サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2016/11/24 11:53有効性は横綱級!「ストキャスティクス」で分析する【第34回】

日経平均株価もドルも上昇が止まりませんね。
大きな節目と思われていた日経平均株価の18,000円とドル円の110円を超えてきました。ドル円は112円台をつけています。
株価もかなり上がったのは良いのですが、逆にこれからどうなるのか、今がピークなのかなど、気になります。
そうですね。
世界の株価に目をやると、新興国の株式市場は軟調な展開になっています。
また、ヨーロッパの株式市場はやっとアメリカ大統領選挙前の水準に戻してきた、という感じですからね。
ただ、日本の株式市場は円安が進んでいるので、そこに好感して日経平均株価も18,000円台に乗せた、ということです。
マーケットが強いアメリカを期待しているということなのですか。
はい。強いアメリカを目指すことから、活発な財政政策を行い、インフレ懸念が助長。そうすれば金利も上昇していくであろう、という連想が働いてアメリカにお金が流れ込んでいるのです。
でも、ここまで上昇してくると『もうそろそろ買われ過ぎで、流れが変わるのではないか』と思いませんか?
思いますよ!
頭を抱えている投資家も多いと思います。
以前、RSIというテクニカル分析を勉強したのを覚えていますか?売られ過ぎ・買われ過ぎを分析する手法です。(※売られ過ぎ・買われ過ぎを見極める!RSIの使い方【第31回】)
覚えています。
そうか!こういう時に、買われ過ぎているのか否かを分析すればいいのですね!
はい、以前勉強したことを活かしていただきたいと思います。
この売られ過ぎ・買われ過ぎを分析するテクニカル分析を総称して『オシレーター』と呼んでいのですが、さて、勉強したRSIをオシレーターの東の横綱とすると、今日勉強する『ストキャスティクス』という分析方法は西の横綱だと思っています。
ストキャスティクスというのですか!舌をかみそうな感じですね。
でも、"西の横綱"ということは人気があるということですか?
人気ではRSIの方が断然あるのですが、有効性で言えばストキャスティクスは横綱級だと考えています。
その特徴は、終値の水準で売られ過ぎ・買われ過ぎを判断するところにあります。
例えば、1週間上昇トレンドが続いているのであれば、週末の終値は1週間の値動きのどの水準に位置していますか?
それは1番高い水準に位置していますよね。
そうです。高い水準にいますよね。
逆に、1週間も下落トレンドが続くと終値は低い水準に留まります。
この当り前のような"終値の水準"というところに注目したのがストキャスティクスなのです。
たしかに、価格の動きとしては当たり前の話ですよね。
それをどのように活用するのですか?
解説いたしましょう!
アメリカの教科書ではストキャスティクスの基になる計算期間を5日間で考えています。例えば、月曜日から金曜日の5日間であれば、1番の高値(例えば、17,000円)から1番の安値(16,500円)を引くことで5日間の値幅(500円)が計算できます。そして、金曜日の終値(16,900円)から1番の安値を引けば、終値の水準(安値から400円高い)がわかります。そこで、終値の水準(400円)を値幅(500円)で割り百分率を求めると80%という水準が計算できます。
5日間の値幅の中での安値からの終値水準を求めるのですね。
理屈はわかりましたが、80%という数字は買われ過ぎなのでしょうか。
100%の値動きのうち安値から80%の水準、高値からは20%下がった水準に位置しているということを意味しますので、買われ過ぎ状態である、ということになるのです。
RSI同様、百分率で示されるのですね。
はい、オシレーター系のテクニカル分析は百分率で示されることが多いですね。数字で買われ過ぎ・売られ過ぎを判断するのです。
いやぁ、僕ら投資家の感覚が数字で表されるのがすごく良いと思います。
ただし、計算期間が短いと売られ過ぎ・買われ過ぎの目安になる数字が乱高下しやすいので、基になる計算期間、これを『%K』と呼ぶのですが、この期間は長めにした方が良いと思います。
そして、そこで出た『%K』を3日平均して『%D』を求めます。
なにやらアルファベットが出てきましたね。
『%K』が買われ過ぎ・売られ過ぎを計算する際、基になる期間ですね。
これは長期間がいいということですね。具体的にはどれくらいの期間にすれば良いのですか?
そうですね・・・12から25の数字を使うと良いと思います。
その『%K』を平均したのが『%D』と説明してくれましたけど、平均の期間は3日で良いですか?
教科書でも『%D』は3日平均で書かれていますので、3日で良いと思います。

実際の口座画面では、チャートの設定でストキャスティクスを選んで、『%K』や『%D』の欄にこれらの数字を入れます。
それぞれの項目の前にチェックボックスが設けられています。ここでチェックを外すと、そのラインは表示されません。
チェックを外してしまうと計算できないのではありませんか。
大丈夫です。チェックを付けなくてもグラフが表示されないだけで、計算は通常通りに行われていますよ。
例として、『%K』を15日、『%D』は3日平均を使い、『%D』のグラフだけを表示しています。いかがですか、日経225が上昇していると緑の線が上昇し、下落すると下がっているのがわかりますよね。
いやいや、これは上昇も下落も良い感じで連動していますね。

基本的な考え方では、80%を超えてくると『買われ過ぎ』、20%を割り込んでくると『売られ過ぎ』と解釈し、数値が反転した時が売買のチャンスと判断します。
シンプルですね。
そして、もう1つ!
『%D』を更に3日平均をしたスロー・ストキャスティクス(SD)を使うと、更に便利です。それが最後の図です。

MACDで勉強したグラフに似ていますね。(※人気のテクニカル分析『MACD』【第24回】)この2本の線のクロスがポイントになるのですか?
その通りです。
緑線(%D)と赤線(SD)のクロスで買いシグナル売りシグナルを出します。特に、緑線が70%を超えている状態で赤線を割り込んでくる時を「売りシグナル」緑線が30%を割り込んでいる状態で赤線を超えていく時を「買いシグナル」とするのです。
売買のタイミングも悪くはないようだし、使えそうですね!
ここからだと現在の日経225も買われ過ぎ状態だということになりますね!気を付けたいです。
今回も勉強になりました!
ありがとうございました。

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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