(AM) 英米市場は週明けリスクオンにキャッチアップか

2020/05/26 09:31

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・25日は英米が休日。原油価格の堅調もあってメキシコペソが上昇。
・26日は英米市場が週明けのリスクオンにキャッチアップも。「コロナ」関連や米中対立などのネガティブ材料には要注意。

(欧米市場レビュー)

25日は米国や英国が祝日(米国はメモリアルデー、英国はスプリング・バンク・ホリデー)。外為市場は参加者が少ないなか、全般に小動きでした。ただ、ドイツの5月のIFO企業景況感指数が市場予想を上回ったことなどから、日本株上昇の流れを引き継いで、英国を除く欧州の株価が堅調に推移。わずかながら、リスクオン方向の動きがみられました。

メキシコペソがほぼ全ての主要通貨に対して上昇。対米ドル、対円ともに5月入って8%近く上昇しています。市場でのリスクオフの後退に加えて、原油価格が堅調に推移していること、メキシコの5月前半のCPI(消費者物価指数)が上振れし、BOM(メキシコ中銀)の利下げペースが鈍化するとの観測が出てきたことなどが背景です。

(本日の相場見通し)

本日26日は日本株が続伸してスタート。緊急事態宣言の解除による「経済再開」や政府の景気対策への期待が根強くあり、WTI原油先物価格が昨日の流れを引き継いでアジア時間も堅調に推移しています。

25日に米国と英国(さらにシンガポール)が祝日だったことから、週明けのアジアや欧州のリスクオン方向の動きにキャッチアップする可能性があります。その場合は、英米株や資源新興国通貨などが堅調に推移しそうです。

もっとも、香港での国家安全法の導入をめぐって、米中の対立が一段と激化する可能性があります。また、各国が手探りで「経済再開」を続けるなか、感染再拡大や大型企業の破たんなど、ネガティブな材料が出てこないとも限りません。引き続き注意は怠れません。


執筆者プロフィール
西田 明弘(にしだ あきひろ)
チーフエコノミスト
日興リサーチセンター、米ブルッキングス研究所、三菱UFJモルガンスタンレー証券などを経て、2012年マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。
米国を中心とした各国のマクロ経済・金融政策・政治動向の分析に携わる。
「アナリスト、ストラテジスト、エコノミスト、研究員と呼び名は変われども、30年以上一貫してリサーチ業務を行ってきました。長い経験を通じて学んだことは、金融市場では何が起きても不思議ではないということ。その経験を少しでも皆さんと共有したいと思います。」


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