株価指数ウィークリー・レポート市場調査室

米FRBの利上げ休止観測は一段と高まるか?

2019/01/08 15:33

(過去1週間のレビュー)

19年1月4~8日の日経平均は、値動きの荒い展開でした。米国株が3日に大幅安(NYダウは660ドル安)となったことや、米ドル/円の下落(米ドル安・円高)を嫌気して、日経平均は4日に下落(終値は452円安)しました。その後、米国株が週末を挟んだ4日と7日に上昇し、米ドル/円も反発したことで、日経平均は7日と8日に上昇しました。

(今後の見通し)

日経平均は依然として、米国株や米ドル/円の動向に左右される展開です。米国株や米ドル/円が上昇すれば、日経平均には上昇圧力が加わりやすく、米国株や米ドル/円が下落すれば、日経平均には下落圧力が加わりやすい地合いであり、その状況は当面続く可能性があります。

米国株が4日と7日に上昇した主な要因として、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が利上げ休止の可能性を示したことが挙げられます。パウエル議長は4日、「FRBは経済動向を注視しつつ、忍耐強くあたる」と述べるとともに、「必要に応じて政策スタンスを大幅に変更する用意がある」と語りました。

米国株については、9日の米FOMC議事録(18/12/18~19開催分)、11日の米12月CPI(消費者物価指数)が材料になりそうです。それらがFRBの利上げ休止観測を補強する内容になれば、米国株を下支えする可能性があります。ただ、議事録の内容が米経済の下振れリスクの高まりを意識させるものになれば、米景気の先行き懸念が強まり、米国株には下落圧力が加わる可能性もあります。米国株が下落した場合、日経平均は上値が重い展開になりそうです。

また、米国と中国の通商協議が開催中です(本日8日まで)。その結果が米国株の動向に影響を与える可能性もあります。

日経平均の目先のメドとして、下値が19117.96円(18/12/25安値)、上値は21062.31円(18/12/11安値)が挙げられます。

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

*次回は1月15日(火)配信予定です。

                (シニアアナリスト 八代和也)

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※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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