株価指数ウィークリー・レポート市場調査室

シャットダウンは回避されるか!? 米中通商協議にも注目

2019/02/12 13:55

(過去1週間のレビュー)

2月6~12日の日経平均は、方向感に欠ける展開。トランプ米大統領が7日、「3月1日より前に習近平・中国国家主席と首脳会談を行う予定は現時点でない」と語ったことで、米中通商協議への懸念が高まり、日経平均は先週金曜日(8日)に一時、20315.31円へと下落しました。

日経平均は週明け12日に反発し、5~8日までの下げ幅をほぼ取り戻しました。米ドル/円の上昇や、米シャットダウン(政府機関の一部閉鎖)が回避されるとの期待が日経平均を押し上げました。

(今後の見通し)

本日(12日)、米共和党と民主党が新たな予算案に関する協議で基本合意に達したと伝わりました。米政府のつなぎ予算は15日に失効するため、それまでに新たな予算が成立しなければ、再びシャットダウン(政府機関の一部閉鎖)となります。

シャットダウンを回避するためには、上下両院が予算を可決して、トランプ大統領が署名する必要がありますが、トランプ大統領が新たな予算案を承認するかは依然として不透明です。米政治動向には注意が必要でしょう。シャットダウンが回避されれば、主要国株価の支援材料になり得る一方、シャットダウンが再開されれば、主要国株価には下落圧力が加わる可能性もあります。

米国と中国の通商協議にも注目です。11-13日に次官級、14-15日に閣僚級の協議が行われる予定です。閣僚級協議には、ムニューシン米財務長官やライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表が参加します。米国は3月1日までに中国と通商協議で合意できなければ、中国からの輸入品2000億米ドル相当に対する関税を引き上げる方針です。通商協議に進展がみられれば、主要国株価にとってはプラス材料と考えられます。

日経平均については、米シャットダウンや米中通商協議の行方のほか、米ドル/円の動向にも目を向ける必要があります。米ドル/円は12日、約1カ月半ぶりの高値を記録しました。米ドル/円は約3週間にわたって上値を抑えられてきた110円水準を上抜けたことで、テクニカル面から上昇圧力が加わりやすいとみられます。

NYダウや米ドル/円が上昇を続ければ、日経平均21062.31円(18/12/11安値)を試す可能性があります。

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

*次回は2月19日(火)配信予定です。

                (シニアアナリスト 八代和也)

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※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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