サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/10/18 11:18NYの暴落【第130回】

今回もよろしくお願いします。しかし、『一寸先は闇』と言いますが、株式市場はまさしくこの言葉が当てはまりますよね。先週まで『堅調に推移していますね』と言った矢先に、NYダウが大きく下落しました。しかも、NYダウにつられて日経225も下げてしまいました。
そうですね。先週は『もうそろそろ』ということで、NYダウで確認されたRSIのダイバージェンスを紹介しましたね。
はい。ダイバージェンスが現れるとテクニカル分析の向いている方向に動くと教えていただいたばかりでした。しかも、タイミングもドンピシャでダイバージェンス通りに下落しましたよね。いやぁ、ただただ驚きです。
そう言えば、覚えていますか?日経225も一目均衡表で計算したN計算値の24,400円前後が高値になっていることを。
そうでした。こちらもピッタリでした。私たちが勉強をしていることがマーケットで起きているという感じですよね。でも、やっぱり、今回の下落の要因はアメリカの金利上昇なのですか?
そうですね・・・。
どうしたんですか。歯切れの悪い返事ですね。
K太さん、今回の下落について多くのメディアでは、どのような報道をされたか覚えていますか?
僕がニュースを見たり聞いたりしている限りでは大きく2つの理由がありました。一つはNYの金利上昇が原因ということでした。もう一つは、米中の貿易摩擦の長期化懸念です。
でも、この2つの原因というのは、今に始まったことではありませんよね。以前から、既に進行していたことではありませんか?
そう言われるとそうですが・・・。
でしょ?この2つの要因は、今、急に現れた現象ではありません。もし、この2つが今回の下落の要因であるならば、次第に落ち着いていくことが考えられます。逆に、下落が続くようであれば、巷で言われている2つの要因の他に厳しい真の要因が隠れていると考えられます。
そうなのですか。では、金利上昇と米中貿易摩擦が原因でない可能性もあるということですか?
可能性はあるということです。ただ、そうなのかそうでないのかは今後の値動きを慎重に分析する必要があります。
そういうのは値動きを観察することでわかるものですか?
はい。ある程度はわかりますよ。
それは興味深いですね。教えていただけませんか?
では、NYダウの週足を見てください。きれいなパターンではありませんが、2018年1月の高値と今回の最高値は同水準と考えられ、『ダブルトップ』を形成したと見ることができます。
たしかに、同じ水準で2回高値をつけていますね。
ここで、マネースクエアのチャート機能の一つである『トレンドラインツール』を使って分析したいと思います。
以前にもトレンドラインツールは使いましたが、この中のどれを使うのでしょうか?
『フィボナッチトレースメント』を選択してください。そして、始点は2018年2月の安値23,027ドル水準です。
終点は直近の最高値、26,964ドルですね。
その通りです。直近の下落は安値と高値の値幅の半値水準まで下落したのが分かります。下げ止まりから落ち着いた動きになるのであれば、半値の水準ないしは2018年2月の安値からの上昇トレンドで上げた値幅の下から0.382の水準は維持することが求められます。

挿絵

つまり、これらの水準が下値のメドになるということでしょうか?
そういうことです。そして、その場合はK太さんが言った、アメリカの金利上昇や米中貿易摩擦に対して嫌気したのが理由となると考えていいでしょう。
では、もし今の下値水準を割り込んできたらどうなるのでしょうか?
2018年2月の安値、23,000ドル前後が次の下値のメドになるのですが、ダブルトップが形成されることになります。ダブルトップというのは教科書に出てくる天井を形成するパターンの一つで、この後もしばらく上値の重たい展開になることが考えられます。
ということは、23,000ドルを割り込む可能性もあり、割り込むと更に下落が進む可能性もあるということですか?
23,000ドルを終値で割り込んでくると弱気が広がるので、その可能性は否定できません。また、その時は下落の要因は他にもあり、アメリカの長期の上昇トレンドが終焉する可能性が出てきます。
そうなると、日経225も影響を受けますよね。
もちろんです。日経225の週足を見てください。
あれ、これはさっき見たNYダウの週足のチャートではないですか?
K太さん、ちゃんと左上に書いてある銘柄名を見てください。
ちゃんと『日経225』って書いてありますね。しかし、NYダウも日経225も値動きが似ていますね。
以前から指摘しているように、NYダウと日経225の連動率、β値は高いのです。
そうでしたね。これを見ると、日経225も3月の安値から9月の高値までの上昇幅の半値を割り込んできていますね。NYダウと同じような分析をするのであれば、上昇幅の0.382の水準にあたる22,000円を割り込むと・・・エッ、20,000円近くまで下落する可能性が出てくるのですか?

挿絵

チャート分析によるとそうなりますね。では、K太さん経済の明るい材料を挙げてみてください。
明るい材料ですか・・・アメリカ経済が順調でしょ。日本の雇用環境も良いでしょ。AIなどの新しい分野も期待が持てるでしょ・・・んんん。
では、不安材料は?
アメリカの金利上昇、米中貿易摩擦でしょ・・・そう言えば、『為替条項』というのが言われて、円高が進んでいます。
他にも、来年の消費増税の実施が発表されましたよね。また、サウジアラビアのジャーナリスト問題も国際政治に波紋を呼んでいます。日本の石油依存を考えると看過できない問題です。
こうしてみると、不安材料もありますね。
ということは、油断をしてはいけないし、下値のメドをしっかりと意識しながら分析をしないといけません。
わかりました。慎重に相場を見るようにします。

挿絵

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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