(AM) 米CDCが新型コロナウイルスの米国内での感染拡大に言及

2020/02/26 09:35

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・新型コロナウイルスをめぐる懸念が一段と高まる
・本日26日、南アフリカの予算案発表。格下げ懸念は一段と高まるか

(欧米市場レビュー)

25日欧米時間の外為市場では、が堅調に推移。一時、米ドル/円は109.893円、ユーロ/円は119.417円、豪ドル/円は72.519円、メキシコペソ/円は5.719円へと下落しました。新型コロナウイルスをめぐる懸念やNYダウの大幅安を背景にリスク回避の動きが強まり、円高材料となりました。

(本日の相場見通し)

米CDC(疾病対策センター)は25日、新型コロナウイルスについて、「米国内で地域感染が発生する観測が高まった」と発表しました。新型コロナウイルスの感染は中国本土外へと拡大しており、とりわけ韓国やイタリアで感染者が急増しています。加えて、CDCが米国内での感染拡大の可能性に言及したことで、新型コロナウイルスをめぐる懸念が一段と高まりました。

引き続き、新型コロナウイルスに関する報道に注意が必要です。また、主要国の株価動向にも目を向ける必要があります。NYダウは25日、前日比879.44ドル(3.15%)安の27081.36ドルで終了。24日と25日の下げ幅は合計1911ドルに達し、2営業日連続の下げ幅としては過去最大を記録しました。

新型コロナウイルスをめぐる懸念がさらに高まる、あるいは主要国の株価が下落した場合、リスク回避の動きが一段と強まり、米ドル/円クロス円は下値を試す展開になるとみられます。米ドル/円は目先、109.535円(2/7安値)が下値メド、111.001円(2/25高値)が上値メドになりそうです。

本日はまた、ムボウェニ南アフリカ財務相が2020/21年度の予算案を発表する予定です。市場では、ムーディーズ(米格付け会社)が南アフリカの格付けを引き下げるとの懸念があります。公的債務が増加するとの見通しが示されるなど2020/21年度予算案の内容が格下げ懸念を一段と高めるものになれば、南アフリカランドに対して下押し圧力が加わりそうです。

なお、ムーディーズにおける南アフリカの格付けは、投資適格級最低の“Baa3”。ムーディーズが格下げすれば、南アフリカの格付けは3大格付け会社すべてで“投機的等級(ジャンク)”となります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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