サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/07/06 09:58運用とインデックス【第65回】

前回は、参考図書を教えていただきありがとうございました。これから読んでみたいと思っています。
良いですね。頑張ってください。前回はその参考図書の内容、つまり自分で銘柄を選び、そして売買のタイミングも計る裁量型の運用は、それだけ優れた技術が必要であること、それはプロ中のプロでないと難しいことからインデックス運用および株価指数の取引の方が効率的であり注目される、という話をしましたね。
はい、覚えています。ところで質問ですが、インデックス運用というのは日経平均株価などの指標と同じような動きをする運用のことでしたよね。
はい、その通りです。僕がインデックス運用に興味を持ったのは1989年から90年の頃です。まだ、インデックス運用というのが投資の世界でも広く知られていない時期でした。
なぜ、そんな早い時期から興味を持てたのですか。
それは紹介した本を1987年に読んでいたことに加え、89年にインデックス運用の担当になったからです。
そうなんですか。でも89年と言えば、当時はバブルの頃ですよね。
そうですね。日経平均株価は38,915円という最高値を89年の年末に記録しています。あの頃は裁量取引、つまりアクティブ運用が主流で、どのファンドも好成績を収めていました。日経平均株価も右肩上がりに大きく上昇していた環境にありましたからね。
なるほど、株式市場が好調だからファンドの成績も好調だったのですね。でも、そのような環境の中でインデックス運用の魅力に気が付いた人は多かったのですか。
多くはなかったと思います。それは、やはりアクティブ運用のファンドが好成績を収めていたからです。でも、実はその当時、それよりも良いパフォーマンスを挙げていたインデックス・ファンドが存在していたのです。

エッ、そうなんですか。
はい、アクティブ運用を担当しているファンドマネージャーは自分たちの運用成績に満足していました。実はかく言う僕もインデックス・ファンドを担当する前に運用していたアクティブ・ファンドの運用成績は良かったですし、自慢でした。でも、後で検証してみると、インデックス・ファンドの運用成績および株価指数の上昇率の方が良かったのです。それを知った時は少しショックでしたよ。だから、インデックス運用について書かれていた例の参考図書を読み返すようになったのです。
そうだったのですか。運用成績の数字にちゃんと表れていたのですね。でも、そうした事実を受け入れて勉強するところはさすがですね。
褒めていただいても何も出ませんよ。
ありゃ、そんなつもりじゃありませんよ。
冗談です。ありがとうございます。たしかに、バブルの時のような大きな上昇相場というのは頻繁にあるものではありませんが、たとえば昨年のアメリカ大統領選挙の後の上昇相場のように大きくマーケットのトレンドが出る時は、裁量型の運用よりもインデックス運用や株価指数取引の方が高い収益率を記録する可能性があるのです。
たしかに、自分が保有している銘柄が大きく上昇すれば良いですけど、上昇しない銘柄を持っている可能性もありますからね。であれば、株価指数取引をしていた方が良い、と考えたくなりますよね。
そうですね。その点について、最近の運用の現場でも興味深い動きがあるのです。
どんな動きでしょうか。
インデックス運用などにマネーのシフトが加速しているのです。

つまり、インデックス運用などの運用に資金が集まっているということですか。それはどんな理由からですか。
その理由の一つは、インデックス運用であれば株価指数の騰落率と同じような成績を収められることにあるのです。つまり、今、K太さんが言ったことと同じ理由です。長期的に見ると、アクティブ運用で株価指数の並みの収益率を挙げるのは大変だということなのです。
それは私たちがCFDで株価指数取引を行なっている魅力の一つに、プロの運用の世界もシフトをしているということですか。
そうなのです。加えてもう一つ理由があります。最近の各国の株価指数間の相関関係が低下してきている、というのがあるのです。先日も、日経225とドル円の相関関係が少し変わったのではないか、という話を紹介したと思います。
思い出しました。本来であれば、相関関係が高く同じような動きをするのに、ドル円でドルが下落しても日経225が下落をしないで上昇している、ということでしたよね。日銀のETF購入を一つの理由に挙げていましたね。
ちゃんと覚えていてくれましたね。つまり、各国の株価指数の相関関係が低下しているのであれば、それぞれの株価指数が同時に同じ方向に動き、同じように下落する確率は低くいであろう。そうであるならば、NYダウやDAXなどいろいろな指数を保有することで収益のチャンスはあるし、それぞれが違う動きになればリスク分散にもなる、ということのようです。
なるほど、先日の相関関係が変わってきたという話が運用の世界で実際の動きとして現れているのですね。
その通りです。
今日もありがとうございました。
あっ、本を読んだら感想を聞かせてくださいよ。
もちろんです。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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