株価指数ウィークリー・レポート市場調査室
日経平均は連休明け5/7に要注意!?
2019/04/23 16:02
(過去1週間のレビュー)
4月17~23日の日経平均は、22200円前後で推移し、比較的落ち着いた展開でした。米国が19日に祝日、欧州も19日と22日が祝日ということもあって手掛かり材料が乏しく、東京市場は様子見ムードが漂いました。日経平均の4月17~23日の値幅(高値と安値の差)は、約287円にとどまりました。
(今後の見通し)
日経平均は4月15日以降の7営業日にわたって22200円前後を中心に上下動を繰り返し、方向感が乏しい展開になっています。その要因として、米ドル/円やNYダウが足もとで膠着状態に陥っていることが挙げられます。米ドル/円やNYダウが方向感を持った値動きになれば、日経平均は再び方向感が生まれそうです。
今週は24-25日に日銀金融政策決定会合、26日に日米首脳会談、首脳会談の前には日米財務相会談が行われ、26日には米国の1-3月期GDP速報値が発表されます。それら経済イベントが材料になる可能性があります。日米首脳会談や財務相会談が波乱なく終わり、またGDPで米景気の堅調さが確認されれば、米ドル/円やNYダウは上値を試す展開になる可能性があります。
ただし、東京株式市場は来週(4/29の週)一週間休場です。その間には、FOMC(4/30-5/1)や雇用統計(5/3)などの米重要経済イベントがあり、米アップル(4/30)など米主要企業の決算発表も予定されています。米ドル/円やNYダウは連休中に大きく変動する可能性があります。その場合、連休明け5月7日の日経平均は大荒れになる可能性もあり、要注意です。
※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。
※「M2J株価指数CFD」は、一部の銘柄を除いて連休中も通常通りお取引できます。詳しくは、「【重要】2019年ゴールデンウィーク期間中のお客様サポート体制について」をご覧ください。
*次回は5月7日(火)配信予定です。
(シニアアナリスト 八代和也)
※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。
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