サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/05/25 18:10トランプ大統領のリスク【第59回】

今日もよろしくお願いします。
こちらこそ、お願いします。
日経平均株価はなかなか2万円に乗せることができませんよね。今度こそは、と期待して見ていたのですが、戻ってきてしまいました。やっぱり、トランプ大統領のロシア疑惑が影響しているのでしょうか。
その通りだと思います。お騒がせな大統領として多少のことはマーケットもリスクと感じていなかったと思うのですが、FBIのコミー長官を解任したところから、事態が変わってきたと言ってもいいでしょう。

報道番組や情報番組でも連日のように報道していますよね。僕も昔のことで、子供だったので名前だけしか覚えていないのですが、ニクソン大統領の『ウォーターゲート事件』に似ているとも言われていますよね。
ウォーターゲート事件は僕が中学生の頃の事件でしたね。当時はアメリカで何か大きな事件が起き、ニクソン大統領が辞任した、という程度でした。
でも、川口先生は情報番組のコメンテーターもしているので、専門家からもいろいろな話を聴けて、僕らよりも情報の整理が出来ているのではありませんか?
海の向こうの話で、しかも機密情報に関することなので、なかなか専門家でもわからない点が多々あると思いますが、整理すると相場に役立つこともあるという印象は持っています。まず、トランプ大統領は大統領選挙の時にヒラリー氏のメール問題を攻撃していましたよね。ヒラリー氏のようなメールの管理をしていたら機密情報が漏れてしまい、弾劾裁判となり大統領を辞めることになるであろう、と。それがそっくり自分に帰ってきているということです。
すぐに辞任するとか弾劾裁判で辞めさせられるということはありませんか。
少なくとも弾劾裁判で辞めさせられる、ということは現段階では確率的に低い、と言われています。なぜなら、下院は過半数で可決されるのですが、上院は3分の2の賛成が必要になるからです。つまり、共和党から離反者が出ないと可決されないのです。しかも、現在でも昨年の大統領選挙でトランプ大統領を支持していた人の90%以上の人が、依然として大統領を支持しています。ですので、40%台という歴代の大統領としての支持率は低いのですが、一連の騒動の中でも支持率が下がっていない。つまり、共和党の議員もそうした世論を無視できないのです。
その支持率が下がってくると可能性はあるのですか。
それは有り得ると思います。これからFBIの調査、特別検査官の調査等がどのような進展を見せるのか、それによって、新しい事実が出てきて世論が動いたら、支持率にも影響してきます。
それでも、上院では3分の2の賛成者が出ないといけないのですよね。
はい、でも来年アメリカでは中間選挙があります。支持率が大きく低下し世論が盛り上がると、さすがの共和党の議員も選挙を考えて賛成に回る可能性が出てくるのです。
どの世界も選挙というのは怖いのですね。ということは、トランプ政権のロシア疑惑については慌てる必要はないものの、支持率の推移を含め成り行きには要注意ということですね。
そういうことになりますね。さあ、そこでそうした動きを、今日はテクニカル分析を使って把握をしてみたいと思います。
テクニカル分析でわかるのですか?
いえ、トランプ政権の動向がわかるのではなく、そうした情報も含んだ形で動くマーケットの動きをしっかりと把握しよう、ということです。
そういうことですか。先ほど言われたように、海の向こうの話なので、僕らにはなかなかわからないし、振り回されるのも嫌ですので、何か目安になるものがあれば嬉しいです。
今日は、基本に戻って、『移動平均線』を使って分析してみましょう。移動平均線は覚えていますよね。
覚えています。終値を合計し、そのデータ数で割った平均のことですよね。
そうです。それで何がわかるのでしたか。
覚えていますよ。トレンドです。トレンドを分析するのに一番便利で簡単なテクニカル分析が移動平均ですよね。
その通りです。では、その特徴は。
はい、任せてください。移動平均線が向いている方向、たとえば、右肩上がりであれば上昇トレンドだし、右肩下がりであれば下落トレンドと判断できるのですよね。
いいですね、今日は!では、直近の日経225の日足で移動平均を見てみましょう。ここで使うのは10日の移動平均線です。
あれ、現在の価格は10日の移動平均線の下に位置しているのですね。
そうです。現在値が移動平均線の下にあるというのはどういう状況だと考えられるのか、覚えていますか。
えっ、それはですね・・・
思い出しました。現在値が移動平均線よりも上にある時は相場が良い状態、逆に下にある場合は良くない状態ということでしたよね。
その通りです。移動平均線の特徴の一つでしたね。
そうやって日経225を見ると・・・たしかに、移動平均線の上に現在値がある時は良い状態のように見えますし、下にいる時はやはり悪い状況と一致すると言っても良いと思います。

ということは、今、移動平均線の下に位置している状況は良くないと言えるのですが、さらにここから考えられることは何がありますか。
少し戻ってきているので、移動平均線を超えることができるのか否かに注目ということが言えるのではないでしょうか。
はい、それも答えの一つです。もう一つは?
もう一つですか・・・まだ上昇トレンドは続いているのかな。
良い着眼点です。移動平均線が横這いになっています。つまり、ここから、もう一度上向きになり上昇トレンドを維持できるのか、それともこのまま移動平均線が右肩下がりになってしまうのか。ここは慎重に見ていく必要があるということです。
なるほど。こうした流れが変わるかもしれない局面で、しかもいろいろな材料がある中では、こうした基本的な姿勢を持つことも大事だということですね。
その通りです。
今回も実践的で役に立ちました。ありがとうございます。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

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