サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/06/01 12:01決算とインデックス【第60回】

今回もよろしくお願いします。そう言えば、ようやく初夏めいた天気になってきましたね。
よろしくお願いします。先日、気象庁から向こう3ヵ月の予報が出され、今年の夏は例年の夏よりも気温が高くなるそうです。経済にとっては良いことです。
えっ、天気まで経済に関係があるのですか。
もちろんです。K太さんの会社ではエアコンも製造していませんでしたか。
はい、エアコンをはじめとした家電商品は製造していますけど。
日本には四季がありますが、その四季に応じた経済活動というものがあります。ですので、その季節、例えば夏は夏らしく暑い方が経済にとってはプラスになるのです。
なるほど。つまり、例年よりも気温が高いということはエアコンが多く売れて、企業の収益も上がるという風につながるのですね。
そういうことです。また、海をはじめ観光地にも多くの人が訪れることによって、経済的にはプラスになります。人が動けばお金も動く、ということです。
また、良い言葉ですね!でも、天気も含めていろいろなモノが経済に影響するということであれば、普段からボーッとなんかしていられませんね。暑さに負けず、頑張ります。
ところで、この時期、マーケットのアナリストたちは多忙を極めています。なぜだかわかりますか。
う~ん、決算の多い時期だからですか。
その通りです。日本の企業は3月決算が多いので、3月で締め、その結果をこの時期に発表するのです。K太さんの会社も発表していましたよね。
はい、5月の上旬に発表していました。為替の影響もあり、まずまずの数字だったようです。
今回は、個別企業の決算に絡んだ話を紹介しながら、やっぱりインデックスの運用の方が良いよね、という話をしたいと思います。
面白そうですね。よろしくお願いします。
個別銘柄へ投資をするメリットの一つは『値上がり益』ですよね。そして、もう一つ配当金です。配当金というのは、企業の売上から原材料費や人件費などの経費を引いて、それに金融機関に対する利子や利息の金融収支などを差し引いたりしながら計算し、残った当期利益から支払われます。
少し経理の勉強もしたことありますので、その点は理解しています。
そうでしたか。では、法律上会社は株主のモノである、ということも理解していますよね。つまり、残った当期利益も株主のモノになるのです。この当期利益を分配するのが配当金です。ですから、投資家すなわち株主から見ると、企業の利益というのは重要な項目なのです。
そうですよね。投資家が企業の利益に注目するのは当たり前だし、重要なのは理解できます。
ただ、投資家が注目する利益は過去の利益ではありません。彼らは将来の値上がり益や配当金を期待する以上、今期そして来期の業績がどうなるのかが知りたいのです。
『株価は経済の未来を映す鑑である』ということを聞いたことがあります。未来への期待が今のマーケットの価格に反映されるという考え方ですよね。ですから、知りたいのは未来に関する情報ですよね。
そうです。ところで、その未来に関する情報が紙面に掲載されたりします。K太さんは四季報とか会社情報といった季刊誌を知っていますか?
はい、買ったことはないのですが、本屋さんで立ち読みをしたことはあります。上場会社の紹介や情報が詰まっている本ですよね。
もうじき『夏号』が発行されるのですが、その夏号には『予想増益率ランキング』というものが掲載されることがあるのです。
増益率の予想がランキングされていているというのはありがたいですね。個別銘柄に投資をする人にとっては良い資料ですよね。そこの上位に記載されている会社の株を買えば利益を得る可能性が高いのではありませんか。
そういう答えが返ってくると思っていましたよ。
あれ、何か悪いこと言いましたか?
ここでちょっと面白い話をしましょう。その予想増益率ランキングの上位50社を一つにまとめてファンドを作るとしましょう。
はい、利益の期待できる50社のファンドですよね。
ちなみに1社に100万円を投資するという資産配分、つまり50社それぞれ均等に分散投資をします。魅力的だと思いませんか。
そりゃ、魅力的ですよ。わくわくします。予想増益率ランキングの上位50社ですからね。

予想した期間、今期であれば始まった4月1日から1年間運用したとしましょう。
かなり良い成績を期待したいのですが・・・どうなのですか。
実は、この50社ファンドと日経平均株価やトピックスといった株価指標の成績を比較すると、50社ファンドよりも株価指標の成績が良い年の方が多いのです。
えっ、そうなんですか。信じられない。
いくつか原因は考えられるのですが、一番の要因は会社の増益予想の数字です。つまり、会社自体が強気の数字を発表しているケースや、アナリストの予想が強気であったりする傾向があるのです。
そういうことなのですか!
興味深いデータでしょ。
また、こういう未来の数字が発表されることで、よく耳にする『織込済み』ということもあるのではないですか。
おっ、冴えていますね。そういうことも考えられます。さらに大事なのは、個別企業の業績を分析する場合、企業が発表する数字やアナリストの分析を待たないとなりませんし、そこでの予想数字がどこまで未来と整合するのかわかりませんよね。その点、株価指標、インデックスというのは全体の動き、日本の経済、アメリカの経済を捉えることが出来ればいいのです。

説得力ありますね。
ありがとうございます。K太さんの会社はメーカーですので、他の業界、たとえば医薬品業界や化学メーカーの業界などの動きについて、K太さん自身あまり知らないですよね。個別企業になれば尚更です。
はい、その通りです。
でも、日本の経済が上向きだから株式市場は上昇しそう、経済は下向きだから株式市場は下落しそう、というのは比較的予想しやすいでしょ。
確かに。
ですので、日経225などを中心としたインデックスの運用の方が管理しやすいのではないかな、と僕は思います。
納得です。今日もありがとうございました。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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