サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2016/12/22 08:46トレンド継続?それとも終了?を判断するRCIとは【第38回】

今日もよろしくお願いします。
しかし、株式相場の上昇は続きますよね。
こちらこそ、よろしくお願いします。
NYダウも日経平均株価も20,000という数字に接近してきましたよね。
それぞれ20,000ドルと20,000円という数字は実現するのでしょうか?
また、実現した後はどうなるのでしょうか?
過去の経験則から言いますと、このように目前に迫った目標があるとマーケットの期待感が高まることから、目標達成をすることが多いですね。
ただし、その後は一度、目標達成感により押し目が入ることも多いです。
押し目というのはどういうものでしょうか?
上昇トレンドが続いている場合でも、休むことなく毎日上昇しているわけではありません。どこかで少し下落をして休憩するような場面が必要なのです。その休憩する下落のことを押し目と言います。
なるほど、それが押し目ということですね。
でも、その押し目で購入していいのか、それとも下落トレンドの始まりなのかの判断はどうなのですか?
良い質問ですね。第14回の『相場ポイントの見極めとチャート分析』でも解説したように、過去の高値や安値の水準を分析して、下げ止まった水準が高い株価水準なのか、低い株価水準なのかなどを参考にすると良いと思います。
つまり、高い株価水準で下げ止まった場合には、押し目であって上昇トレンドが続いていると判断できるのですね。
その通りです。
でも、ここまで上昇すると、本当に『もう』と思いたくなりますよね。
たしかに、そう思いますよね。
では、今回はオシレーター系のテクニカル分析を一つ紹介しましょう。
オシレーター系というのは、売られ過ぎ・買われ過ぎを分析するテクニカル分析ですよね。このようなトレンドが出ている時にはそぐわないような説明をしていませんでしたか。
たしかに、トレンドが出ている時には、今だと『買われ過ぎ』状態が続き、オシレーター系のテクニカル分析だと難しいですね。でも、そのトレンドが続くことで分析しやすくなるオシレーター系のテクニカル分析もあるのです。
そうなのですか。いろいろ種類があるのですね。
今日紹介するのは『RCI』というテクニカル分析です。
それって以前勉強しましたよ。
もしかしたら、『RSI』と間違えていませんか?
あれ、RSIのことではないのですか?
RCIというのは、『順位相関係数』と言って、統計学の手法を使って計算されるテクニカル分析です。
RSIやストキャスティクスというテクニカル分析が1990年頃を中心に日本に紹介されたのに比べると、これはかなり昔から使われている手法です。

昔から使われているということは、それだけ信用もあるということでしょうか。
でも、統計学と聞くと、難しい印象を持ってしまいます。
では、いつものようにわかりやすく説明したいと思います。
はい、わかりやすくお願いします。
お任せください。
はじめに、株価が上昇している値動き、つまり右肩上がりに推移している状態を日足で想像してみてください。今、思い浮かべている値動きの中で、今日の株価は何番目に高い水準にありますか。
エッ?それは・・・右肩上がりに上昇しているのですから、今日の値段が1番高いですよね。
その通りです。
では、昨日の株価は何番目に高いですか。
この話の展開から行くと、2番目です。
はい。期待通りの答えで安心しました。
では10日前の株価は何番目ですか?
きれいな右肩上がりであれば、10番目ということになりますよね。
そうですね。
つまり、きれいな右肩上がりの上昇であれば、直近の株価が1番高く、遡るのにしたがって2番、3番と順位が下がって行きます。
次に、日付にも順位を付けたいと思います。一番新しい日付、今日を1番、昨日を2番とします。
新しい日付から遡るのですね。
そうすると、株価の順番と日付の順番が同じようになりますね。
さすがはK太さん!いい所に気が付きましたね!
まさしくそこがRCIのポイントなのです。
いい所に気が付きましたか!そう言われると嬉しいなぁ。
次に、下落している株価、つまり右肩下がりに推移している状態を想像してください。
30日間が表示されているとしましょう。今日の株価は何番目に高いでしょうか?
右肩下がりの下落状況ですよね。
ということは、今日の株価は30番目ですよね。
はい、その通りです。では、30日前は何番目に高いですか?
エッ、それは1番でしょ。
ですよね。上昇している時と高い順番が逆になりますよね。
でも、日付の順番はさっきお話したように、新しい日付から順位を付けて行くとしたら、下落相場の時の株価の順位と日付の順位は真逆になりませんか?
真逆と言うと、上昇している時は日付も株価も1番、2番と順番が合致するのに、下落相場の時には日付が1番で株価は30番という具合に逆になるということですよね。
そうです。つまり、日付の順位と株価の順位が一致する回数が多いのであれば相場は右肩上がりで買われ過ぎに、逆に順位が一致しない回数が多いのであれば右肩下がりで売られ過ぎになると考えるのです。

すごく当たり前のような発想ですね。
こうした順位の一致、不一致を計算したのがRCIなのです。
一致する回数が多いと数字は100に近づき、不一致が多いと‐100に近づくのです。
100分率ではなく‐100から100までの数字で表されるのですね。
その通りです。
そして、100に近づけば買われ過ぎ、-100に近づけば売られ過ぎとなるのですが、強いトレンドが出ている時には100や‐100に接近して横這いになっている時間が多くなります。そういう時には、その横這いが解消されるようになった時に、トレンドが変わった、と判断できるのです。
最近ではやっぱり100に近い水準で横這いになっているのですね。これが下がり始めて初めてトレンドが変わったと判断すればいいのですね。
ちなみに計算期間は何日が良いのですか?
だいたい15日から25日ぐらいの数字を使うと良いと思います。
この図は20日を使っています。強いトレンドが出ているのがわかりますよね。
すごくビジュアル的に判断しやすいテクニカル分析ですね。
今日もありがとうございました。
ご苦労さまでした。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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