サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2018/08/15 17:42トルコ問題【第121回】

今回はペンタゴンの書き方を教えていただけることになっていましたが、急にマーケットが動き始めましたよね。トルコが原因だと・・・
そうですね。トルコ問題でマーケットが乱高下しています。今日は、この問題を考えることにしましょう。
ありがとうございます。
今回のトルコ問題をひと言でいうのであれば、アメリカとトルコの関係が悪化している、ということです。
トランプ大統領も強引ですが、たしかトルコの大統領も独裁的な大統領でしたよね?
はい、エルドアン大統領もトランプ大統領に負けず劣らず強引な大統領ですが、相手がアメリカですからね。もともとは2016年7月にトルコ国内で起きたクーデター未遂事件に始まります。トルコ政府はアメリカ在住のイスラム組織の指導者であるギュレン氏が首謀者であるとして引き渡しを請求したのですが、アメリカは証拠がないことなどから拒否をしました。ここから両国の間に亀裂が入ります。
そうなんですか。昨日今日の話ではなく、2年前の話からなのですね。
そしてトルコは事件に関与したとしてアメリカ人牧師を拘束しました。アメリカはその牧師の釈放を求めているのですが、トルコは応じていません。トランプ大統領はトルコの閣僚の資産凍結を決めたほか、トルコから輸入する鉄鋼などの関税を引き上げることも発表しました。
それは緊迫してきますよね。たしか、アメリカとトルコはNATO(北大西洋条約機構)の同盟国ではありませんでしたか?
はい。東西の冷戦時代にはアメリカにとってトルコは重要な国で関係も良かったのですが、ISの軍事作戦をめぐって関係がこじれ始めたと言われています。そして、さきほどのような制裁がトルコ経済に影響を与えるという理由から、トルコリラが大きく売られたのです。

挿絵

トルコリラというのは今いくらぐらいなのですか?
トルコリラ円はこのところ23円を中心に推移していたのですが、関係悪化が鮮明になってから大きく下落し、15円台に入ってきました。
そんなに下落しているのですか。30%以上の下落ですよね。100円が70円に以下になるのと同じですから、大きいですよね。
通貨安になると、国内の物価が上昇します。
それは輸入製品の価格が上昇するからですよね?
その通りです。しっかり押さえていますね。
はい、一応メーカー勤務ですので。円高・円安といった為替の影響を受けますからね。
そうでしたね。そこで、中央銀行は物価上昇を抑えようと金利を上げることを考えます。ところで、トルコの政策金利はどれくらいだかご存知ですか?
トルコリラの金利は高いということは耳にしたことがあるのですが・・・8%ぐらいですか?
いえいえ、17.75%もあるのです。
えっ、そんなに高いのですか。すごいなぁ。でも、その水準からさらに金利を上げると20%前後になりますよね。
はい、エルドアン大統領も金利の引き上げは景気に悪影響を与えるとしています。それを受けて、トルコリラ円が下がったのです。
なんだか悪循環ですね。
トルコはヨーロッパや中東のハブ的な役割をもしているだけに、目が離せません。
本当に世界情勢はこのところ緊迫することばかりですよね。
そうですね。ところで、今回の日経225にも押さえておくべきポイントが出ていましたよ。ヒントは日足のチャートです。
ちょっと待ってください。考えます・・・あっ、23,000円強のところで3回も高値を形成しています。トリプルトップということではないですか?
はい。まずは23,000円が上値の節目になっている、というのは押さえていただく必要があります。他には?
えっ、他にもあるのですか・・・ちょっと待ってください。
今回の高値と過去2回の高値の違いはどこにあるでしょうか?
そうですね、今回の高値の方が22,000円台後半でもち合っていた時間が長かったことでしょうか。
おっ、良いところに気が付きましたね。
そうですか。でも、ここまでです。教えてください。
では、2本の線を引いてみましょう。上値抵抗線と下値支持線です。これを何と言うか覚えていますか?
あっ、これは三角もち合いというパターンではありませんか?
そうです。三角もち合いでもペナント型と言われるパターンです。しかも、ペナントの先の方を見てください。上ヒゲの長いローソク足や下ヒゲの長いローソク足が出現していますが、同事線に近い足が出ていますよね。これはどちらかに放れるであろう、兆候と言えるでしょう。
なるほど、ペナントの先に行くにしたがって、エネルギーが充電されているイメージなのですよね?

挿絵

そのとおりです。そして、下放れてきたということです。少なくともこのペナント型に気が付いていれば、日経225が動き出す可能性が高くなったと、用心することは出来たと思います。
日頃からちゃんとこのようなパターンを把握できるようにしないとダメですね。
そうですね。毎日、少しでもいいのでチャートを見るようにするといいですよ。
ところで、この水準から下放れると下値のメドはどの辺になるでしょうか?
どの辺だと考えますか?
あれ、逆に質問されてしまいました・・・そうですね。21,600円前後ではありませんか?
たしかに、21,600円前後の可能性もあるのですが、A点水準もあるので、そこまで下落しない可能性もあります。いずれにしても過去2回の高値からの売られた水準は要チェックです。そして、B点水準を終値で割り込んでくると、更に弱気が広がると考えます。
わかりました。今言われた水準を意識して見るようにします。ありがとうございました。

挿絵

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

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