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NY株、歴史的に強い4月相場入り

2018/04/02 08:49

「四半期ベースでは下落」


ニューヨーク株式マーケットは先週、グッドフライデーがあったため取引日は4日間でした。週後半にテクノロジー株が反発したことで、週間ベースでは3つ主要株価指数が上昇しました。


ダウは先週569ポイント(2.42%)上昇しました。S&P500は2.03%高、ナスダックは1.01%上げました。


ただ、四半期ベースでは下落しました。ダウは2.5%安。S&P500は1.2%下落。そして、ナスダックは四半期で2.3%下げました。


四半期の下落率は限定的ですが、9四半期連続の上昇の後だけに、下げは数字以上の意味があると受けとめられています。


テクノロジー株を代表する銘柄の下げが目立ちます。フェイスブックは1月26日の高値から16%下落。グーグルの親会社であるアルファベットは13%下げました。


「4月は高い月」


バロンズによると、4月は株価が上昇する傾向があります。ビスポーク・インベストメント・グループが過去100年の相場を分析したところ、ダウは月別では4月が3番目に高い月。 100年のうち3分の2の年で上昇、平均上昇率は1.3%高でした。


今週の最大の材料は6日金曜日発表の3月の雇用統計です。特に、時間あたりの賃金の伸びが注目されています。前年比で2.7%増加すると予想されています。


2日のISM製造業景況指数、3日に各メーカーが発表する3月の新車販売台数、4日のISM非製造業景況指数とADP全米雇用報告も材料になりそうです。


今週3日にニューヨーク証券取引所にIPO(新規株式公開)するSpotifyが注目されています。音楽ストリーミング・サービスの大手ですが、証券取引所に直接上場します。幹事証券会社が割り当てを投資家に配分する一般的なIPOではないため、初値と初日の株価動向が注目を集めそうです。


「通商政策」


3月は、ホワイトハウス発のニュースが株式相場に大きく影響しました。特に通商政策が材料になりました。


トランプ政権が先月23日、鉄鋼の輸入品に25%、アルミニウムに10%の関税を導入しました。これとは別に、中国からの幅広い輸入品に対し、高率の関税を課す方針を発表しました。


これに対抗する形で、中国政府は2日にアメリカの128品に高率関税を課す詳細を発表する見通しです。特に、豚肉などの畜産品や農産物の輸入を制限するとみられています。


イースターの1日、トランプ大統領は見直し交渉中の北米自由貿易協定(NAFTA)から脱退する可能性を示唆しました。今週は、中国の対抗措置に対し強硬な姿勢を示すかもしれません。


政権の人事刷新の新たな動きがある可能性もあります。今週もホワイトハウス発のニュースが株式マーケットを揺さぶるかもしれません。


 [April 02, 2018 NY 094] 
 

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

筆者プロフィール

松島 新(まつしま あらた)

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。 ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。 平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。 現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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