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2017/09/18 08:35FOMCとトランプ外交を注視

「過去最高値」


ハリケーン「イルマ」がフロリダやカリブ海諸島に深刻な被害をもたらしました。ただ、経済的損失は予想を大幅に下回るとみられています。国連安保理が新たな制裁を決議したにもかかわらず、北朝鮮は再び日本上空を通過するミサイルを発射しました。しかし、アメリカに直接脅威を与えるものではない、アメリカ経済には影響しないと受けとめられました。ワシントンでは、税制改革をめぐる動きが活発化しました。


一方、アップルが999米ドルのiPhone X(アイフォーンテン)を発表しました。次世代のスマートフォンです。これまでと同じ路線の8と8プラスも同時発表しました。当初はアップル株が売られましたが、週後半には買い戻されました。


ダウは先週、4日連続で最高値を更新しました。週間ベースで471ポイント、もしくは2.16%上昇しました。S&P500は1.58%高、最高値で1週間を終えました。ナスダックは1.39%上昇しました。


経験的には、9月は株価が不安定になる月です。投資家の多くが慎重になり、月初めに資金の一部を新興国株などに移しました。しかし、この動きが、株価を最高値水準に押し上げている可能性があります。


バロンズは最新号の中で、アメリカ株に弱気な見方はブル(強気)の兆候だと伝えました。ポジティブ・サプライズに投資機会が訪れることが多いからだとしています。


「FOMC」


今週の最大の注目点はFRBが金融政策を決める会合(FOMC)です。20日に会合を終え、声明を発表します。イエレン議長の記者会見も予定されています。


FRBのエコノミストの経済見通しも公表されます。バランスシートの縮小を決めると予想されていますが、FRBがどのような計画をしているのかがさらに明確になる可能性があります。


政策金利は据え置かれるとの予想がコンセンサスとなっていますが、12月利上げの可能性に関し、イエレン議長がヒントを与えるかどうかに、注目が集まっています。


企業決算では、ベッド・バス・アンド・ビヨンドとフェデックス(19日)、ジェネラルミルズ(20日)の発表が予定されています。


ウィーンで22日に開催されるOPEC加盟国と非加盟国の閣僚による会合の行方も、株式マーケットの材料になる可能性があります。


22日にはアップルがiPhone 8 と8プラスを発売します。予約注文をすでに受け付けています。アメリカでは1週間から2週間待ちの状況で、人気はまずまず。iPhone Xの出荷は11月3日。その前に8と8プラスをどれだけ売ることができるかが関心を集めています。時価総額が最大のアップル株の動向が、マーケット全体に影響しそうです。


「国連総会」


ニューヨークの国連本部で年に1度の総会が先週から始まりました。総会に初めて出席するトランプ大統領の演説、そして世界のリーダーとの会談がニュースになりそうです。国連安保理決議を無視した北朝鮮に対し、トランプ大統領がどう言及するかが最大の注目点です。トランプ大統領は、ツイッター上で、北朝鮮の金正恩委員長を「ロケットマン」と呼びました。


国連総会の期間中には、ティラーソン国務長官がロシアのラブロフ外相と会談する予定です。


北朝鮮問題以外に、地球温暖化、中東情勢などを巡っても外交活動が活発化する見通しです。株式マーケットも注目しています。
 
 [September 18, 2017 NY 067] 

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【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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