サラリーマンK太が行く日経225証拠金取引チャレンジ日記

投資経験のない50代サラリーマン"K太"が日経225証拠金取引に挑戦!

2017/12/07 08:21チャート分析をする【第87回】

今週もよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
K太さん、日経225は正念場に差し掛かっていますね。
えっ、そうなのですか?どうしてそのようなことがわかるのですか?
いえいえ、相場の事ですから確かなことではないのですが、よく観察すると正念場に差し掛かっているであろうと考えられることです。
まだ勉強が足りないのか、そういうポイントはなかなか理解できません。どこで正念場とわかるのか、教えていただけませんか?
もちろんです。今回はチャート分析の実践編をしていきましょう。
よろしくお願いします。
まず、一つ心に留めておいていただきたいことがあります。
何でしょうか?
投資家の多くはチャート分析、テクニカル分析と勉強しますが、それは最終的には実戦で使用するためにあるのだ、ということです。教科書などで学ぶチャートやテクニカル分析は読者に理解してもらうために“典型例”を表示しています。
なるほど、典型例で勉強し理解するのはあくまでも第一歩で、実践で使えるようにしないといけないということですね。
その通りです。教科書に出てくるような典型例はなかなか実践ではお目にかかることはできません。ですので、教科書と実践の間を行ったり来たりしながら力を付けて行くことになります。
この話は、相場だけでなく仕事でも言えることですよね。例えば、新入社員の学生が実際の仕事の中で鍛えられていくというのもそれに当たるのではないですか?
そう思います。さあ、そこで勉強してきたローソク足の知識が今回は試されます。早速、直近の日経225の日足のチャートを見て少なくとも3つのポイントを指摘してください。

挿絵1

3つですか・・・一つはダブルトップになっているのかな、なんて印象を受けます。
なんか自信なさそうですね。
それは、2回高値を付けているのでダブルトップかなとは思うのですが、左側の高値の方が23,441円と高く、少し段違いになっているので違うかもしれないという気持ちがあるからです。
23,441円の高値を付けた時のローソク足の特徴で気が付くことはありませんか?
上ヒゲの長いローソク足になっていることですかね。
そうですよね。上ヒゲの長いローソク足というのは、最後まで買わないで我慢し残っていた投資家が引きずり出され、マーケットが過剰に反応した可能性があります。ですので、ヒゲの部分を捨象して見てみましょう。
左側の高値の上ヒゲの部分を削除して見ると、綺麗なダブルトップになります。
ですよね。ですから『ダブルトップの可能性はある』というK太さんの判断は間違っていないと思いますよ。上値抵抗線や下値支持線などを引く時に必ずヒゲの部分もきちんと考慮して書かないといけないと考えている投資家も多いと思いますが、そこはヒゲを考慮してもヒゲを削除してもいいのです。そうすることで、チャートのパターンを見つけやすくなります。
そうなんですね。私もどちらかと言うと、しっかりとヒゲを考慮するのが当り前と思っていました。
特に長いヒゲは削除して考えると分析しやすくなります。
これは良いことを聞きました。これからは両方の面から考えてみます。
さて、他には何か見つけられましたか?
うーんすみません、他はわかりません。
では、最初の高値を付けた後の安値がありますよね。
はい、22,000円を割り込んだ日ですよね。この日のローソク足は下ヒゲが長いですよね。
そうですね。この安値から下値支持線を書いてみてください。
こっちはヒゲの部分から引いても良いのですか?
はい、大丈夫です。

挿絵1

きれいに右肩上がりに反発している動きが分かります。
次に、22,650円前後の水準に横線を引いてみましょうか。上値抵抗線です。
おや、きれいな三角形になりました。これはエネルギーが溜まった状態を表すという『三角もち合い』ではないですか?
その通りです。三角もち合いは教科書で習うと理解できるのですが、いざ実践で見つけなさいと言われるとなかなか見つけられない人が多いのです。このように下値支持線や上値抵抗線をマメに引いてみると見つけやすくなります。
なるほど、まだまだ言われて初めて気が付く僕は訓練不足ですね。
マメにチェックをする習慣をつければ大丈夫ですよ。ところで、11月29日の同事線が大事なのはわかりますか?
この同事線に意味があるのですね。同事線には『変化の兆し』という意味があるのですよね?
そうです。今引いてもらった下値支持線と上値抵抗線の先端は・・・。
あ、三角もち合いの先端に同事線が位置しています。
ですよね。まさしく、エネルギーが溜まり、ここからどちらに放れて行くのかという変化を待っている状態を示しています。つまり、三角もち合いという認識が正しかった証明にもなってきます。
そこで翌日から上昇し、23,000円台を目指したのですね。いやぁ、ダブルトップに三角もち合いそして同事線と、気が付いておかないといけないといけない点があるのですね。
でも、もう一つ注意していただき点があります。以前にも話しましたローソク足を複数本組み合わせる方法です。
あ、わかりました。先週末の乱高下した陽線と陰線の2本を1本のローソク足と見ると、同事線に近いローソク足になります。ということは、未だ三角もち合いのエネルギーが溜まった状況で続いていると見ることもできるのですね。だから、正念場だとお話されたのですね。
その通りです。ですから、この合成のローソク足のヒゲの高値ないしは安値を終値として超えてきた側にトレンドが出る可能性があると考えます。
参考にさせていただきます。いやぁ、今日のローソク足は勉強になりました。ありがとうございます。

挿絵1

筆者プロフィール

プロフィール写真
川口 一晃 1960年北海道生まれ
1986年に銀行系証券会社(現・三菱UFJ証券)入社、その後、銀行系投資顧問会社(現・三菱UFJ投信)、国内投信会社(三洋投信)にて11年間ファンドマネージャーを務める。1996年にブルームバーグL.P、2000年外資系証券会社を経て、2004年にオフィスKAZ代表取締役に就任。
高知大学非常勤講師、日本FP協会社会教育委員会委員などを歴任。 テレビ・ラジオなどメディアでも活躍。投資教育の分野でも活躍。2009年投資教育を主体の劇団「コレモナニカノ円」を主宰。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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