(AM) 米景気刺激策をめぐる与野党協議に注目

2020/03/24 08:26

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米上院は23日、景気刺激策の議会審議入りの動議を前日に続いて否決
・与野党が景気刺激策で合意すれば、主要国株価の支援材料、米ドル高は一服か

(欧米市場レビュー)

23日欧米時間の外為市場では、米ドルが強含み。一時、米ドル/円は111.549円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.06644米ドル、豪ドル/米ドルは0.57201米ドル、NZドル/米ドルは0.56131米ドルへと下落しました。引き続き、保有資産の現金化に伴う米ドル買い需要が米ドルを下支えしました。FRB(米連邦準備理事会)が臨時会合を開き、QE(量的緩和)を無制限で行うことを決定。それを受けて米ドルは反落したものの、その後再び強含みました。

(本日の相場見通し)

米議会上院は23日、2兆米ドル(約220兆円)規模の景気刺激策の議会審議入りを求める動議を否決。民主党(野党)が反対し、可決に必要な60票の賛成を得られませんでした(賛成49、反対46)。動議が否決されたのは、22日に続いて2回目です。

共和党(与党)と民主党は協議を続けており、景気刺激策をめぐり今後動きが出てくる可能性があります。両党の協議の行方に注目です。両党が合意し、景気刺激策の成立に向けて前進がみられれば、米国など主要国の株価は堅調に推移しそうです。その場合、保有資産の現金化の動きが後退し、米ドル高は一服するかもしれません。米ドル/円の目先のメドとして、下値が109.580円(3/23安値)、上値は112.183円(2/20安値)が挙げられます。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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