(AM) 米ドル/円は107円台中心の動きが継続!?

2020/07/06 09:30

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・最近の米経済指標の結果はおおむね良好。ISM非製造業景況指数も市場予想を上回るかも。その場合、リスク回避の動きが後退する可能性あり

(欧米市場レビュー)

3日欧米時間の外為市場は、落ち着いた展開。米国が休日(独立記念日の振替休日)で市場参加者が減少するなか、欧州や米国の経済指標の発表もなく手掛かり材料に乏しいということもあり、全般的に様子見ムードが強まりました。

トルコの6月CPI(消費者物価指数)は前年比12.62%と、市場予想(12.09%)以上に5月の11.39%から上昇率が加速し、2019年8月以来の高い伸びを記録しました。それにより、トルコの実質金利(政策金利から前年比のCPI上昇率を引いたもの)は、マイナス3.14%からマイナス4.37%へと拡大。また、格付け会社のフィッチが「トルコは依然として対外的な資金調達リスクに直面している」との見方を示しました。それらを受けてトルコリラが下落する場面がありましたが、下落は一時的でした。

(本日の相場見通し)

本日(6日)、米国の6月ISM非製造業景況指数が発表されます(日本時間23:00)。市場予想は50.0と、5月の45.4から上昇するとみられています。経済活動の再開によって最近発表された米国の経済指標の結果はおおむね良好であり、本日のISM非製造業景況指数も市場予想を上回るかもしれません。

ISM非製造業景況指数が市場予想を大きく上回れば、リスク回避の動きが後退するかもしれません。その場合、米ドルや円が弱含んで豪ドル/米ドルやNZドル/米ドル、クロス円は堅調に推移する可能性があります。一方、米ドル/円は、米ドル売りと円売りの綱引きとなって明確な方向感は出にくいとみられ、最近の107円を中心とした値動きが継続しそうです。

新型コロナウイルスの新規感染者数の増加を受けて6月下旬以降、米国では経済活動の再開を休止する州が相次いでいます。そのことは今回のISM非製造業景況指数にはほとんど反映していない可能性があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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