(AM) 4日、カナダ中銀会合。米FRBに追随か

2020/03/04 08:59

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・市場はBOC(カナダ中銀)の利下げを確実視。焦点は利下げ幅へ
・米FRBとECB(欧州中銀)や日銀との利下げ余地の差が意識され、米ドルは軟調に推移しそう

(欧米市場レビュー)

3日欧米時間の外為市場では、米ドルが軟調に推移。一時、米ドル/円は106.890円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.12105米ドル、豪ドル/米ドルは0.66411米ドル、NZドル/米ドルは0.63215米ドルへと上昇しました。FRB(米連邦準備理事会)が0.50%の緊急利下げを行い、米ドル安材料となりました。

*FRBの緊急利下げについては、本日4日の『ファンダメ・ポイント(【特別版】FRBの緊急利下げのその後)』をご覧ください。

エレラ・メキシコ財務相は「新型コロナウイルスの感染拡大がメキシコ経済に与える影響について言うのは時期尚早だ」としつつも、「対応を調整するために政府はBOM(メキシコ中銀)と緊密に連絡を取っている」と語りました。BOMの次回政策会合は3月26日の予定です。

(本日の相場見通し)

昨日(3日)はFRBのほか、RBA(豪中銀)も利下げを行いました(RBAの利下げ幅は0.25%)。*RBAの利下げについては、3日の『デイリーフラッシュ(PM)』をご覧ください。

本日、BOC(カナダ中銀)の政策会合が行われます(政策金利の発表は、日本時間5日午前0時)。新型コロナウイルスの感染の世界的な拡大によるカナダ経済への悪影響を抑制するため、会合では利下げが決定されると市場はみています。利下げされれば、2015年7月以来です。

今回は利下げ幅が焦点となっており、市場の見方は“0.25%(通常の変更幅)”と“0.50%(FRBにあわせる)”で分かれています。そのため、BOCがどのような決定を下したとしても、カナダドルが反応しそうです。利下げ幅0.25%ならばカナダドルは強含み、0.50%以上ならばカナダドルは軟調に推移するとみられます。

米ドルは上値が重くなりそうです。ECB(欧州中銀)や日銀と比べてFRBには利下げ余地が大きく、市場はそのことを意識する可能性があるためです。ECBと日銀はマイナス金利です。米ドル/円106.437円(2019/10/4安値)に向けて下がるかもしれません。なお、FRBとECB、日銀の次回政策会合は、それぞれ3月17-18日、3月12日、3月18-19日です。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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