(PM) 米国が欧州からの入国を停止へ。欧米株に急落リスク

2020/03/12 15:16

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・トランプ米大統領は「欧州からの入国を30日間停止する」と発表。それを受けて日経平均は急落し、米ドル/円やクロス円も下落
・欧米株が大幅安になれば、米ドル/円やクロス円は一段と下落しそう

トランプ米大統領は11日(日本時間12日午前)に演説を行い、新型コロナウイルスの感染拡大への対応策として「欧州(英国を除く)から米国への入国を13日より30日間停止する」と発表。また、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業向けの低利融資を提供するため議会に500億米ドルの予算措置を求めるほか、一部企業や個人の納税申告期限の3カ月延長などの方針を示しました。

トランプ大統領の演説を受けて日経平均やNYダウ先物が急落し、外為市場は円の全面高となりました(米ドル/円やクロス円が下落)。米国が入国制限(人の移動の制限)をすれば、観光業や旅行業が打撃を受けることや企業心理を悪化させて世界経済に大きな影響を及ぼす可能性があるためです。

このあと取引が始まる欧州株式市場や米株式市場の動向に注意が必要です。米国の入国制限が材料視されて欧米株は下落する可能性があります。欧米株が大きく下げる場合、リスク回避の動きが加速して米ドル/円クロス円はさらに下がりそうです。NYダウ先物は日本時間14時40分時点で853ドル下落しており、米国株が大幅安で始まることを示唆しています。米株式市場は日本時間22:30から取引が始まります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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