サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2016/12/15 13:00ツールを使いこなして、トレンド判断とリスク管理の徹底を!【第37回】

アメリカの大統領選挙が終わって1ヶ月が経ちましたが、こんなに相場の雰囲気が変わるとは思いもしませんでした。
そうですね。
私もここまで株式市場が大きく上昇し、ドル円が円安方向に動くとは予想していませんでした。
K太さんとも、『マーケットはヒラリー氏が勝利をすることを前提に動いている』と話をしましたよね。
そうでした!
トランプ氏が勝利をした場合には株価下落、円高に動くという意見が大勢を占めていました。
でも、違いましたね!
しかも、1ヶ月も株価上昇、円安トレンドが続くとは驚きました。
専門家が驚くくらいですから、僕らは『びっくらぽん』ですよ。
そこで今回は、今まで勉強したテクニカル分析などを使って、今の相場を分析してみましょう。
題して『ツールを使いこなす』という感じですね。
復習を兼ねた現状分析というのは良いですね!
よろしくお願いします。
では始めに、これだけ強い上昇トレンドが出ています。
このトレンドの強さなどを見てみましょう。
トレンドと言えば、どんなテクニカル分析を思い出しますか?
それは『移動平均』と『MACD』ではないでしょうか。
ちゃんと覚えてくれていますね。
では、まずはこの2つのテクニカル分析を表示して日経225の動きを見てみましょう。
勢いよく上がっているのがわかります。
なんだかこの形を見ていると『エビ反り』を思い出してしまいます。
それだけ右肩上がりに上昇しているということですよね。
さて、まずは下段のMACDを見てください。トランプ氏の当選が決まり、下ヒゲの長いローソク足が出現した直後に『買いシグナル』が出ています。

赤い線がMACDで、そのMACDと青い線のクロスで売買シグナルが出ると考えるのですよね。
そうです。
ちなみに青い線は『シグナル』という線です。MACDがシグナルを下から上に超えていくと『買いシグナル』、逆にMACDがシグナルを上から下に割り込むと『売りシグナル』と考えます。
これを見ると、12月に入った頃に売りシグナルが点灯していませんか?
ちゃんと気が付きましたね。
実は一度売りシグナルが点灯し、またすぐその後に買いシグナルが点灯したのです。
でも、トランプ氏当選の後に購入した日経225を一度売却し、そして再度買い直してもその時点からも上昇しているから良い感じですよね。
確かに結果だけを見ると上手く行っている感じがしますよね。
でも、資産運用はリスク管理が大事です。
ここまで上昇している日経225を買いシグナルが出たからと言って買うのも勇気が要りますよね。
そうですね。
18,500円レベルを超えて買いシグナルと言われても、ちょっと買えないかもしれません。
私のお勧めは、購入する時にはいくつか分けて購入をします。
例えば、5枚、5枚、5枚と15枚購入したとしましょう。そして、どこまで上昇するのかは誰にもわからないので、それぞれのテクニカル分析で売りシグナルが点灯したら、5枚ずつ決済をしていくのです。
なるほど、一度にたくさん購入して一度に決済するというのではなく、タイミングを分散させるということですね。
『分散』という良い言葉が出てきました!
そうです!タイミングを分散させるのです!
ですので、先ほどのMACDの売りシグナルでは5枚決済すれば良いのです。
残りはどうしましょうか?
移動平均線を見てください。

これはどれくらいの期間で計算した移動平均線なのですか?
ベテラン投資家のような質問をしてくれますね、K太さん!
これは10日と20日の移動平均線です。特に10日の赤い線の方に注目してください。
やっぱり、MACDで売りシグナルが出たタイミングで10日の移動平均線をローソク足が割り込んでいますね。
そこに気が付きますよね。
でも、よく見てください。ローソク足は割り込んでいますが、終値は10日の移動平均線を割り込んでいないでしょ。
そう言われればそうですね。
下ヒゲの安値とか始値は割り込んでいても、確かに終値では割り込んでいません。
そこで、10日の移動平均線を割り込むまでは決済しないルールがあれば、この上昇トレンドに引き続き乗っていることができますよね。
それによると、まだまだ上昇トレンドに付いて行く、という感じなのですね。
はい。しかし、そうは言っても『もう』という気持ちが出てきますよね。
ははは、前回勉強した『もう』ですね!
(※格言から学ぶ相場の心得①【第36回】)
そうですよ。多くの人が『もう』と思っているのではありませんか?

 

牛のように『もう』『モウ』言っていると思いますが、
マーケットには『ブル』という強気を表す言葉があります。
雄牛が下から上に角で突き上げるイメージなのです。『もう』はまだまだ強気のブルなのかもしれません。
面白いですね!
では次に、買われ過ぎ・売られ過ぎを分析するRSIとボリンジャーバンドを見てみましょう。RSIは10日間、ボリンジャーバンドは95%以内のデータが入る2σで計算しました。
これを見ると、上昇トレンドの初期の段階で買われ過ぎに到達しているし、2σの範囲を超えていますよね。
これって売りシグナルが出たということではありませんか?

そうですね。早い段階で売りシグナルが点灯しています。
ここで1つ、大事なポイントがわかります。買われ過ぎ・売られ過ぎを分析するオシレーター系はトレンドに弱いということです。
でも、先に購入した5枚をこの売りシグナルに合わせて決済しても利益は出ますよね。誰しもがここまでの上昇になるとは考えていなかったのですから、この売りシグナルに合わせて、15枚の内5枚を先に決済するというのも正解だと思います。
なるほど、これもリスク管理なのですね。
その通りです。
リスク管理をしながらトレンド相場に対応する方法の1つだと考えています。
今日は勉強した分析ツールを使いながら、売買の考え方も教わりました。
ありがとうございました。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

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