(AM) 米東部時間29日、トランプ米大統領が中国について会見

2020/05/29 08:50

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・トランプ大統領の会見では、中国に対してどの程度の措置が打ち出されるか
・米中の対立が一段と激化するとの懸念が市場で強まれば、リスク回避の動きになりそう

(欧米市場レビュー)

5月28日欧米時間の外為市場では、ユーロが堅調に推移。一時、ユーロ/米ドルは1.10903米ドル、ユーロ/円は119.363円へと上昇し、いずれも約2カ月ぶりの高値を記録しました。欧州委員会による7500億ユーロの復興基金案(27日発表)が引き続きユーロの支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

中国は28日の全人代(全国人民代表大会)で“香港国家安全法”の導入を決定。それを受けてトランプ米大統領は「中国に関する記者会見を29日に行う」と述べました。トランプ大統領は26日に中国が香港国家安全法を導入する方針を示していることに対し、「強力な対応を準備している」と述べており、29日の会見では何らかの措置が発表されそうです。

本日(29日)の市場の関心は、トランプ大統領の会見(時間は未定)へと向かうと考えられます。会見では“どの程度の措置が打ち出されるのか”が焦点になるとみられ、報道によると、米国は『香港への優遇関税措置の停止』、『香港国家安全法の導入に関与した中国当局者や政府機関に対する制裁』などを検討しているもようです。

“厳しい内容”と市場が受け止める措置がトランプ大統領の会見で示された場合、米中の対立が一段と激化するとの懸念からリスク回避の動きが市場で強まる可能性があります。豪ドル/米ドルやNZドル/米ドル、クロス円は下落するかもしれません。一方、米ドル/円は足もとの107円台を中心とした値動きが継続しそうです。リスク回避の局面では米ドルと円のいずれも買われやすく、リスク選好の局面では米ドルと円のいずれも売られる傾向があるためです。


執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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