サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/03/02 14:28メンタルアカウンティング(心の会計)とは?【第47回】

前回は面白いテーマでしたね。「男性ホルモンの罠」を意識すると、会社内でも似たようなことに気が付き、投資と仕事の中には共通点があるかもしれないなと思いました。
投資のヒントは日常生活にあるし、日常生活が投資の中にも現れたりするのです。
なんだか心にズシリときます。
そうですね、もっともっとズシリと来てもらえると嬉しいです。
つまり、投資という特別なモノを学ぶのではなく、社会そのものを学んでいるという感じだと思います。
たしかに勉強するようになって、トランプ大統領に代表されるようにアメリカの政治、ユーロ圏の政治や経済は当たり前ですが、幅広く社会を意識するようになったと思います。もちろん、仕事にもプラスになっていると自分では信じていますけど。
プラスになっていると思いますよ。ということで、今日のテーマも日常にプラスになる話をしていきたいと思います。
それは楽しみです。よろしくお願いします!
ところで、K太さんは宝くじなどを買ったりしますか?
なんとかジャンボみたいな高額な当選金の宝くじはたまに買いますよ。
もしかして、1等などの当選経験はありますか?
まさか。抽選日の翌日の新聞を見てはため息をついています。
なるほど・・・では、競馬で万馬券を取ったなどの経験は?
いえ、競馬どころかパチンコもしないのですが、もし、臨時収入という意味であれば、昔ナンバーズ4を買って4万円ぐらいを当てたことがありますよ。
それはすごいですね!
はい!お小遣いとして増えたので、気持ちも大きくなりましたね。
それで、そのお金はどうなりましたか?案外、早く使ったりしませんでしたか?
そうです、そうです。部下と飲みに行って、僕が払ったりしたのを覚えています・・・
ここは大事なポイントなのです!
やはり、そうでしたか。話の流れでそう来ると思っていました。
慣れてきましたね。実はお金はお金でも、自分の心の中で区別する作業をしてしまうことがあるのです。端的な例で言えば、一生懸命に貯めた10万円と、宝くじで当たった10万円という具合です。
あぶく銭というのもその一つですね。
その通りです。一生懸命に貯めた10万円はなかなか使えないのですが、宝くじで当たった10万円はすぐに使えてしまう。このように、自分の心の中でお金を区別してしまうのを「メンタルアカウンティング」と言います。

そのお金、心の中での重みが違う・・・?

たしかに、自分にもそのような経験はあります。
最近、企業の研修で頼まれて話すのが退職金の扱いについてです。
僕も近い将来退職金を受け取りますから、興味ある話です。
退職金というのは、退職時に一時金として見たことのない大金を得ることが多いですよね。そうすると、宝くじに当たった時と同じような感覚になり、ついついパッと使ってしまう人がいるのです。
先輩にいたかもしれません・・・
ですので、そういう時は1年間、いや半年でもいいので、手が届かないように定期預金などに預けてしまいましょう。そうすると半年後、1年後に通帳を見ると、落ち着いてそのお金と向き合うことができるのです。
良かったです。退職金をもらう前に聞いておいて。
普段のお給料の中でも、一番お金を残す人の使い方は一度に全部お金を下ろして、それぞれ封筒にお金を入れます。「食費」「光熱費」「新聞図書費」「貯金」などです。つまり、メンタルアカウンティングを利用して、お金にそれぞれの意味を持たせることで、キチンと管理できるのです。

メンタルアカウンティングを利用する

なるほど!いい方法ですね。
一番いけないのは、必要な時に5,000円、10,000円とATMを使って下ろす方法です。実はお金の管理ができていないのです。
耳が痛い!これはでも納得です。
では、これを投資に当てはめるとどうなるのか。よく「バーチャル投資の練習では儲かったんだけど、自分のお金になった途端・・・」という人がいます。これはバーチャル投資の時の資金を「これはバーチャルだから」と差別化していたのが原因の一つです。
つまり、本物の自分のお金で投資する際の気持ちと違っていたということですね。
その通りです。バーチャル投資の時から「自分の運用資金」としっかり意識して、本番同様に運用の練習をした方が良いのです。
メンタルアカウンティングですね。
また、投資で得た利益を引き出して「儲かったお金」として散財してしまう人もいますが、これもお金が溜まらないパターンです。
やってしまいそうです。
例えば100万円の運用資金で毎年30万円、つまり30%の収益を上げられると仮定しましょう。毎年、毎年、その利益の30万円を使っていたら、20年間だと600万円使って、手元には運用資金が100万円残る計算になりますよね。
そうですね。すごく単純な計算です。
でも、その30万円を使わないで翌年の運用資金に組み入れる。つまり翌年は130万円でスタートして30%の39万円が収益となり、資金は169万円に、そして翌年は219万円に、という具合です。つまり、複利運用をしていくのです。そうなると、20年後には100万円がいくらになると思いますか?
いやぁ、想像がつかないのですが・・・5,000万円ぐらいですか?
いえ、1億9000万円、約2億円になるのです!
本当ですか!それはビックリですね。
ただ、これはあくまでも机上での計算ですが、大事なのは日常でも投資の世界でも、お金に対して抱く感情をうまくコントロールした方が良いということです。特に、投資で収益を上げた時には、散財するのではなく、しっかりと管理をしてくださいね。
今日もありがとうございました。メンタルアカウンティングという言葉をしっかりと覚えておきます!

大切なのは、メンタルアカウンティングの存在を理解して、自分でうまく活用することです!

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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