(PM) 南アフリカランド:27日の格付け発表に要注意

2020/03/23 13:34

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・リスク回避によって南アフリカランドに対して下押し圧力
・ムーディーズが格下げすれば、南アフリカの格付けは大手3社すべてで“ジャンク”に。資金が流出してランドは一段安の可能性あり

南アフリカランドは本日(23日)、対米ドルで2016年1月に記録した過去最安値に接近。対円(ランド/円)も過去最安値圏にあります。

足もとのランド安の要因として、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けてリスク回避の動きが強まっていることが挙げられます。リスク回避は、新興国通貨であるランドに対する下押し圧力となります。

ムーディーズ(米格付け会社)が27日に南アフリカの格付けを発表する予定。格下げされれば、ランドに対する下押し圧力は一段と強まる可能性があります。ムーディーズが格下げすれば、南アフリカの格付けは3大格付け会社(S&P、ムーディーズ、フィッチ)のすべてで“ジャンク(投機的)”となり、南アフリカから資金が大規模に流出するおそれがあるためです。ムーディーズにおける南アフリカの現在の格付け(外貨建て長期債務)は、投資適格級最低の“Baa3”。格付け見通しは“ネガティブ(弱含み)”です。

南アフリカの格付け(外貨建て長期債務)

(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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