(PM) 豪中銀は0.25%の利下げを決定

2020/03/03 15:12

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、豪景気を支援することが利下げの狙い。追加利下げの可能性を残す
・RBAは6月までに追加利下げを行うと市場は予想。その後、量的緩和に踏み切るとの観測もあり

RBA(豪中銀)は本日(3日)、0.25%の利下げを決定。政策金利を0.75%から過去最低の0.50%へと引き下げました。利下げは2019年10月以来、4会合ぶりです。

声明は、利下げの理由を「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対応するなか、(豪州の)景気を支えるため」と説明。

「国外での新型コロナウイルスの感染拡大は現在、豪経済に重大な影響を及ぼしている」との見方を示し、「1-3月期の豪GDP(国内総生産)成長率は従来の見通しを大幅に下回る可能性が高い」と指摘。「新型コロナウイルスの影響がどの程度の規模になり、またどの程度続くのかを予測するのは困難だ」としました。

声明はまた、「引き続き状況を注意深く監視し、新型コロナウイルスが豪経済に及ぼす影響を評価する」としたうえで、「豪経済を支えるために、金融政策を一段と緩和する用意がある」と表明。追加利下げの可能性を残しました。

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市場では“利下げ幅は0.50%になる”との見方もあったため、0.25%の利下げ発表後に豪ドルが上昇しました。ただし、市場は6月までに追加利下げが行われる確率をほぼ100%織り込み、また“RBAは年内に量的緩和へと踏み切る”との観測もあります。ロウRBA総裁は、政策金利が0.25%まで低下した場合には量的緩和を検討する方針を示しています。RBAの利下げ観測は、今後も豪ドルの上値を抑える要因となりそうです。


(出所:リフィニティブより作成)

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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