サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2019/02/21 08:40時間を味方に【第147回】

今日もよろしくお願いします。しかし、NYダウは強いですよね。昨年末から年初にかけての下落時には多くの人が弱気になっていましたけど、そうした予想を覆すような動きをしています。
痛い所をつきますね。僕も今年は弱気と考えていますからね。
今のこの水準を見ても弱気予想なんですか?
そうですね。今の動きを分析するのであれば、NYダウは上昇トレンドを維持していると考えています。中長期的な相場観は相場観として大事にしていますが、今現在に起きている状況はその状況を受け入れて分析しなくてはなりません。よく自分の相場観と逆の動きになると『こんなはずはない。相場が間違っている』ということを言う人がいますが、間違っているのは相場ではなく『あなた』なのです。今の相場というのも、自分の長期的な相場観の中で受け入れながら冷静に分析できないといけません。
なるほど。自分の相場観を持ちつつ、そこに固執をしないで現在の状況を分析しなくてはならない、ということですね。
はい。そのとおりです。
ということは、今は上昇トレンドですが、今年はまだ予断を許さないということですか?
僕はそう考えています。
たしかにトランプ大統領は『非常事態宣言』を発動したりと、不穏な動きが続いていますよね。
今、不穏な動きという言葉が出てきましたが、僕は偶然ではなく必然であると考えています。今日はそうした動きを『時間』という概念に絡めてお話してみましょう。
なんか、難しい話になりそうですよね。
心配しないでください。難しい話でも易しく解説出来るのが僕の特徴ですから。
そうでしたね。よろしくお願いします。
まず、日本の投資家は真面目な人が多く、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析と大変よく勉強しています。
日本人は勤勉ですからね。私も投資を始めるようになってから、本を買う機会が増えたと実感しています。
でも、それだけ勤勉な投資家が多いのに、相場で苦労している人が多いのは何故でしょうか?
うっ、それは確かに・・・それだけ投資は難しいということではありませんか?
本屋さんに行くとわかるのですが、英会話、囲碁・将棋、ゴルフといった入門書は府どこの本屋さんに行っても多いですよね。それだけ、入門書が多いのはマスターするのが難しいということだと思います。ですから、投資の入門書も・・・。
多いです。
ですよね。そこで、もう一つ足りないモノの話をしたいと思います。それが『時間』なのです。実は時間を味方にすることが出来る、ないしは時間の分析ができる投資家は出来ない投資家よりも良い成績を収めていることが多いのです。
時間の分析ですか・・・もう少し具体的に教えてください。
例えば、『日柄』という概念があります。日経平均株価が底値を付けて上昇に転じます。戻り高値まで18日かかったとしましょう。次に、その高値から2番底までが17日かかったとします。そして、2番底から次の高値までが17日かかったとしたら、次のポイントになる日まで何日ぐらいだと思いますか?
17日から18日ということですか?
そのように予想しますよね。その場合、17日後、18日後が接近してきたら、気持ちとしてはどうですか?
用心すると思います。
でしょ。ファンダメンタルズ分析に『いついつの いくらいくらの動きには要注意』というシグナルは出てきません。また、テクニカル分析は過去の分析が主ですので、今が上昇トレンドなのか下落トレンドなのか、買われ過ぎか売られ過ぎかの分析はしてくれますが、いついつに気を付けましょうという分析はほとんどのテクニカル分析で表れません。でも、2,3日後には気を付けようという時間とともに価格の動きが分析できれば、まったくそういう分析をしない人よりはアドバンテージがあると思いませんか?
思います。私たちの関心は、どこまでトレンドが続くのか、いつぐらいまでトレンドは続きそうなのかといった将来のことですからね。

挿絵

そうですよね。ですから、時間を味方につけることは重要なのです。K太さんはチャートを見たことがありますよね。
えっ、値動きを示した、あのローソク足のチャートですよね。もちろん、見たことありますよ。
あのチャートの縦軸は何を示しているのですか?
縦軸は価格です。
では、横軸は。
横軸は時間です。
そうです。あのグラフはその2つを表示しているのに、分析するのは価格ばかりなのです。
そう言われると、確かにそうですね。
そうした時間の分析を通じて思うのは、『歴史観』を持っている人は運用が上手いということです。
歴史観ですか。でも歴史と言われても、高校時代、日本史も世界史も成績良くなかったからなぁ。
いえ、歴史の成績云々ではありません。特に重要なのは、国が栄える共通点、国が衰退する時の共通点等々、歴史は繰り返すと言いますが、人間の欲望というのは古今東西変わりませんので、似た境遇になると似たような行動を取ることが多いのです。ですから、現在と過去の比較をすることで、過去の動きが現在の動きを読むヒントになるのです。

挿絵

そう言われると確かにそうかもしれませんが、実際には難しくありませんか?
ボーっと生きていては難しいですが、常に相手の気持ちになり、人の気持ちになりモノを考え、相場を考えると将来は見やすくなると思っています。次回は、僕がバブル崩壊を当てた時の時間の話を紹介したいと思います。
えっ、バブル崩壊を当てた話ですか。それは興味あります。それが時間とも関係あるのですよね。楽しみにしています。

挿絵

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

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