サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/12/06 09:23正念場の日米株価【第137回】

世界中が注目した米中首脳会議も最悪な結果とはならず、なんとか持ちこたえたという感じですか?
そうですね。2019年1月からの追加関税は中止にはなりました。ただ、あくまでも90日という期間の休戦ですからね。この期間に知的財産の問題等をどこまで解決できるかにかかっています。
たしかに。でも、ひとまず安心感が広がるのではありませんか?
そうですね。最悪のケースを回避できたプラスの材料に、その後の実現の可能性をどこまで織り込むのかの綱引きと言ったところです。こうした、気迷いの動きがテクニカル分析にも現れていますよ。
と、言いますと?
まずはNYダウのチャートを見てください。これを見て何を感じますか?
10月の24,000ドル台の安値と11月の24,000ドル台でダブルボトムを形成していると見ることが出来るのではありませんか?
そうですね。では、ネックラインの水準はどこになりますか?
それはですね・・・11月初旬につけた26,313ドルです。
その通りです。では、もう一つ。24,000ドル台でダブルボトムが形成されたから、下値が24,000ドル台になったというのではなく、もともと24,000ドル台で下げ止まる可能性があったのです。どうしてだかわかりますか?
ちょっと待ってください。少し考えます・・・わかりました。6月の24,000ドル台の安値がポイントになったのではありませんか?
いいですね。その通りです。この24,000ドルの安値があったからこそ、下げ止まる可能性があったのです。このように、過去の高値や安値の水準というのは、その後のマーケットの高値や安値を考えるのにヒントを与えてくれるのです。
なるほど。教科書で学んでもこうして実際の値動きの中で勉強すると、理解が違いますね。ということは、ネックラインの26,313ドル台もどこかにヒントがあった可能性がありますよね。ちょっと待ってください。考えます。
いいですよ。待ちますよ。
わかりました。この8月末の26,000ドル台を付けた水準ではないですか?
その通りです。この水準は先日の戻り高値の26,313ドルに影響を与えています。

挿絵

正解でしたね。よかった。
そして、他にもテクニカル分析を見ると、まさしく正念場を迎えていることがわかります。
何だろう。
NYダウの日足の一目均衡表を見てください。
これはわかります。まず、一目均衡表の雲というのは、価格がその下にある時には上値抵抗線になるのですよね。そして、雲の中に価格が入ると、上値が上値抵抗線、下値が下値支持線になると覚えています。
ということは、どのような判断になりますか?
NYダウの現在値は雲の中に入っています。ですから、雲の上限が上値抵抗線となりますので、この水準を超えていくことが出来るのか否かがポイントになるのだと思います。
その通りですね。では、もう少し一目均衡表で訊きたいと思います。これから先を見ると、雲の部分が少し細くなってきていますよね。雲の薄い部分をどのように考えますか?
雲が薄いというのは、それだけ雲をブレイクするチャンスがあるということですよね?
たしかにK太さんが言うように、雲の薄い部分、時間帯というのは動きが出やすいのです。言い方を換えれば、乱高下しやすいと言っても良いと思います。それはどうしてだかわかりますか?
えっ、雲が薄いからとしかわかりません。
雲が薄いのがどのような状態なのかを考えてみましょう。先行スパン1である『転換線と基準線の中間の値』と先行スパン2となる『過去52日間の高値と安値を中間の値』がほぼ同じである状態が雲の薄い部分となります。つまり、短期と長期の価格が一致するというのはレンジでの動きが続いていたということになります。
そっか。大きな値動きがなかったから現在より26日先で値段が同じ水準になるのですね。つまり、狭いレンジからどちらかに動き出すことが考えられるから、乱高下しやすいのでしょうか?
そういうことです。ですので、一目均衡表で雲が薄い部分が出現した時には、乱高下しやすいことに注意をしないといけません。
わかりました。また一つ、勉強になりました。
さあ、そして、日経225の一目均衡表も見てください。
あ、日経225の一目均衡表を見ると、こちらは株価が雲の下限に到達していますね。ということは、雲の下限が上値抵抗線となり再び上値が重たくなるのか、それとも雲の中に入り雲の上方に超えていくことが出来るのかがポイントになります。特に、米中首脳会議の結果を好感すれば雲の中に入って来るだろうし、あくまでも休戦的な結論で不安が残ると判断すれば上値が重たくなっていくことになるのではありませんか?

挿絵

K太さん、ファンダメンタルズとテクニカル分析をしっかり結び付けて考えられていますね。一つ一つを分析して終わりではなく、複合的に判断するのは良いと思います。
ありがとうございます。12月というのは株価が高くなると言われているだけに、ちょっと期待したいと思います。

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筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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