(AM) 米ドル/円やクロス円は堅調に推移か

2020/01/21 08:40

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・米国は対仏報復関税の発動を年内見送るとの報道。リスク選好の動きが強まる可能性あり
・米国株が一段と上昇すれば、それもリスク選好へとつながり得る

(欧米市場レビュー)

20日欧米時間の外為市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね17日のNY終値近辺での“もみ合い”となりました。米国の祝日(キング牧師誕生日)に加え、米欧の主要経済指標の発表がなかったこともあり、様子見ムードが漂いました。

(本日の相場見通し)

トランプ米大統領とマクロン仏大統領は20日、フランスが導入した“デジタル課税”について両政府は協議を年内継続することで合意。また、米国は協議の間、報復関税を発動しないとの報道もあります。

米中が貿易協議“第1段階”で合意したことや中東情勢をめぐる懸念の後退を背景に、足もとでリスク選好の動きが強まりつつあります。20日は米国が祝日ということもあって米仏首脳の合意に対して市場は反応薄でしたが、今後改めて材料視されて、リスク選好はさらに強まる可能性があります。その場合、米ドル/円クロス円は堅調に推移しそうです。

米国の主要3株価指数(ダウ、S&P500、ナスダック)は17日にいずれも終値ベースで史上最高値を更新しました(20日は休場)。米国株の動向も材料になる可能性があり、米国株が一段と上昇すれば、それもリスク選好の要因になり得ます。

米ドル/円の目先のメドとして、上値が110.630円(2019/5/21高値)、下値は109.745円(2020/1/16安値)が挙げられます。

本日(21日)は日銀の金融政策会合が開かれますが、金融政策の現状維持が決定されるとみられます。黒田日銀総裁の会見の内容に目新しさがなければ、市場に大きな反応はなさそうです。本日はまた、トランプ大統領の弾劾裁判の審理ダボス会議(世界経済フォーラムの年次総会)があります。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。

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