(AM) 15日、JMMC開催。カナダドルやメキシコペソに影響!?

2020/07/15 08:42

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・OPECプラスのJMMC(合同閣僚監視委員会)は、8月の協調減産規模の縮小を提案か
・協調減産について日量770万バレル以下への規模縮小が提案されれば、原油価格は上値が重くなりそう
・原油価格の下落はカナダドルやメキシコペソにとってマイナス材料

(欧米市場レビュー)

14日欧米時間の外為市場は、米ドル安円安の展開。一時、ユーロ/米ドルは1.14057米ドル、ユーロ/円は122.267円、豪ドル/米ドルは0.69733米ドル、豪ドル/円は74.757円へと上昇する一方、米ドル/円は107円台前半で推移しました。NYダウ(米国の代表的な株価指数)が上昇するなか、リスク回避の動きが後退し、米ドルや円の重石となりました。NYダウは前日比556.79ドル(2.13%)高の26642.59ドルで取引を終了。上げ幅は一時604ドルに達しました。

(本日の相場見通し)

本日(15日)、“OPECプラス(OPEC加盟国と非加盟主要産油国で構成)”の合同閣僚監視委員会(JMMC)が開かれます。カナダドルメキシコペソは、原油価格(米WTI原油先物など)の動向に影響を受けやすいという特徴があるため、JMMCが下す決定に注目です。

OPECプラスによる協調減産は、8月から現行の日量960万バレルから770万バレルへと規模が縮小される予定。JMMCでは8月の減産規模について協議されますが、市場では“JMMCは規模を予定通り770万バレルへと縮小することを提案する”との見方が有力です。770万バレルへの減産規模縮小は市場にはある程度織り込まれていると考えられるものの、OPECプラスによる産油量が増加することは、米WTI原油先物の上値を抑える要因となり得ます。WTI原油先物が軟調に推移する場合、カナダドルやメキシコペソは上値が重い展開になるかもしれません。カナダドル/円メキシコペソ/円は目先、それぞれ78.032円(6/12安値)、4.620円(6/29安値)が下値メドになりそうです。

***

本日はまた、日銀やBOC(カナダ中銀)の政策会合が開かれます。日銀とBOCのいずれも金融政策の現状維持を決定するとみられます。その通りの結果となり、さらに両中銀の声明や総裁会見、BOCの金融政策報告にサプライズがなければ、円やカナダドルの反応は限定的になる可能性があります。金融政策は、日銀が通常正午過ぎ、BOCは日本時間23時に発表されます。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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