(AM) 新型コロナのワクチン開発進展への期待高まる!?

2020/07/13 08:54

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・主要国株価、とりわけNYダウの動向に外為市場は反応しそう
・ダウについては強弱いずれの材料も存在。当面は26000ドル前後で推移か
・ダウに方向感がなければ、外為市場は方向感の乏しい展開になる可能性あり

(欧米市場レビュー)

10日欧米時間の外為市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は106.642円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.13218米ドル、豪ドル/米ドルは0.69659米ドル、NZドル/米ドルは0.65849米ドルへと上昇しました。新型コロナウイルスのワクチン開発進展への期待からリスク回避の動きが後退し、米ドルの重石となりました。

ギリアド・サイエンシズ(米バイオ医薬品企業)は10日、新型コロナウイルスの治療薬として利用されている“レムデシビル”の臨床試験で重症患者の死亡リスクの低下や症状の改善が確認されたと発表しました。

(本日の相場見通し)

本日(13日)は、トルコの経常収支や鉱工業生産(いずれも5月分)、米国の6月財政収支が発表されます。ただ、トルコの経済情勢や米国の財政状況は市場でほとんど材料視されていないため、それらの結果に対する市場の反応は限定的になりそうです。

主要国の株価、とりわけNYダウ(米国の代表的な株価指数)の動向が手掛かり材料になるとみられます。

ダウについては、最近の米経済指標の良好な結果や新型コロナウイルスのワクチン開発進展への期待(*上述)に下支えされる可能性があります。一方で、米国では新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、また一部の州は経済活動の再開計画を見直す動きが出ています。強弱いずれの材料もあることから、ダウは当面、現状の26000ドル前後で推移する可能性があります。ダウの10日の終値は、26075.30ドルでした。

ダウなど主要国株価に方向感がなければ、外為市場も明確な方向感が出にくいかもしれません。日々変動したとしても結局、米ドル/円105.915円(5/7安値)~108.372円(7/10時点での200日移動平均線)、カナダドル/円78.032円(6/12安値)~79.648円(7/1高値)のレンジ内で上下動する可能性があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


topへ