株価指数ウィークリー・レポート市場調査室

日経平均が一時3カ月ぶり高値。目先は伸び悩む可能性も!?

2019/03/05 12:30

(過去1週間のレビュー)

2月27日~3月5日の日経平均は堅調な展開となり、3月4日には約3カ月ぶりの高値を記録しました。米国と中国の通商協議の合意への期待や米ドル/円の上昇が、日経平均を押し上げました。

(今後の見通し)

米WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)紙が3月3日、「トランプ米大統領と習近平・中国国家主席が3月27日ごろに首脳会談を行い、通商合意を正式に結ぶ可能性がある」と報道。4日には、ポンペオ米国務長官やハセットCEA(米経済諮問委員会)委員長が合意に近づいているとの見方を示しました。

一方で、合意に向けた課題(中国の公約履行を確実にする方法など)は依然としてあるとの報道もあり、米中両国が実際に合意できるかは予断を許さない状況です。米中通商協議に関する報道には引き続き注意が必要です。

今週(3/4の週)は、米国の2月雇用統計の発表(8日)FRB(米連邦準備理事会)当局者の講演があります。それらの結果や発言にも目を向ける必要があります。5日にボストン連銀総裁やミネアポリス連銀総裁、リッチモンド連銀総裁6日にNY連銀総裁とクリーブランド連銀総裁7日にブレイナードFRB理事8日にはパウエルFRB議長が講演を行う予定です。FRBは利上げの休止を示唆し、またバランスシートの縮小を当初の想定よりも早期に終了する可能性を示しています。パウエル議長らの講演で、FRBの金融政策の先行きについて新たな手掛かりが提供されるのか注目です。

米中通商協議の合意への期待が一段と高まる、あるいは雇用統計で米労働市場の堅調さが再確認されれば、主要国株価や米ドル/円が堅調に推移する可能性があります。

その場合、日経平均は上値を試す展開になるかもしれません。日経平均は一方で、心理的節目である22000円200日移動平均線(4日時点で22048.67円に位置)に近づきつつあります。そのため、目先は利益確定売り圧力が強まることも考えられ、日経平均は伸び悩む可能性があります。日経平均が200日移動平均線を超えるには、NYダウや米ドル/円の上昇が前提となるかもしれません。

 
*期間:2018/5/1~2019/3/4
(出所:リフィニティブより作成)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

*次回は3月12日(火)配信予定です。

                (シニアアナリスト 八代和也)

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※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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