サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/06/29 08:22参考図書とインデックス【第64回】

よろしくお願いします。実は今日は私の方からお訊きしたいことがあります。
はい、質問ですか。いいですね、熱心さが伝わってきます。
実は投資を始めてから、少し自分が変わったような気がしています。中でも、いろいろなモノに興味を持つようになったなぁ、と思います。大学を出てからは仕事に関する本ばかりを読んでいましたし、新聞も自分の会社が関係する業界のニュースをメインで読んでいました。でも、最近は国内ニュースはもちろん、海外のニュースにも興味を持ち読むようになりました。そして、本もいろいろな本を読むようになりました。
それは素晴らしいことですね。
そこでなのですが、投資関係で読んだ方が良い本を教えていただきたいのです。
なるほど、そういうことですか。確かに、投資にはいろいろな分野の知識が必要ですし、総合力で考えることが求められますからね。僕は、ちょっと変わり者ですからね、数式が出てくる『証券投資論』とかワクワクしながら読んだりします。でも、今日は投資初心者の人にでも簡単に読める本をご紹介しましょう。
あの・・・数式が出ない本でお願いします。
もちろんです。僕が5回も読み返した本を紹介したいと思います。
5回も読んだ本があるのですか。普通、1回読んだらおしまいですよね。
そうなんですよ。僕も同じ本を2回読むというのは珍しいのですが、5回ともなるとこの本しかありません。1回目に読んだ時は、『なんだ、この内容は』と思い、鉛筆でその本に自分の意見を書き込んでいます。『俺は違う』とか『俺はわかっている』と。
おもしろいですね。作者と喧嘩をしているみたいで。
そうなんですよ。当時の僕はファンドマネージャーとして運用成績も良くて、いけいけでしたからね。でも、2回目に読んだ時には、『なるほど』と思い、3回目には赤ペンで線を引いていました。
何という本ですか?興味あります。
それは『機関投資家時代の証券運用』という本です。1987年に発行された本です。
1987年というと、ちょうど30年前だし、会社に入って2年目の頃ですね。
そうです。たしか、10月に起きたブラックマンデーの直後にこの本を買っています。
題名を聞くと、何か難しい本のように思えるのですが、初心者でも大丈夫ですか。
大丈夫です。ただ、一つ言っておかなくてはいけないことがあります。この本、実は絶版になっていて本屋さんに売っていない、ということです。
えっ、そんな売っていない本を推薦されても困りますよ。
安心してください。この本の趣旨を受け継いだ本がちゃんと出ています。同じ作者が書いた本ですので、そのエッセンスは同じように書かれています。ですから、その本を読んでいただければ大丈夫です。
安心しました。その後継ぎの本のタイトルは何というのですか?
はい、『敗者のゲーム』という本です。
誰の著書ですか。
チャールズ・エリスという人が書いています。
へぇー。それで、その魅せられた内容とはどんな内容でしょうか。
いくつかのポイントはあるのですが、インデックス運用の優位について語られている点を挙げることができます。
インデックス運用というと、CFDで日経225の売買をすることの優位と考えても良いのですか。
はい、そのように捉えても良いと思います。まず、投資家が個別銘柄の売買を通じて成果を収めるのに、いくつかの条件を出しています。
それはどのような条件ですか。
ここでは、2つを紹介したいと思います。一つは、他の投資家よりも個別銘柄の上昇・下落を見抜く能力に長けているのか否か、ということです。
上昇する個別銘柄を当てることの能力ということでしょうか。
その通りです。他の投資家よりもあなたは個別銘柄の動向を当てられる分析力を持っているのであれは、個別銘柄を狙う投資を行なっても構わない、ということです。
他の投資家よりもその能力に長けているのかと問われると、さすがに自信はありません。
そして、もう一つ。マーケットが上昇するのか下落をするのかの動向を他の投資家よりも的確に把握することのできる能力を持っているのか否か、ということです。
これは日本の株式市場が上昇するのか下落するのかを当てるということですよね。
そうです。
そうした能力を持っているのであれば、苦労しないと思うのですが。
そうですよね。ほとんどの投資家はこのような能力を持ち合わせていません。そこで、有名な例え話が出てきます。テニスの試合を例に取ります。あなたがウィンブルドンなど世界の4大タイトル優勝争いをするだけのトッププロであれば、コートの隅を狙ったサーブを打っても構わない、と言います。
たしかに、それだけのプロであれば出来ると思いますし、そうしないと優勝できませんよね。
でも、多く人はそこまでのプロではないはずです。であれば、勝つためにどうすればいいのか。
勝つ秘訣ですね。
相手が打ってきたボールを常に相手に返せる、すなわち、自分がミスをしないようにすればいい、というのです。自分が必ず相手のコートにボールを返すことが出来るのであれば、そのうち相手がミスをしてくれる。つまり相手がミスをすることで自分が勝つことが出来るというのです。

なるほど、相手の方から負けてくれる、ということですね。
そういうことです。つまり、投資で個別銘柄を見つけ出し、勝とうと思っても余程の才能がなければ勝てないのです。であるならば、インデックス、つまり市場の動きを売買することが負けない投資につながるのではないか、というものです。

なんか、すごく納得しています。
だから、ファンドマネージャーはベンチマークと言われる株価指数と騰落率を比較されるのです。
なるほど、競争相手の日経225を売買した方が効果的であるということにつながるのですね。
はい。そして、最近では運用の世界でもちょっとした動きがあります。次回はそのような動きの話も紹介したいと思います。
次回が楽しみになりました。ありがとうございました。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

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