・・。
これからは雲の下限が上値抵抗線になる可能性がある、ということですよね。
はい、上値の重たい展開が続くことが考えられる、ということです。
でも、面白いですね。NYダウ、日経225、FT100そしてDAXとありますが、この順番で雲の上方を推移しているのがNYダウ、雲の上限に接近しているのが日経225、雲の中を推移しているのがFT100で、雲の下方にあるのがDAXになっています。
ところで、一目均衡表は日足のみでなく、週足でも有効です。
週足でも同じように分析できるのですか?
そうです。その計算式も転換線は9、基準線は26、そして他のスパンも26、つまり日足と同じパラメーターで分析します。
移動平均線やRSIなどでは計算する数字を変えた方が良いと教わりましたが、一目均衡表は週足で分析する時でも計算する数字は変えなくていいのですね。
はい、その通りです。週足で見ると、また違う風景が見えてきます。NYダウ、FT100そしてDAXを見てください。
あっ、雲の上方を推移していますね。
週足で見ると、中長期の上昇トレンドを維持していると見ることができますよね。しかも、先行スパン1が上の雲に沿って動いています。では、こちらはどうでしょう?

これは日経225の週足の一目均衡表ですね。横這いにはなっていますが、他と同じように雲の上を推移しています。
そうなのですが、注目していただきたいのは雲のねじれの位置です。
変化日になると言われている雲のねじれの位置ですね。う~ん、どこか違いがあるのでしょうか?
雲のねじれの位置の日経225の終値です。実は、K太さんが指摘したように、日経225は横這いになっているのですが、雲のねじれの位置に週足の高値を記録しているのです。そして、それ以降は高値を更新できないで、同事線が出現しています。
あっ、本当ですね。よく見るとローソク足の終値はねじれの位置が一番高いです。ということは、少し気を付けないといけない、ということになるのですか?
そうですね。ねじれの位置で高値が出現し、その後は同事線が頻発している。ちょっと慎重になった方が良いのかもしれません。もちろん、どちらかに放れる可能性はある、という目で見てください。
なるほど。

日足、週足と違う時間軸ではありますが、一目均衡表を使うといろいろ注意すべき点が見えてくるのです。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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